
お店はひっそりとしており、サラリーマン風のお客さんが一人だけ。おばあちゃんに近いおばさんが一人カウンターの向こうにいる。なんだかうらぶれている・・・・、けど結構綺麗な店の中、窓際には床が一段上がったステージ状の場所があり、折り畳みいすや和太鼓が設置してある。よく見ると琴が布に包まれて立てかけてある。
ステージにほど近い座卓に付き、ビールをのみながら、ひとしきり117クーペ談義や世間話をしていると・・・最初のおばちゃんがステージに上がり、いきなり「それではこれからライブを始めます。」60過ぎくらいのおじさんと、50過ぎくらいのおばさんがステージにあがり、三味線を調律し始める。司会のおばあさんは、和太鼓の前に座り、演奏が始まった。かけ声をかけながらのそのおじさんの演奏は素晴らしく力強く、そして、お姉さんの三味線とぴったりと合っていた。その後、太鼓のない演奏、そしてボーカル(というのかどうか・・・?)が入って、津軽民謡、これがまた素晴らしかった。そして、一番最初にお店にいたサラリーマン風のおじさんが、こきりこ節を歌い、太鼓のおばあさんがソーラン節を歌う。なかなか皆さん素晴らしい。しかし・・・?こんな趣向があるとはつゆ知らず、ついつい歌や演奏に聴き入ってしまい、店を出たのが10時30分、店を出てふと振り向くと・・・・
・・・・というお店でしたとさ。(津軽三味線を生で聞いたのは初めてでしたが、そのすばらしさに感動しちゃいました。)


