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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

六甲山無線中継所

 兵庫県神戸市に六甲山という山がある。そこに私どもの管理している無線中継所があります。地元民ではありながら、今まで行く機会がなかったのだが、先週初めて行く事が出来た。六甲アイランド方向

 昨年度、ここに、ゲリラ豪雨を検出する”気象レーダー”の設備を設置する工事を担当したのだが、一度も現地へ行く機会がなかった、この度は無理矢理予定を作り、ようやく見に行く事が出来た。
 レーダーの電波はXバンド(8~12GHz帯)と言われる周波数帯を使用したレーダーで、観測範囲は狭いが豪雨が発生する初期段階からの観測が可能であり、複数局の観測データを合成することにより、精度が高まるのである。昨年度はこの六甲山を含めて4局設置した。また、電波を水平と垂直に発射することにより、雨粒を立体的にとらえることができ、雨量強度の観測精度が向上する。さらにドップラー観測を行うことにより雨域の移動方向や速度がわかる。という素晴らしい設備です。鉄塔レーダーのアンテナはこの鉄塔の一番上にあるFRPのドームの中でくるくる回っています。レーダー送信機そしてこれが、レーダー電波を発射する送信機です。電波はクライストロンという真空管で増幅され、出力は20KWだったか・・・かなり強力な電波を発射しています。これで観測範囲は半径約60キロ。これがクライストロンです。クライストロンちょっと形はみえませんが。
ここには他に、災害対策用のマイクロ波の無線設備マイクロ波無線機
や、土石流などを観測しているテレメータ装置テレメータ
など多くの設備があります。ま、マニアックな仕事ではありますね。


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コメントコメント


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凄い仕事をされていますねぇ!
神戸の河川でゲリラ豪雨による鉄砲水で人的被害が出ましたが、その事を受けての設備でしょうか?
自然現象をいち早く把握することは、対策への第一歩ですものね、スケールのデカイことと緻密さに驚きました。

Gやん | URL | 2010年08月14日(Sat)08:55 [EDIT]


Gやんさん
 神戸の災害が契機になっているのでしょう。
このシステムは関東や北陸、中部でも導入され、今後も増えていくと思われます。私は工事契約というごく一部の作業をしただけですが、今も、観測値の精度向上や、予警報のやり方など、多くの研究期間が研究されています。なお、観測データはインターネット上に常時公開されていますのでまた見てみてください。

四方山果無 | URL | 2010年08月14日(Sat)17:53 [EDIT]


>出力は20KWだったか
 カップラーメンに水入れてアンテナの前に置くと30秒位でジュルジュル食える?
 コンビニ弁当を温めるのにも便利そうですね。
弊社でも5Ghzとか25Ghzのマイクロが有りますが精々30mw位なのでかなりムリポ(爆)。

うんちく | URL | 2010年08月15日(Sun)10:33 [EDIT]


うんつくさん
>コンビニ弁当を温めるのにも便利そうですね。
私不思議に思うのですが、アンテナの前を横切った鳥はヤキトリにならないんでしょうかね?あ、いずれにせよ私は鳥料理は苦手なんですがね。

四方山果無 | URL | 2010年08月16日(Mon)06:13 [EDIT]