FC2ブログ
 

2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

念願の山形旅行(その1)山寺

(これは8月24日の記事です)8月終わり頃、特別休暇3日間を利用して念願の東北は山形へ旅行してきました。何故念願かというと、実は私の好きな作家、森敦氏の”月山”や”天沼”の中に出てくる場所をいつか行ってみたいとおもっていたのでした。”国内旅行やし、そんなんいつでも行けるやん・・・”と思われる方も多いかも知れませんが、実は東北の各所は老後に放浪するために取っておきたかった場所でもあったんですが、歳を取って身体を悪くして行けなくなるかもしれないし、とも思ってこの度行くことにしたのでした。
 これから10日間ほど、旅行記を連載しますので見てやってくださいませ。
 さて、8月24日(日)12時半、伊丹発山形行きのボンバルディアCRJ200で待望の山形へ。揺れもなく快適な空の旅、わずか1時間15分で到着。なんだ、山形ってこんなに近かったのね。
 空港でレンタカーを借り、まず最初の目的地は松尾芭蕉ゆかりの山寺こと立石寺へ。
1.離陸

空港は晴れていたが山寺方面には黒い雲が。車の少ない田舎道を走っているとポツリポツリと雨が落ちてきた。山寺近辺の駐車場に入るともう傘がいるくらいの雨となった。立石寺にはけっこう多くの観光客がいた。外国人も多かった。2.立石寺
 とりあえず芭蕉の句碑である”せみ塚”そして仁王門まで行こうと石段を登る。ちなみに”せみ塚”は芭蕉の句”静けさや岩にしみいるせみの声”の句が彫ってあるものだ。3.せみ塚
 そこから仁王門まではそれほど遠くなく、鬱蒼とした森のなかなので、それほど雨には当たらない。周囲には巨大な岩があり、おおきな穴があいており、奇怪な様相を見せている。また、その岩にはたくさん文字や仏像のようなものが彫られている。立石寺の開祖(名前は知らない)がここを営業拠点と定めたのはこの巨岩と奇怪な浸食穴が作り出す光景に、何か尋常でない霊力があるように見せられるということを目論んだに違いない。私もこの景観はすごく興味深い自然の造形だと思った。4.奇怪な岩
仁王門まではそれほど苦労もなく上れたので、開山堂と五大堂という一番上にあるお堂まで行くこととする。五大堂からの眺めは素晴らしく、麓の集落や川、鉄道が一望のもとであった。5.開山堂
6.五大堂からの眺め
 そして下山。雨は強くなってきた、稲光りがすると、その直後、大音響の雷鳴が。少々怖くなってきて早々に下山する。受付け横の売店まで降りてくると土砂降りとなり、石段横の水路からは激流がほとばしる。売店では半時間ほど足止めされ、こやみになった頃に車に戻る。麓の川は山寺に登る前は清流であったのに降りてきた時は濁った濁流となっていた。7.濁流
気を取り直して次に今回の主な目的地である注連寺へ向かう。国道7号、高速道路などを走り、約1時間で注連寺到着。ほんとうに山のなかである。国道112号はよくこんなところに道を付けたものだと思うほどであった。山道に入ると電柱に注連寺への道しるべが延々と付いているので道を間違うことはない。旅行に出る前にGoogleのストリートビュウで確認しておいた道通りの景色が続く。一度見た風景は頭のなかに残っているものである。注連寺到着は17時過ぎ。もう内部には入れず、車が1台停まっているが、人はひとりもいない。本当は注連寺を見てから十王峠まで散策をしたかったのだが、残念ながらもう時間も無い。7.注連寺
注連寺はとても大きく、柱や軒下にも彫刻が施されたものであり、老朽化はしているが湯殿山信仰華やかなりし頃の隆盛が想像される。続く庫裏も二階建てのおおきなものであった。本堂の屋根雪が片側だけずり落ち、その影響で本堂が傾いたため、それに連動して傾いたという庫裏、この二階で森敦は一冬をすごしたのかと思う。庭には小説月山の碑があり、庫裏の壁には解説がはってあった。8.月山の碑
 本堂と庫裏の渡り廊下のしたから裏庭を見ると、なにかはなが植えてあった。菊だろうか。七五三掛桜を見て、宿へ向かう。梵字川や大網など、小説のなかに出てくる地名がたくさん出てくる。今回自分の中ではここ、注連寺が旅行のメインの場所だったのだが時間も無く少々残念であった。この次に果たして再びここにくることはあるのだろうか?それとも小説月山の中に語られたこの場所は、小説の中の風景としてそっと心に留めておいた方が良いのだろうか。
東北は、今、高速道路が延伸されており、宿泊地である温海(あつみ)温泉までは延々と長大トンネルが続いている。雪国でもあり、地形も日本海沿岸に山筋が走っているからであろうが、かなりお金のかかっている道路であった。

スポンサーサイト



PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

いつでも行けそうで、なかなか行けないのが東北ですね。
中でも山形が一番遠い所のように思います。
私は小説を読まないのでよく分かりませんが、山形の風景を楽しみにしています。

すだち | URL | 2014年08月30日(Sat)17:31 [EDIT]


すだちさん
 念願の場所だったんですが生憎の雨で、山寺と羽黒山では豪雨でした。信心の無い者が神社仏閣などに行くとこんなものです。

四方山果無 | URL | 2014年08月30日(Sat)22:15 [EDIT]