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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

117クーペのECUをさわった

3週間ほど前、わが117クーペキツネ号が土砂降りの雨の中、名神尼崎インターを降りた所で止まってしまった。セルは回るけど一向にエンジンが再起動する気配はなく、たまたま道路も2車線であったため、開き直ってJAFを呼ぶことにした。JAFに加入してもう30年、その間に利用したのは4回だけ。バッテリー上がり1回、父親の車のカギ閉じこめ1回、友人の車のカギ閉じこめ1回、そして丹後半島の山道で、対向車が側溝に落輪したのを発見したためそれで1回。自分の為に利用したのはなんと神鍋スキー場でのバッテリー上がり1回切りなのですね。なんと幸運が続いたことでしょうか!ということで、今回が実質2回目となるところでした。しかし、JAFは到着までに40分ほどかかるとのことで、どのみち外は土砂降りでそとへ出てボンネットを開けるわけにも行かず、定期的にセルモーターを回していたらなんとエンジンがかかってしまったんですよ。急いでJAFにその旨を連絡し、キャンセルして自走で伊丹の「スピードウェル」まで走行し、クーラーのガスチャージと共に原因をY本さん(お兄さん)に見てもらったのです。しかし、しかし現象は再現せず、その日は無事に自宅まで帰れたのでした。翌週の「いすゞ117クーペオーナーズクラブ」のイベントで能登へ行く時は流石に不安もあり、”キツネ号”では行きませんでしたが、このまま放置しても原因も分からないため、不安が残ったままとなってしまいます。そこで、とりあえず、クラブ員の方々の過去の障害及びその原因を思い起こしながら、同じ場所をさわってみようと思ったわけです。
まず、最初に触ったのがECUのはんだ付け補強です。
これはクラブの関西支部長である"I"さん他何名かが経験された症状です。
12.銘板 13.綺麗な接点
私の117クーペは1980年式PA96XGですからツインカムです。銘板の標記が"WE"とあるのが適合するECUです。ECUの上面には35ピンのコネクタがあります。外してみると接点はとても綺麗です。
14.異常なし1 15.異常なし2 16.異常なし3 17.異常なし4
 内部にはベークライトの両面基板が2枚あります。一見してもハンダの割れや剥がれは見あたりません。顔を近づけて詳細に見てもハンダ付け状態はきわめて良好のように見えます。部品搭載面もきわめて良好ですねー、電子機器の寿命を左右する電解コンデンサはつかわれておりません。その替わりに高価なタンタルコンデンサがつかわれていました。ICは全て日立製でした。117クーペの電装品はほとんどが日立のようですね。
 トランジスタは2SA833と2SC1388の2種類のみでしたね。あと、パワートランジスタが1個2SD412でした。
 こんなに綺麗なハンダ付けの状態なので、これを補強すべきかどうかずいぶん思案しましたが、折角車から外したことなので、とりあえず片面をやってみることにしました。
18.ハンダ修復 19.ハンダ修復
 やりかけて見るとこれがなかなか難しい。23WのIC用の先の細いハンダ鏝を使ってやったのですが、プリントパターンの上に乗っているハンダを溶かすと抵抗やコンデンサの足からハンダがはじかれてかえって接触不良になってしまいそうです。とりあえず、錫60%の従来のハンダを盛って行きます。しかし、たくさんの箇所があって段々嫌気がさしてきます。1枚が終わるのに1時間30分近くもかかってしまいました。(もーいや!)
20.修復完了 21.修復完了詳細
これが、補強後の姿ですが、あんまり綺麗とはいえませんねー。なんだか”テンプラハンダ”をつけているような雰囲気です。(恥ずかしい)
1枚完成したら、とりあえず基板面の清掃を行い、ビス6本でシャーシに固定し、ケースに収容します。夕方、奥さんから買い物をたのまれていたので早速ECUを仮に取り付けて試運転。我がクーペは何事もなく動きましたとさ。
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コメントコメント


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路上行き倒れ12回(未遂含む)なワタシ

>とりあえず片面をやってみる
 ああ~~~!釈迦に説法かと思いますケド。
イキナリハンダ修正をするのでは無く、動作状態で基板のアチコチを小さなゴムハンマーで叩くと症状が再発する場合が有りますのでこれで凡その不具合箇所を特定します。
 更にアヤシイ箇所のランドを天眼鏡でつぶさに観察してハンダの割れやクスミ等を観察し芋半田やハンダ割れを見つける。
 次にハンダ吸い取り機で古い半田を除去して新しい半田(間違ってもRohs指令準拠ハンダなんぞ使ってはイケません)を入れなおします。
 ただハンダ以外にもパターン切れも頻発しますから天眼鏡でよ~~く見て下さい。
 原因なんですがベークライトや紙エポは温度の変化で収縮する度合いが大きく、製造時には正常でも経年の伸縮に耐えられずハンダ割れやらパターン切れを起こします。
 せめてガラエポならその危険性も少ないのですが・・・時代が時代ですからね。
 ワタシはこのやりかたでECUと時計を修理しましたが今の所元気です(だと思う)。
 え?「ECUはええからラジオ早よ修理せんかいぃ!」ですと?・・・シクシク・・御意m(._.)m
 
 

うんつく | URL | 2011年06月20日(Mon)20:12 [EDIT]


うんつくさん
 実はかなり詳細に基板の隅々まで見ましたよ。でも、何も異常は発見出来ませんでした。触らない方が良いのではと思う位完璧な状態でしたね。プリントパターンもコーティングされており問題なし。一部コーティングが恐らく製作時の熱の影響で劣化していましたが、パターンは問題なし。
 打診は実は車が止まってしまった時にケースの外から壊れる位にどつきましたし、その後自宅で障害が再現出来るかとなんども振動を与えました。しかし再現はしませんでした。コネクタの接点も綺麗だったし。多分原因はECUではないでしょう。

四方山果無 | URL | 2011年06月21日(Tue)00:36 [EDIT]


四方山果無さん、どつきましたかぁ?

雨による湿気は関係ないでしょうか?

燃料系が気になります・・?

私は、エンジンを良く廻した後、信号待ちで止まるときなどに、クラッチをしっかり切らなかった時(半クラ)に止まったことは数回あります。

Gやん | URL | 2011年06月22日(Wed)22:50 [EDIT]


Gやんさん
 了解です。雨の影響もあるかも知れません。何度かセルを回した際、燃料ポンプのうなり音が聞こえなかった気がします。そのあたりも次回確認して見たいと思います。

四方山果無 | URL | 2011年06月23日(Thu)01:55 [EDIT]


あちこちで釈迦に説法なワタシ。
>基板の隅々まで見ましたよ
 通信機器の修理の場合その80%は目視で不良箇所が特定出来ると言うデータが有りますが・・・流石にパターンの切れや半田割れは目視では無理な場合が多いのでゴムハンマーでコンコン叩く事になります。
 >多分原因はECUではないでしょう
と言う訳でワタシもそう思います。

御指摘Gやんさん
>燃料系が気になります
 わしもそう思う・・・です。
 使い古しネタですがエアフロ内部に有るポテンショメータの脇に燃料ポンプを駆動する接点が有りやたら腐食します。
 直接ポンプを駆動してる訳では無くポンプリレーのコイルを動かしており極めて小さな接点なので気がつきません。
 蓑虫クリップでこの接点にテスターを接続し、指でポテンショメータを弾くと時々抵抗値が無限大になったり突然復帰したりするので判定可能です。
 この原因に気がつく迄に半年以上かかりましたです。

うんつく | URL | 2011年06月23日(Thu)22:42 [EDIT]


うんつくさん
 >多分原因はECUではないでしょう
了解です。私もそう思います。いたづらにさわって不良になるリスクを考えるとこのままの方が良いかも知れません。
 でも、一度、ハンダ割れなどをおこしたECUの状況を見てみたいです。

 さて、エアフロの中の燃料ポンプ用の接点。私もその存在はしっていますが、そのような接触不良になるとは思いませんでした。基本的には密閉されていますもんね。(でも私のは開封?済み。)早速状況を確認してみます。貴重な情報をありがとうございました。

四方山果無 | URL | 2011年06月24日(Fri)04:56 [EDIT]