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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

カルマンギア復活プロジェクト(その9)錆転換剤塗布

 本日、関西の方では梅雨明けしたみたいですね。昔は”梅雨明け宣言”なんて言って気象台は威張って言っていたのにたびたびそれが外れるものだから、今日のテレビのニュースでは”梅雨が明けた模様?”とずいぶん自信無げに言っています。かっこよく威張って”宣言”して外れるより、謙虚な態度の方が好感が持てます。そもそも国民の血税を使って整備した観測装置やコンピュータで予測するんだから、自分の手柄のように言うべきものじゃないんですよね。素晴らしいお天気  さて、久しぶりの青空!少し風もあって気持ちがよい。家の前の水田では、一月ほど前に田植えした稲がこんなに大きくなっています。よく見ると小さなフナの稚魚がたくさん泳いでいますね。(見えますか?)これからいよいよ本格的な夏ですね。 稲もこんなに大きくなりました 稚魚がいっぱい    久しぶりに”たま”にかまってやれます。今日は、keiji117さんにお借りしているフランジツールで、シャーシ開口部にフランジを付けてみました。 フランジツール全景 フランジツール刃の部分 錆復活  フランジツールは空気圧を利用して、鉄板の端部に、段を付けて折り曲げる道具です。鉄板に段がついているのがみえますかね?鉄板を一段奥にまげることにより、開口部の蓋がそこに収まるようにするのです。初めて使用させていただきましたが、使い方は簡単で力もいらずなかなか便利です。以前117クーペのリヤバンパーしたの錆穴を防ぐのに、ヤットコのような、挟み工具を使って同じような加工をしていました。しかし、時間がかかり、力が必要でずいぶん苦労したのを思い出します。  さて、この開口部、よく見ると、ずいぶん錆が進行しています。梅雨時期の高温多湿、そして雨により錆が進行したのでしょう。そこで、本日はシャーシの錆対策を行うこととしました。  まず、強力ワイヤーブラシ  この強力カップワイヤーブラシで粗方錆を取ります。錆を落として  その後、これを塗ります。これは5月の連休前、鳥取のMさんにお願いして買ってもらったものなのです。本当は連休中にやる予定だったのですが、今になっちゃいました。 錆転換剤  この塗料、最初はグレー、錆の上に塗ると青く変色し、その後、黒くなります。ぬってから18時間~25時間放置した後、塗料が塗れるというものでした。ペットボトルを半分に切ってそこへ使う分量をいれ、はけ塗りして行きます。しかしちょっと入れすぎたのかペットボトルにはたくさん余っています。結構高価な塗料だったので、もったいない病が出て、トンネル下や、リヤのミッションマウント部、リヤサスペンションまであわてて錆落としし、脱脂して塗ったのですがまだ余る。最後は容器に戻しました。 リヤのフォークまで塗布完了 リヤフォーク塗布完了 センタートンネルも塗布  ついでにセンタートンネルの左側も塗っちゃいました。 ということで、明日は今日塗った部分にシャーシブラックを塗らねばなりません。  ここで、本日の教訓?です。高価な塗料は少な目に出して使いましょう。・・・・逆に言えば塗料をたくさん出すと貧乏性の私のことですから、塗料が固まるまでに、全部使い切ろうとして、仕事がはかどるってことですね。いわば貧乏性と吝嗇がレストアの原動力だったってことですね。オソマツ。
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コメントコメント


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やっと軽満ちゃんのレストア作業再開ですね。
 フランジングツールなんて普段使う物では無いし高いので簡単に手が出せる代物じゃ無いのですが有ると無いでは大違い。
 ビンボなワタシは結局バイスグリップとタガネで誤魔化しましたががその苦労たるや幾かばかりか(涙)。
 まあフランジングツールに限らない事ですがこんな特殊工具は仲間内で情報交換して融通し合うのがベターですよね。
 因みにダイヤルゲージスタンドを買いましたんでエンジンの調整やデフのバックラッシュ測定等おやりになるので有れば貸し出ししますよん。
 え?「早よラジオ修理せぃ!」ですと??スヤスヤ♪
 

うんつく | URL | 2010年07月18日(Sun)04:19 [EDIT]


うんつくさん
おはようございます。
久しぶりにシャーシを見てみるとまたまた新たな錆が(涙)しかし、シャーシが終わるとさらに手強いボディが・・・・(絶句)

四方山果無 | URL | 2010年07月18日(Sun)06:15 [EDIT]


錆び転換剤は?でした。

クーペやランクルでも使用してみましたが、二年と持ちませんでした。濡らさない場所は良かったのですが、下回りの水の掛かる場所はダメでした。

錆び転換剤だけの方が持てるようで、シャーシブラック
を塗ったところほど持てていませんでした。

酢酸エステルだったか、そちらの方がよかったです。

リバー | URL | 2010年07月18日(Sun)06:28 [EDIT]


強力カップワイヤーブラシは、まさに強力そうで綺麗になりそうですね、私も購入します。
綺麗になった後の処置に悩みますよねぇ。
処置した後、1年間ぐらい様子をみて、確証を持ってやりたいところです。
応援が必要でしたら遠慮なく言ってくださいね。
ゆっくりやりましょう。

Gやん | URL | 2010年07月18日(Sun)07:16 [EDIT]


リバーさん
 錆転換剤あまり良くないですかねー。

>錆び転換剤だけの方が持てるようで、シャーシ
>ブラックを塗ったところほど持てていませんで
>した。

 今回、シャーシ裏側に塗ったので、ここにはシャーシブラックを塗らねばなりません。リバーさんの追体験になってしまうかも知れませんがしかたないです。
 また、これからトンネルの内側も塗ることになるのですが、こちらは手が入らないので何を塗るにしても苦労しそうです。

四方山果無 | URL | 2010年07月18日(Sun)18:12 [EDIT]


Gやんさん
 カップワイヤーブラシは結構強力で、よく錆が落ちますが、ワイヤーがちぎれて足にささって痛いです。また、防塵メガネは必ずしなければ危険ですね。
 未だに、右側のフロアパンを新品にすべきか、修復すべきか悩んでいます。

四方山果無 | URL | 2010年07月18日(Sun)18:16 [EDIT]


塗られるのでしたら、シャーシブラックではなくローバルを塗って下さい。この塗料は亜鉛塗料です。メッキができない場所や、亜鉛のドブ漬けの補修用に販売されています。
量販店でも売られています。持った瞬間に重たいので、すぐに分かります。高いですが、錆びは当分でてきません。

リバー | URL | 2010年07月18日(Sun)21:05 [EDIT]


ウチの場合ですが・・・
ホムセンで買った錆転換剤:半年で錆再発。
亜鉛系防錆剤:塗装上塗りで剥離して頓挫。
サビ一番(メーカー失念):亜鉛系同様上塗りで剥離。
ハンダメッキ:サビ再発無し(最長4年位)
テロソンサビ封じ:サビ再発無し(最長2年位)

で?錆を止めるには?
犠牲電極式:亜鉛系塗料やハンダメッキ
無穴質塗料式:PORやエスコ等
錆転換式:錆封じ等
上記の何れかになると思うのですがコストと耐久性と使いやすさからしてやはりテロソンの錆封じが一番かと?
 フロアパネル裏側からサイドシルにかけて酷い錆が出てましたが、ワイヤーブラシで浮き錆を落とした後錆封じを塗布しシャシブラで上塗りしましたが全く錆は再発してませんです。

うんつく | URL | 2010年07月18日(Sun)23:15 [EDIT]


コルテン鋼みたいな錆封じ

私は、うんつくさんお勧めの錆置換剤=「テロソンの錆封じ」を使いました。
浸透性がよく、錆が残った面や綺麗に錆を落とした面でも効果を発揮します。
Fメンバなど自分で処置した所はすべて錆封じを使いましたが、まだ日が浅く効果の持続性はわかりません。
十分に乾くまで24時間かかるのが難点です。
Gやん号の板金をやっていただいたプロも使っておられたので、私も使うことにしました。
Gやん号は全面「錆封じ」コーティングをしています。

ある7階建てのモダンな本社ビルで、むき出しのH形鋼にコルテン鋼を使っていました。
自ら表面に安定した青錆を造り、それ以上錆の進行を防ぐというものでした。
錆封じもこれに近い考え方ではないでしょうか?


Gやん | URL | 2010年07月19日(Mon)08:11 [EDIT]


ローバル

リバーさん

>塗られるのでしたら、シャーシブラックではなくローバルを塗って下さい。

ローバルは自宅の方で柵などの亜鉛メッキ補修に使ったことがあります。また、職場でも道路照明灯の根本の腐食を削ってスプレーを吹き付けているのを見たことがあります。亜鉛が主成分なので、それなりに持つのでしょう。
色々と比較してどれが持ちがよいのか試してみる必要がありますね。ちなみに、私が117クーペをレストアした時は、錆を落としてPORを塗りました。すでき5年経過しますが、きっちりと塗膜がついているところは未だに錆びてきません。しかしこれは高い!

四方山果無 | URL | 2010年07月19日(Mon)09:23 [EDIT]


うんつくさん

 テロソン錆封じ?私がつかったのはそれなのかどうかわかりませんが、うんつくさんもご存じのあのトンネルの中、どうやって塗ったらいいとおもいますか?霧状に吹き付けられたら一番いいんですけど・・・。

四方山果無 | URL | 2010年07月19日(Mon)09:26 [EDIT]


Gやんさん

 コルテン鋼?いろいろと鋼材はあるんですね。また、ヤフーでどんなものか調べてみます。
 昨日はシャーシブラックを塗るつもりでいたのですが、奥さんにテレビの映りが悪いと言われて、急遽アンテナを上げるはめに。結局汗だくになりながら、UHFのアンテナを上げました。おかげで地上波ディジタル、全チャンネルが写るようになりました。シャーシブラックはまた後日となります。

四方山果無 | URL | 2010年07月19日(Mon)09:31 [EDIT]


>霧状に吹き付けられたら
 なんだか宣伝臭くなってきましたが錆封じはシンナーで希釈出来てガン吹きもOKとの事。
 但し問題はPOR等と違い浮き錆状態はダメで「第一種ケレン仕上げ」が指定です。
 詳しくはGやんさんに譲りますが要するにワイヤーブラシで錆を落とした状態で塗布しなきゃなりません。
所でピストン何処かに落ちてませんかねぇ?

うんつく | URL | 2010年07月19日(Mon)13:14 [EDIT]


うんつくさん
 情報有り難うございます。第一種ケレン了解です。ただガンに入れて吹いても奥までは届かないので、長いノズルが必要です。トンネル内は結構綺麗にワイヤーブラシを棒の先に付けたもので錆を除去したのですが、一昨日見るとまだ、浮きサビが残っていました。
 ピストンですか・・・、G180WAのはあったんですが、姫路のM武氏に差し上げちゃいました。

四方山果無 | URL | 2010年07月19日(Mon)16:50 [EDIT]


四方山さん
>長いノズルが
 やはり?って事は四方山さんクラスの長さが必要って事ですね?(爆)。

>浮きサビが残っていました。
 浮き錆になるともう丸ごと固めてしまうPORかエスコしか無いですが何れもガンが使えない・・・実体験じゃ無いのですがノックスドールはやはり凄いとの事なので一度試されては?

>G180WAのはあったんですが
そりゃ残念と言うか・・・沖縄の巨匠もやたら2リットル化を薦めてくれたんで丁度良かったと思ってます。エンジンの自前積み下ろしなんて再々出来るもんじゃ無いですからね。
 何れにせよ整備技術や部品情報はオーナーどうしで情報交換したいものです。

うんつく | URL | 2010年07月20日(Tue)00:32 [EDIT]


うんつくさん
 ノックスドールっていうのもよく聞きますね。アンダーコートなどを色々と販売しているところですね。色々と試してみたいと思います。

四方山果無 | URL | 2010年07月22日(Thu)06:28 [EDIT]