

稲刈りをした。台風19号が週末に来るというので、9日から仕事を休み、昨日11日の三日間で全て完了。幸いお天気もよかったので順調だった。

稲刈り及び脱穀をするコンバインは昨年、クローラ部分が壊れてしまい、修理に30万円もかかるとのことだったので、程度の良い中古を60万円で買った。これで2年分の収入は消えてしまった。そもそも、市街化区域の水田で農業をすること自体すでに破綻している。毎年固定資産税を40万円も支払っているのだから。そんな事を思っていると本当に脱力感にさいなまれてしまうが、美味しくて安全な米が食べることが出来ると思って気を取り直して作業に勤しむ。
今年は夏場、雨や曇りの日が多くて日照不足を心配していたのだが、幸い9月に入ってからは好天が続き、収穫量に大きな影響は無かった。
コンバインは調子よく、以前の機械に比べ随分高速での作業が可能になった。しかし、乾燥機と、米の選別、計量機械(何て名前か忘れた)の調子が思わしくなく、その対応に随分時間をとられてしまった。コンバインがそうであったように、他の農業機械も経年とともに壊れて行くのだろう。自分で直せる所は極力自分でやる。しかし、どうしても修理屋さんに頼らなければ出来ない事もある。大きな機械が壊れたらもう、その時点で稲作はやめる事になるだろう。実はそんな危機的な状況の中で細々と続けているのだ。


