FC2ブログ
 

2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

震災対応応援日誌(その4)余震

 3月11日に発生した東北地方の大地震により被災されたみなさまにお見舞い申し上げます。また、不幸にしてお亡くなりに成られた方々のご冥福をお祈り致します。
 4月4日より約10日間、東北方面へ震災対応の応援として行って来ました。差し障りの無い範囲で現地の状況や感想などをアップさせていただきます。

 本日は1日情報通信技術課内にて衛星車支援であった。四国のチームは気仙沼の無線中継所の点検に行っている。

 夜いつものように近畿から同行しているN君とミーティングを行い、11時頃テレビを見ながら携帯メールを打っていたところ、突然大きな揺れが来た。最初は上下振動そして大きな横揺れ、なかなか揺れはおさまらない。ベッドから起き上がりデスクをつかみ立ち上がろうとするがゆれがひどくて立ち上がれない。ようやくバスルームに入り体を支持していると、停電し非常灯が点いた。非常灯が点いているうちにと思い、スーツケースから、ヘッドランプとラジオを出してスイッチを入れる。この度の地震は2月11日の余震とのことで、仙台では振動6強、マグニチュード7.1、比較的大陸に近いところが震源で、深さが66キロとのことであった。

 大阪の上司へ自分が無事である旨メールを打っていると、N君とロジ班のM氏が大丈夫か?と部屋を訪ねてくれた。そして、これから出先へ行くというので、準備して早々にロビーへ行くと伝え着替える。12時前、ロビーに降りると、すでにロジ班、リエゾン班等の4名が集まっており、残り2名を待って車で職場へ向かった。車の中では早速、各地にいるリエゾンやほかの班の安否確認を始める。私は衛星班の安否を山形蔵王に滞在しているY君に電話して確認し、もう一台、陸前高田市で衛星車を運用している班の安否を確認するように伝えた。

 本局では東北の電気通信職員が災害対策室に1名詰めていて、予備発電設備の点検及びマイクロ回線の点検を頼まれる。早速1階へ降り、予備発電機の状況を確認する。動作良好、燃料もほぼ満タン。次に4階の無線室、情報室へ行く。床には書類や、キャビネットが落下したり移動したりして散乱している。机の引きだしはみんな出てきている。あちこちからアラーム音が聞こえている。ネットワーク監視装置の端末を見つけて、東北管内の状況を見るとアラームの山。運転監視員の見ている監視端末では、序々に回線が復旧している状況がわかる。多くの事務所が余震で停電し、ネットワーク機器は電源保障が予備発電機のため、瞬時停電で一度停止し、予備発電機から電源が供給され始めると立ち上がるためこうなるのであろう。

 災害対策室本部に行き状況報告した後、情報通信技術課にもどる。順次参集できる職員が参集して来ている。1時頃、本部会議が開催されたが、余震があったということのみで、早々に終了していた。東北の職員は、他の職員の安否確認の後、管内の無線設備、電源設備の状況を確認していいた。やがてS課長も来所し確認状況を部長に報告し3時に態勢の縮小をすることとなった。

 幸い、この余震による職員の死傷者はなかった。また、東北管内の出張所、無線中継所等のうち約80カ所が停電し、予備発電機が回っているとのことであった。

 3時過ぎ、ロジ班の所へ寄りN君、M氏と共に3人で宿へ帰る。仙台市内は事務所周辺では停電していたが、少し離れた定禅寺通りの南側は復旧していた。地震の影響か、窓ガラスが割れていたり、交通信号機の周囲にカラーコーンがあると思ったら、歩行者灯具がケーブルのみで垂れ下がっていたりしていた。停電が続いているガソリンスタンドではアラームが鳴り続けていた。

 大きなビルでは、航空障害灯のみが点滅していた。町中の停電エリアにくると、街灯も、信号もないため本当に暗い。空には星が見えていた。
 

スポンサーサイト

PageTop
 

コメントコメント


管理者にだけ表示を許可する
 

おはようございます。
職場は違え似た様な事やってますね。
幾ら最新鋭の通信機とは言え電気が無ければゲルマニュームラジオより使えない代物に成り下がります。
 そんな時に活躍するのが発々と蓄電池なんですが普段は用無しなんで冷遇されてますよね。
案外なのが発々の燃料で放置されたまま結露で水が溜まってたり腐ったまま、更に起動用の蓄電池がダメだったりで満足に動く発々は少数派だったりします。
 正に「天災は忘れた頃に」&「備え有れば憂い無し」なんですがね。
 未だに「電池買うたる!」なんて言うて来る大手企業さん数多なんですが・・「アリマヘン」です。
 

うんつく | URL | 2011年04月20日(Wed)05:36 [EDIT]


うんつくさん
 相変わらず早いですね。自然に目が覚めてしまうのかな?そういう年頃なんでしょうか?
>電気が無ければゲルマニュームラジオより使えない
ホントですね。これからは、”一家に1台ゲルマラジオとクリスタルイヤホン”なんてことになるのかも?
>結露で水が溜まってたり腐ったまま 
これがよくあるんですね。イザ使おうとしたら回らない。小型のなら、必死の形相でリコイルスターターを引っ張りまくっているなんて光景が・・・。
本当に日頃から発々も試験しとかなくては・・・と思います。
 同じような事例が今回も一つありました。衛星通信は訓練もしているので、ちゃんと動くのですが、それに接続されている簡易交換機さらにその先にあるPHSのバッテリーが劣化していてすぐに上がってしまう。民生品だからいつでも何とかなる、てなことで放置していた部分がアキレス腱になったのですね。
 システムトータルで点検しなければ・・・という大きな反省点です。

四方山果無 | URL | 2011年04月20日(Wed)05:55 [EDIT]


流石業界人四方山さん
>PHSのバッテリーが劣化していてすぐに上がってしまう
 はいはい!先日某大手さんから相談が有ったんで「今の内に蓄電池は外した方が良いですよ」と言うときました。
 怖いのは通信断より復電した時、超劣化し極板が歪んだ電池に充電が始まると・・・ゾゾゾゾ。

うんつく | URL | 2011年04月20日(Wed)20:40 [EDIT]


うんつくさん
 それって爆発するということですよね。
ほんとPHSは思わぬ落とし穴でした。
でもデジカメやケータイの電池は特殊なのか高価ですよね。もう少しリーズナブルにならないものかと思います。

四方山果無 | URL | 2011年04月22日(Fri)18:19 [EDIT]