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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

播但線

 いつもとは違い、今日は加古川駅から下り線に乗る。姫路経由で播但線に乗り、和田山まで行く予定だ。天気予報では寒波が来ているとのことで、山陰方面は昨日より雪とのことだった。奥さんに言われてズボン下、セーターで身を固め、現場用の昔某ダムにいた時の緑色のアノラックで出掛ける。加古川から姫路へは雪の気配も無く、うららかな春の日差しに和んでいた。
 

 姫路で播但線に乗り換える。姫路駅前は、再開発のため、かつての駅ビル?が壊され、大きな穴となっている。次は京口。
 京口(きょうぐち)は姫路駅からすぐ。昔、京都へ向かう街道の入り口ということでこのように名前が付けられたという。恐らく国道365号線のルートで篠山、亀岡経由で京都に入るルートじゃないかと思う。京都から随分はなれたこの場所に”京”という字が付く地名がある。ちょっと興味深い。
 京口を出ると左手の山の上に大きな囲いが見える。姫路城大修理の仮囲いだ。側面には姫路城が描いてある。お城全体を覆うこの仮囲い、すごく巨大なものだ。この囲いだけでも見ごたえ?のあるものだと思ってしまう。
 野里(のざと)・・・素朴な名前。
 砥堀(とほり)・・・、そういえば、昔姫路で仕事をしていた頃、隣の課の課長で一緒だったM氏が砥堀だったな。定年退職後元気にしているだろうか?
 仁豊野(にぶの)・・・高校生が降りて行く、学校があるのだろう。
 香呂(こうろ)・・・優雅な駅名だと思う。若い女性達が降りて行く。大きな荷物。職場の研修?
 溝口(みぞぐち)・・・、そういえばTコンサルタントの溝口さん、暫く合っていない(駅とは関係ない)
 福崎(ふくさき)・・・柳田国男の生家で有名な所。電車の中は、ほとんど空になってしまった。北の方角を見ると少し霞んでいる。雪かも知れない。
 甘地(あまじ)・・・、昔ここに移り住んだ人々は、土地が肥え、作物がよくできる事からここを甘地と名付けた・・・・なんて言い伝えがありそうな地名だ。
 甘地を出ると水田や山が粉砂糖をまぶしたように白くなっている。雪が降ったのだ。朝の日の光を浴びてなかなかきれいだ。
 鶴居(つるい)・・・昔、鶴がいたのだろうか?それとも、まだ今もいるのだろうか?左右に山があり、頂上付近に雲がかかっている。雪が降っているのだ。暖かい三月の雰囲気の中で、これが最後の寒波なのだろうか?
 新野(にいの)・・・左右の山は真っ白だ。雲間から差し込む日光のなかで小雪が待っている。次は寺前、ここで乗り継ぎ。40分の待ち時間だ。だんだん山が迫って来た。
 寺前(てらまえ)・・・改札で切符を買う。加古川から和田山まで1450円、タバコが欲しくて駅員に売店は無いか聞くが、無いとのこと。コンビニもまだ開いていないとのこと。タスポを持たない私は自販機ではタバコは買えない。
列車
 ホームには待ち合い室がなく、寒い中電車を待つ。20分ほどすると和田山行きのディーゼル車が1輛で来た。出発まで更に20分ほど待つ。乗り継ぎに都合40分の待ち時間。冬場の寒い中なのに、吹きっ晒しのホームで待つしかない。多少早い目には列車は来るがなんとも酷い扱いだ。噂では”はまかぜ”等の特急に乗せるため、播但線の普通列車は”わざと”不便にしている・・・なんて囁かれているらしい。旅行者は特急に乗って行けばそれでいいのだろうけど、地元に住む人たち(特に高齢者)に対しては酷い仕打ちをしているのではないだろうか?
 姫路では晴れていたが、こちらではだんだん雪が多くなる。今日は和田山の出先の担当のトンネル照明工事の竣工検査である。トンネルの中はまだ良いが、インターチェンジ照明の確認は寒くてちょっと辛いかもしれない。
 列車が出る頃には一両の車輛の中は満席になった。団体のおば(あ)さま達は、これから温泉にでも行くのか楽しげでかしましい。
レトロな列車
 長谷(はせ)・・・回りは白一色。民家の屋根も真っ白、桜の木の枝にも雪が積もって、春はまだまだ遠くのようである。
 長谷を過ぎると線路の両側に山が迫る。また、右側には谷がある。水面を除いてどこもかしこま真っ白。樹木の枝は樹氷のようになっている。
 生野(いくの)・・・日がさしてきた。雪がは止んで、山や野に積もった雪からの照り返しがまぶしい。生野は、生野峠や銀山で有名な所だ。昔、豊岡に住んでいたときは、社用車での大阪からの帰り、いつも生野峠の”峠の茶屋”で、うどんかそばを食べてから帰ってきたものだ。播但連絡道路が延伸した今、”峠の茶屋”はまだあるのだろうか?
雪景色2
 新井(にい)・・・S先輩の出身地、そして今も住んでおられるはず。国道312号線が走っている。交通量が少ないのは播但連絡道路ができたからか?
 青倉(あおくら)・・・横殴りの雪となった。目まぐるしく変わるお天気である。それとも自分が移動しているからそう見えるのか?
 竹田(たけだ)・・・竹田城と竹田家具で有名な地、見上げると山の頂上に竹田城の石垣が見える。「播但線、心がなごむよ四季の窓」播但線複線電化促進期生同盟の設置したカンバン。次はようやく目的地の和田山だ。
雪景色
 播但線の普通列車はなかなか”乗りがい”がありました。世知辛い時代で、移動距離が100キロを越さないと出張の時に特急料金が出してもらえません。明日の帰りもまた普通列車に乗ることとなります。でも、素朴な雰囲気とゆっくりとした時間がいやでも?楽しめそれはそれで・・・
(2012年3月12日の記事です)

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コメントコメント


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素晴しい描写力、流石「活字中毒者」の四方山さんならではの力作ですな。
 あたかも自分がその場に居る臨場感を感じました。
 >播但線の普通列車はなかなか”乗りがい”がありました
 ちょいと前ですがお仕事で某所に行くべく水郡線を一日で全線踏破しましたがネ、ケツが4個に割れてました。
 と言う割りにはダイヤを読み取り途中下車して温泉に浸かったり名物の蕎麦を食ったりして挙句に仕事は20分程でおしまい。
 何をしに行ってるのやら?アヤシイおやぢです。

欠食児童 | URL | 2012年03月18日(Sun)01:24 [EDIT]


毎日の通勤でお世話になっている「播但線」ではないですか。
今日の帰りのアナウンスでは、「終点寺前から和田山接続は3分です。」って言っていました。四方山果無さんは運が悪かったのでしょうかねぇ?
マイ箸持参でしたか?帰りの紀行文もお願いします。

>「播但線、心がなごむよ四季の窓」播但線複線電化促進既成同盟の設置したカンバン。
「複線電化」に「四季の窓」は説得力にかけませんか?
 

Gやん | URL | 2012年03月18日(Sun)01:28 [EDIT]


欠食児童さん
>水郡線を一日で全線踏破しましたがネ、ケツが4個に割れてました。
ははは。仕事でなければワンカップ片手に気楽な旅ができるんでしょうけどね。
 ここ最近で近隣のローカル線である加古川線と播但線に乗ったので、次は姫新線に乗りたいものです。

四方山果無 | URL | 2012年03月18日(Sun)05:20 [EDIT]


Gやんさん

 マイ箸持っていきましたよ。播但線は車内販売が無いので必需品ですね。(使いませんでしたが・・・)
>「複線電化」に「四季の窓」は説得力にかけませんか?
うーん確かに。もっと切実さがいるでしょうね。しかし、複線電化より先に待合室を作って欲しいですね。
 香呂駅前にGやんさんの車が無いか探していたのですがわかりませんでした。

四方山果無 | URL | 2012年03月18日(Sun)05:25 [EDIT]