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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

”しろかき”をした

 朝から雨模様の中、”しろかき”を行った。これは田植えの前に水田表面を柔らかく、かつ平坦にして、田植えをしやすくするための作業(だと私は認識しているんですが、ちがっていたらご指摘ください)である。
1.用水路 2.引き入れの水路
 まず、前日から水田に水を引き込む。加古川から取水され、農業用水路を流れてきた水は分岐が繰り返され、我が家の水田近くになると、こんな細い水路になる。写真左は農業用水路(幅約30センチ)、右は我が家の水田に水を引き入れるための水路(幅約20センチ)。
3.フォーメーション1 4.フォーメーション2 5.フォーメーション変更
水を引く方法は、農業用水路を堰き止め、我が家の水路に水が入るようにする(写真左)。水が水田一杯に入り、それ以上入れなくてよくなったら、浸透分を補給するだけでよいため、農業用水路中に石を置き、少し堰上げるようにして導水する(写真中)。引き入れる水の量を調整するためにはこの石のフォーメーションを変えて水量を調整するのだ。父親にいろんなフォーメーションを教えられる。しかしなんと原始的な方法か!
6.トラクタ準備 7.トラクタ準備均し板 8.装着後
”しろかき”前にトラクタの準備をする。
まず、土を耕起する爪がくるくるまわっている部分(これをロータリーと言うらしい)の左右にある車輪の軸を伸ばし、ロータリーがあまり深く土を耕さないようにする。そして、真ん中の写真にある、櫛状の鉄の板をロータリーの後ろに装着する。この板が水田の表面を均して行くのである。これの装着は結構重く一人では大変な作業なのだ。
9.作業前 11.作業中 10.出来上がり
雨が降ったり止んだりの中、水が入った水田(写真左)を”しろかき”してゆく(写真中)トラクタは土砂を撹拌しつつ、鉄板で均して行く作業をしているのだが、仕上がりは右のようになる。水田全体が均等に均されて凹凸が無くなり水面下となっているのだ。うまく”しろかき”しようとすれば、入れる水の量が重要で、少なすぎるとトラクタに負荷がかかり、うまく行かない。また多すぎると、平坦になっているかどうかが解らない。水田の表面積の半分くらいが露出している状態まで水を入れればちょうど良いようだ。
12.約20センチになった苗
午前中に3カ所ある水田の”しろかき”は無事終了。水田の一部を区切って”苗代”を作り、育てていた苗も”しろかき”のため、一度引き上げる。約20センチまで成長した苗は、植えるには十分な大きさだとのこと。明日は田植えだ。
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