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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

マニアックな博物館(その2)

 さてお次もマニアックな世界です。東京都調布市にある電気通信大学へ行って来ました。
20.電通大
 ここには、こんな博物館があり、それはそれは沢山の電気通信に関する機器が展示されているのでした。
21.看板
 まず最初、入り口を入ると床に寝っころがっているのは・・・・光海底ケーブルの中継器です。ここにつれてきてくれた某私と一緒のマニアック御人はこの世界のプロとして活躍されていました。
21.海底ケーブル
 これは昔、帆船「日本丸」に搭載されていた船舶局です。製作メーカーは知る人ぞ知る・・・七洋電機です。
22.船舶局
 こちらは米軍のVHF無線機”PRC-10”とってもヘビーデューティーに造られています。
23.軍事用無線機
 こちらも珍しい無線機です。救命艇用の無線機です。500kHzの周波数で電波を出すもので、受信機は1943年、送信機は1944年。いずれも戦中ですね。
24.緊急無線機
 これもすごいです!!真空管1本で構成された、航空機用のトランシーバーですよ。2~3キロくらいしか電波は飛ばなかったようですが、双三極管で、発振と増幅をさせていたとのこと。零戦などに搭載されていたものだとのことでとてもコンパクトです。
25.航空機用1球無線機
 このタンスのような無線機は1942年に造られた安立製作所(現:アンリツ)の短波無線機。切り替えスイッチには古い時代の漢字で標記されているのでなかなか読めない。
26.巨大な無線機
 さて、これは何だと思いますか?実は手回し発電機なのですね。どのように使ったかは定かでないのですが、多分両側のイスにまたいで2人が向かい合わせで腰掛け、真ん中の機械の自転車のペダルのような物を両手でつかんで回したのではなかろうかと・・・・。イスが両側にあるのは間断なく発電するため、効率的に交代できるように2人分あるのでは?と・・・
27.手回し発電機
 こんな風に次々と興味深いそして歴史を感じさせる無線機を見ていくと本当に時間を忘れます。1台の無線機の前で1時間だって居れますよ。たかだか半日で全部を見ようなんて、なんともったいないとおもってしまうんですね。  さて、お次は変哲のない金属の箱です。これはダミーロード(疑似負荷)です。放送装置や無線機の調整を行う場合、アンテナにつながずに、このダミーロードにつなぐ事により電波を出さずに調整するというものです。V.S.W.R1.1、50KW、オイルで抵抗器を冷却しているようです。
28.ダミーロード
 こちらは比較的新しい無線機ですね。恐らくNTTさんあたりが使用していたマイクロ波の無線機でしょう。
29.マイクロは無線機
 ここには真空管も沢山集められています。
30.真空管の部屋
 なんとこれは第二次世界大戦末期、日本に潜水艦で運ばれた?と言われている、ドイツのレーダー”ウルツブルグ”に使われていた真空管とのこと。こんなの見る機会なんてほとんど無いでしょうね。
31.ウルツブルグ用真空管
 さて、ご案内も終わりに近づいてきました。ここの見学時間は16時まで。見学を終えてぼちぼち帰ろうとしていると、学芸員の方が来られ、私たちがみていた高速プリンタの話しをし出すのです。四方山話も交えながらお話していると、「時間があったら、音楽を一つ聴いていきませんか・・・」と誘ってくれました。それは、この黒い円筒形(ロウ管という)の媒体に記録されたもので、いわゆる蓄音機と言われるやつです。
32.ロウ管レコード 33.エジソンの蓄音機
 学芸員と話しをする前に、この蓄音機一度聞いてみたい・・・と二人で話していた所なのでした。レコードも、蓄音機もまさにエジソン社のものです。蓄音機の横のハンドルを結構長い間キコキコと回し、ロウ管が回転し出すと、ホーンの根本の針を下ろす。全く電気を使っていないのできっと小さい音だろうとおもっていたのでしたが、意外や意外!結構大きい音が出るのです。曲名は「アイネクライネ・ナハトムジーク」だったか・・・?感動ものでしたね。
34.ロウ管 35.エジソンと書いてある 36.ろうかん
 ロウ管のケースにはエジソンの顔写真の入っているものもありました。
この後、更に、レコードの自動反転や、入れ替え機構のついたプレーヤーのレストアの話しなど聞かせていただき、またビデオをみせていただいていると、時間は既に閉館時間の16時を過ぎていました。何度もお礼を述べて、辞したわけですが、本当に今日はよい機会に恵まれました。久々に幸運に恵まれた1日となりました。
ご案内頂き感謝です!
37.AMステレオラジオ
 最後になりましたが、これは1960年代のAMステレオチューナー。この年には当然の事ながら、AMステレオ放送がされていたはずもなく、どうしていたかというと、NHK第一、に右、第二に左というように、二つの周波数で送った音を二つのチューナーで受信してステレオにしたというもののようです。だからこの機械にはAMチューナーが2台入っているとのことです。そしてこれは、今回案内して下さった方が修理をし、ここへ寄付されたものです。
 歴史的な価値ある物を私蔵するわけではなく、後世の多くの皆さんのために公共の場へ寄贈される。素晴らしいことだと思います。(脱帽)
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