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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

書評「塩の街」(有川 浩)

 今、(といっても随分前からですが・・・)大人気の有川 浩さん。有川さんの本を(特に文庫を)図書館で借りようとしてもなかなか借りられない。いつもいつも貸し出し中だから。でも、先週は幸運なことに1冊だけあった。それがこれ。
塩の街

 あ、話しは若干それるんですけど、毎週土曜日だったか、KissFMでやっているサントリー提供のWaiting-bar"Abanty"に有川 浩さんが登場していました。
 彼女のお話は・・・小説家には二つのタイプがある。一つは書き出しさえ出来れば最後まで小説が書けるという”ライブ派”そしてもうひとつが、筋書き、構成をきちっと決めて書き始める”プロット派”だそうで、かく言う有川さんはライブ派の場面が多いそうな・・・。
 ”塩の街”は”あとがき”で有川さんが解説していましたが、この小説は好きなように書いた初めてのもの・・・・だとか?・・・・ん?じゃあ有川さんは日頃はプロット派?私、山田のごく個人的評価ですが、”阪急電車”のあの考え抜かれた構成を見ると、私は、彼女はプロット派だと思いますね。”シアター”そして”シアター2”も十分事前に構成が練られたものかと・・・・。
 でも、そんな事を考えながら読む小説の味気なさ。やっぱり小説は没頭することが大切だと思います。その世界を楽しまなくては!
 すみません、それた部分から元に戻りまして、”塩の街”面白かったです。この題材ならもっと長編が書けていたんじゃないかと思います。結構駆け足で、美味しい所だけを出血大サービスしてくれたような気がしますよ。ヒロインの恋心ももっと発展出来ると思うし、軍隊ヲタクにとっては、基地内でのお話ももっとあってもよかった。そして、クライマックスは走り過ぎだと思う。もっと、沢山の取り巻きの話や、装備や、通信や、それを見守る、全世界のお話しを入れれば・・・・なんて素人が言っている話しなので無責任なことなのですが。
 でも、面白かった。「塩の街」続編が出てもいいんじゃない。その後彼と彼女はどうなったのか?嫌われ者のニセ司令官は何発殴られたのか・・・・?なんて興味がありますよ。
 僕の思いが有川さんに伝わる事なんかは絶対に無いとは思いますが、でもそんなふうに思える小説でした。

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