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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

日本は災害が多い国です。

9月1日に襲来した台風12号の影響により、紀伊半島南西部の那智勝浦町や新宮市、三重県の紀宝町は甚大な被害を受けました。また、奈良県の十津川流域と和歌山県田辺市には土砂崩れによる“堰き止め湖”が出来、現在その対策に追われています。
今回の災害の直接の原因は台風12号が奈良県、和歌山県エリアにもたらした1000ミリを超える降雨でした。特に上北山村では1800ミリ、日本で一番雨が多いと言われている大台ヶ原では2400ミリと年間の総雨量に迫る量の降雨がわずか4日の間にあったということになります。和歌山県と三重県の県境を流れる熊野川の支川、相野谷川の水位は堤防の高さより8メートルも高くなり、多くの建物が水没しました。
私は電気通信関係が担当ですので、被災直後は和歌山県田辺市にある出先の事務所にて衛星通信機材の配置や、水没した樋門やポンプ場への発電機の設置、水没した水位観測装置や監視カメラの修理等の手配を行いました。また、この度大きな問題となっている“堰き止め湖”の対応では、早期に現地の画像を伝送するため西日本各地の出先機関に応援を求め、衛星通信車により現地から画像を送りました。その後も監視カメラの増設、対策工事が長期に及ぶ見通しから、伝送路の通信衛星経由からインターネット回線へ切り替えを行っています。現在は11画像の伝送を行い内7画像は放送局及びインターネットに公開しています。
田辺市熊野(いや)の現地にも行きましたが、膨大な量の土砂崩れ、それに伴う堰止め湖があり、一見、林に見えているエリアは実は全て滑ってきた山の表皮部分であり、樹木ごと谷まで滑ってきたこととなります。現地はきつい刺激臭があるので聞いてみると、土砂崩れにより倒されたり折られたりした檜の臭いだとのこと。現地では排水作業と水路の構築が始まっており、正月には避難されている方々が自宅で過ごせる事を目標に対策工事を実施しているとのことでした。
今回の台風では90名近い方が死亡又は行方不明になっています。亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います。
崩落斜面 滑ってきた山肌 埋め尽くされた谷 現地のカメラ
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