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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

荒起こししてたらトラクターが壊れた・・・。

稲刈りも終わり、来年の耕作に向けてトラクターで荒起こしをする。トラクターでの耕耘は年間3~4回、今回がサイクル中の1回目。
1.耕耘前
これが荒起こし前。お天気もいいし、3連休だし・・・と、いい気分でトラクターを運転していると、2/3ほど出来た所で急にエンジンが苦しそうにしだした。いったい何事かと、トラクターを止め、状況を確認すると・・・・おおっ!
2.壊れた
こんな部品のカケラが落ちていて、トラクターの後部についている、田を耕すロータリーの上のカバーが垂れてロータリーに接触していた。
6.ロータリー 3.ここ 4.壊れたとこ
場所はここ。なんと部品はプラスチック製で既に過去からひびが入っている形跡があった。我が家のトラクターは既に31年経過の老朽化マシンであり、経年劣化もあるのだろう。実は昨年はコンバインが壊れて代わりを購入したのだった。
8.古い
 製造後31年もたっていれば、恐らく農機具屋にも部品は無く、自分で修理するより他に手が無い!あわてて、手持ちの鋼材と工具を駆使して似たような形状のものを作る。
5.応急修理
 零細農家にとって、耕作機械の故障はその時点で廃業となる可能性が非常に高い。それはあまりにも農業から得られる収入が少なく、市街化区域であるために非常に高額な固定資産税が課せられているからだ。昨年、コンバインのクローラ部分が壊れた。修理に30万円かかると言われ、父親は私に真剣な顔で”どないする?農業やめるか?”と聞いたものだった。私は自分の代はやりたい。ただし、息子は恐らくやらないだろう・・・。と伝えた。父親は中古のまだ”生き”のいいコンバインを買ってくれた。
 そんなことがあったので、今回もまた廃業の危機だったのだ。今回は幸い似たような部品を製作する事が出来、何とかなったが、なんとも心の中に木枯らしが吹くような気持ちで農業を続けているのである。
7.完了
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