
この日は、ドア内張の修復に手を着けた。既存の内張は20数年前に一度レストアされている。しかし、その後、乗られることもなく、置き古しとなり、内装には水がしみこみふにゃふにゃになっていた。

まず、ボードと内装であるビニールレザーを分離する。間にはクッション材として、薄い綿のようなものがはいっている。

新しいボードは東京の佐久間木材と言うところで購入したもの。丁寧に梱包され、注意書きまで貼ってくれていました。
購入したボードはハードボードという商品名で、まさに、車の内張に使っている材料そのものです。厚みが3.5ミリ、大きさは、910×1820ミリ、価格は¥1,260-でした。

このボードにビニールレザーを剥がしたボードを乗せ、型とりをする。

ボードには裏表があり、元々のボードはビニールレザーが当たる面はざらざらした裏?面となっていました。
左が表で、右が裏です。


1枚のボードから1車分の内装が取れるかと、いろいろ配置してみたのですが、裏表を意識するとどうしても取れません。今回は2枚購入したので、”クロ”用と”たま”用をそれぞれ1枚で取るのではなく、それぞれの右用を1枚から、それぞれの左用を1枚から取る用にすれば表裏も合ったパネルが取れます。
さて、パネル取りのレイアウトが出来たらいよいよ切り出しです。材料のボードは分厚い紙のようなものなので、カッターナイフで切れると思いましたが、ちょっと無理。素直に鋸で切りました。また、ドアポケットの穴は、木工ドリルで丸穴を開け、ジグソウで切りました。いずれも端部は返りが出ますのでヤスリにて整えて置きます。


ということで、切り出したのがこれ。まだドアノブ部、ウインドウレギュレータ部、周囲の内装止め金具取り付け穴がまだですが、この日は時間切れとなりました。また、次回続きをアップさせていただきます。
さて、元々のボードは水で濡れて端部はボロボロと崩れてきます。新しく、しっかりしたボードになれば、強度的にも、精神衛生上も非常に良いですね。完成が楽しみです。
うまく行けば、117クーペキツネ号の内装もやり直そうか・・・・と思っているところです。



