
かつて世界最速の処理能力を誇っていたスーパーコンピュータ”京”機会があって見学させていただいた。2011年6月と11月に世界最速の評価を受け、現在はアメリカのシステムに抜かれて3位とのこと。しかしながら、コンピュータの評価をするTOP500というランキングは、評価用のプログラムを走らせ、その処理速度を競うもののため、総合的な判断にはならない・・・との話もある。

”京”コンピュータがあるのは兵庫県神戸市の埋め立て地”ポートアイランド”三ノ宮駅から出ているポートライナーに乗って約15分ほどかな?神戸空港の一つ手前、京コンピューター前駅で降りて5分ほど歩く。6階建てのビル。敷地にはコンピュータ棟という京が設置されている建物と、熱源棟、ここはガスタービン発電機やコージェネレーションのシステムがある。そして、特別高圧の電力設備の建物がある。

入り口を入ると建物の模型があり、内部断面がわかるようになっている。”京”の本体は6階のフロアにある。6階は柱のない広大な空間で、その中に、”京”のラックがずらりと並んでいる。正確な数は失念したが、約800架ほどだったか?”京”は独立行政法人理化学研究所計算科学研究機構と富士通の共同開発とのことで、筐体には両方のロゴが入っている。

少々マニアックだが、”京を構成する筐体の1台がロビーに展示されている。高さ2.3mほどのラックに多くのCPUボードが搭載されており、水冷用の配管が各々から出ている。ボードは1架当たり24枚、ボード1枚には4個のCPU及び通信用チップが搭載されているので、合計96台のコンピュータが1架の中に収容されていることになる。詳しい事はこちらを見て頂く方が正確です。
http://www.aics.riken.jp/jp/k/system.html

”京”が設置されている下のフロアは電源設備や空調設備、そして、CPU冷却用の水冷システムなどが設置されている。こちらのフロアも広大だ。

最後にこちらは地下1階の様子。免震構造になっています。建物全体は地盤からは離れており、ゴムや鉛、鋼材による地震動を吸収する部材が沢山入っているのです。建物に接続される配管類はすべてフレキシブルになっていました。

”京”の開発にかかったお金は約600億円、建物も含めると1000億円くらいかかっているという。年間の維持費は約100億円とのこと。2006年にスタートした計画は途中で”事業仕分け”に合う。かの有名な「二番じゃだめなんですか?」といった当時の政権党の某議員が言っていた言葉が印象的だ。今頃その議員は”やっぱり二番じゃだめだったんだ”という事を身を持って感じていることだろう。つまらない話は置いておいて、”京”の利用はネットワークで出来る。ここもご多聞に漏れず、西の方にある大きな国からのサイバー攻撃を受けているとのこと。なかなか大変です。
コンピュータの発達は指数関数的だと言われている。ちょっと前のスーパーコンピュータの機能が今ではIphoneと同じだ・・・なんて話も聞いた。それでは、そのうちにここにある”京”の機能も手のひらに乗るぐらいになるのだろうな・・・と思った。ただ、科学技術の発達は不断の努力が必要だし、投入する費用も当然必要だと思うのだ。

”京”コンピュータがあるのは兵庫県神戸市の埋め立て地”ポートアイランド”三ノ宮駅から出ているポートライナーに乗って約15分ほどかな?神戸空港の一つ手前、京コンピューター前駅で降りて5分ほど歩く。6階建てのビル。敷地にはコンピュータ棟という京が設置されている建物と、熱源棟、ここはガスタービン発電機やコージェネレーションのシステムがある。そして、特別高圧の電力設備の建物がある。



入り口を入ると建物の模型があり、内部断面がわかるようになっている。”京”の本体は6階のフロアにある。6階は柱のない広大な空間で、その中に、”京”のラックがずらりと並んでいる。正確な数は失念したが、約800架ほどだったか?”京”は独立行政法人理化学研究所計算科学研究機構と富士通の共同開発とのことで、筐体には両方のロゴが入っている。



少々マニアックだが、”京を構成する筐体の1台がロビーに展示されている。高さ2.3mほどのラックに多くのCPUボードが搭載されており、水冷用の配管が各々から出ている。ボードは1架当たり24枚、ボード1枚には4個のCPU及び通信用チップが搭載されているので、合計96台のコンピュータが1架の中に収容されていることになる。詳しい事はこちらを見て頂く方が正確です。
http://www.aics.riken.jp/jp/k/system.html




”京”が設置されている下のフロアは電源設備や空調設備、そして、CPU冷却用の水冷システムなどが設置されている。こちらのフロアも広大だ。



最後にこちらは地下1階の様子。免震構造になっています。建物全体は地盤からは離れており、ゴムや鉛、鋼材による地震動を吸収する部材が沢山入っているのです。建物に接続される配管類はすべてフレキシブルになっていました。




”京”の開発にかかったお金は約600億円、建物も含めると1000億円くらいかかっているという。年間の維持費は約100億円とのこと。2006年にスタートした計画は途中で”事業仕分け”に合う。かの有名な「二番じゃだめなんですか?」といった当時の政権党の某議員が言っていた言葉が印象的だ。今頃その議員は”やっぱり二番じゃだめだったんだ”という事を身を持って感じていることだろう。つまらない話は置いておいて、”京”の利用はネットワークで出来る。ここもご多聞に漏れず、西の方にある大きな国からのサイバー攻撃を受けているとのこと。なかなか大変です。
コンピュータの発達は指数関数的だと言われている。ちょっと前のスーパーコンピュータの機能が今ではIphoneと同じだ・・・なんて話も聞いた。それでは、そのうちにここにある”京”の機能も手のひらに乗るぐらいになるのだろうな・・・と思った。ただ、科学技術の発達は不断の努力が必要だし、投入する費用も当然必要だと思うのだ。
スポンサーサイト


