
ということで、今年もおなじみになってしまった姫路市のある病院に行ったのです。それで、今回は生まれて初めてある検査をしてもらったのです。怖いもの見たさというか、3年ほど前には”頭部MRI”というのを受けてみたんですが、これは辛かった。このブログにもかつて記載したのですが、頭部MRIの記事私実は”閉所恐怖症”でして、あのMRIのドーナッツの中に頭を突っ込んでいるときには、その精神的苦痛は耐え切れなかったですね。・・・話はそれてしまいましたが、実はこの歳になるまでいわゆる”胃カメラ”を呑む必要が無かったということは、神さんに感謝すべきことなんだろうなと思いました。検査の担当者の方から、以前はいつ受けられましたか?と聞かれたので、”初めてです”というと、”ギョッ!”としたような顔をされていましたので。
で、まあ、怖いもの見たさもあったのですが、昨年ここでドックを受けたときに、診察の医師から、”これ見てみ、バリウム飲んだかてなんにもわからんやろ。なんでカメラ呑まへんねや!”と文句を言われたことがあったのです。しかし、専門家の医師から”なんにもわからんやろ”と言われても検査を受けているこっちも辛いよな。・・・ということで、今年は意を決して受けてみたのです。
それでは胃内視鏡検査の状況を紹介します。まず最初に、ソファーとオットマンの置いてある部屋に呼ばれ、問診です。内視鏡は初めてか?薬アレルギーは無いか?・・・異変が見つかれば組織をとること、それから、検査までの手順の説明。そして、まず、胃の中をきれいにする液をひと匙口に入れられる。そして、お皿を手に持たされ、口中に麻酔液を入れられ、のどを麻痺させるために、5分間上を向いていろといわれる。あ、そうか、それで、ソファーとオットマンがあるんだ。我慢できなくなったら、早めに吐き出してもいいといわれるが、後で機器挿入のときに辛い目にあわないように、精々がんばる。
その後、検査機械のある部屋に行き、ベッドに横になる。左腋を下にして横を向く。頬の下には皿が置かれ、唾液は流れるにまかせて、飲み込むなといわれ、マウスピースをくわえさせられる。内視鏡を挿入する医師(技師?)と看護師さんがいて、看護師さんは、背中をさすりながら励ましてくれる。(かわいらしい方だったので少々嬉しい)シャフトというか、器具先端がのど元を通るときには”飲み込むな、力を抜け”といわれる。気管支との分岐のところでは”息を止めろ”と、その後はあんまり感覚が無いが、胃の中で、あっちこっちへ方向を変えているときはそれなりの感覚がある。先ほどのどに含んでいた麻酔が効いているのか、あんまり”えづく”事もなく、看護師さんと検査担当の方の励ましや、進行状況の説明があるので、比較的落ち着いていられた。検査に要した時間は10分ほど。機具を抜くときもなんら支障もなく。辛くは無かった。ただ、検査終了後は、麻酔によるのどの痺れが約1時間続くとの事で、飲食はするなといわれた。
以上が胃内視鏡検査の初体験レポートです。決して好んでするものではないと思うが、少なくとも自分としては頭部MRIよりは辛くなかったことが幸いであった。
ちなみに検査結果はまったく問題なしでした。後ほど自分の食道や胃の内部の画像を見たが、その情報量はたしかに、バリウムとは比べ物にならないなと納得した。


