
聖路加国際病院理事長・名誉院長 日野原重明著、講談社
習慣1:愛することを心の習慣にする
いくつになっても愛することを忘れない。喜びや楽しみは人と分かち合った分だけ大きくなっていくもの・・・。心健やかに人生を楽しむためには「憎む」という気持ちを持たないこと。悪口を言っても心は満たされない。
習慣2:「良くなろう」と思う心を持つ
欠点や弱点を克服し、もっと良くなろうという気持ちを心の習慣として持ち続ける人は、どんなときでも力強く、楽しく生き抜ける。誰が選んだものでもない、自分で選んで歩き出した道だもの。人生には多くの選択をする場面がある。つねに「良い方向」を選択できるように習慣づけること。一度しかない人生、一つしかない体。大切にしなければならない。そのためには良い習慣を身につける必要がある。
自分も大切に、人も大切に。環境を変えて見るのも手。人の顔つきも習慣である。
習慣3:新しいことにチャレンジする
これまでに得てきた知識や体験を、子供や若者に伝えるのは人生の先輩として大切な仕事である。いくつになっても新しいものにチャレンジすることは生き生きと人生を送るうえで重要なことである。
習慣4:集中力を鍛える
好奇心と興味は若さの象徴。小さなことにも注意深く。人の変化もよく見ていく。
習慣5:目標となる人に学ぶ
学び、考え、人生を広げる。人生の午後をどうデザインするのか。自分が目標にしたいと考える人の事を知る。また、その師についても。「考える習慣」「正確に捉える習慣」「観察する習慣」「読書する習慣」
あすについて思い煩わないこと。今日すべきことを精一杯やること。考える習慣が好奇心を育てる。
習慣6:人の気持ちを感じる
いたづらに、せかせかするな。感謝の気持ち、感動する気持ちを大切に。
習慣7:出合を大切にする
人とので合い、者との出合を大切にする。死を受け入れること。死を恐れない、命は循環するもの。
元気の度合いは心で決まる。
生き生きと暮らすことが心を健やかに保つ秘訣である。朝起きたとき、「今日も元気に頑張ろう」と思えるように。
習慣12:楽しみを見いだす
心に美しい習慣を・・・。「人にやさしくありたい」「愛情あふれる人でいよう」「プラスイメージを描く習慣」
習慣13:ストレスを調節する
忘れっぽくなるのも手。誰にもストレスはある。ストレスがなくなると実は生きてはゆけない。ストレス解消のためにはいつもと違った行動も・・・。
一日1回は自分の内面を見つめる
自分の直面した現実を受け入れ、その責任を自分に問いかけるのは大切なこと。
人生悪いことばかりではない
わるいことばかりが続く訳ではない。
人生のビジョンを立てる
夢を持つことと同じ。ビジョンを持って生きていけば、人生ははつらつとしたものになるのだ。
自分の事を好きになる
自分に興味を持つことは大切なこと。アン・リンドバーグの「海からの贈り物」では、今までの自分のせおってきたものや背伸びの部分を解放し、「内なる自分」に目を向け外の自分と調和することの重要性を解いている。今まで気づくことのできなかった、いいところや新しい希望が見つかる。「自分探し」は面白く、わくわくすることです。


