
(これは昨日の話です)
五ヶ井土地改良区より視察旅行があった。
コロナ禍の影響が大きく、5年ぶりの開催とのことである。
今回の参加は副理事長以下、理事、監事、委員など総勢22名であった。
視察場所は大阪府柏原市にある築留(つきどめ)土地改良区である。
ここは新大和川が新たに開削され、旧の河道が閉塞された所である。
元々大和川は淀川流域であり、ここ築留より北上し淀川に合流していたものを、度重なる水害に対処するため真西に新たに付け替えたもの。
それが1704年だというからすごいな-!と思います。その時に尽力されたのが、後程出てくる銅像の中甚兵衛さんとのこと。

視察のバスは大和川の河川敷へ。

向こうに見えるのは石川との合流点です。かつて大和川は水質が全国でワースト1という不名誉な時もありましたが、この石川は流域の中で一番水質のいい河川でした。

こちらは大和川から取水している「二番樋」という樋門。
大和川の付け替え後、旧河川流域は水田や畑の開発が進み多くの新田が出来たとのこと。(鴻池新田もそのひとつ)
そして、灌漑用水路として旧河川に沿って長瀬川、そしてもう一つ玉串川という灌漑用水路が作られたとのことでした。

こちらは「三番樋」、大和川からの取水は「一番樋」から「三番樋」の三つの樋門で行われ、堤内へ導水後合流します。(現在は「一番樋」はもう使用されていないとのことでした)現在の取水量は0.5t/s、夏場の灌漑期には2.5t/sとのことで、五ヶ井堰とほぼ同じという事になります。

河川内の取水樋門の説明を受けた後、築留の所にある治水公園へ行きます。

ここには、たくさんの大和川の改修記念碑と共に中甚兵衛さんの銅像がありました。

これが堤内(民家)側の「二番樋」の吐出口。レンガ造りの優雅な姿です。

その横に「築留土地改良区」の事務所がありました。
こちらの方で所長さんより大和川のこと、長瀬川、玉串川の維持管理などについてご説明をいただきました。
特に特徴的な所としては、長瀬川、玉串川の流れる流域(柏原市、八尾市、東大阪市)には233.03haの農地があり、1035人の組合員がいること、かつては4000haもの農地に灌漑していた事。
慣行水利権で取水していること。
用水路の管理はすべて直営で、築留土地改良区が実施されていること。
予算はすべて、流域の3市(柏原市、八尾市、東大阪市)より出ていること。
大阪府下の小学校4年生の教科書にあり、毎年非常に多くの見学者が来られるとのことでした。(視察当日もバスが1台来ていました)パンフレットも作成されており、ホームページも公開されており、素晴らしいと思いました。
この度の視察(見学)では築留土地改良区は五ヶ井土地改良区と多くの異なった面(特に予算確保)があり興味深く、また参考になりました。歴史的に価値のある施設であることや、流域の農地減少などで用水路の役割も変化してきていることなどもとても興味深かった。五ヶ井土地改良区の今後を考える上でとても参考になる視察であったと思う。

帰路のバスからはもう30年近く前に3年間勤めていた大和川河川事務所が見えました。(建物は新しくなっていますが・・・)
(かつて大和川の事務所にいながら築留土地改良区や、灌漑用水の事をあまり知らなかったのは少々恥ずかしいです💦)

懐かしい大和川の風景です。(河内橋より下流側)
五ヶ井土地改良区より視察旅行があった。
コロナ禍の影響が大きく、5年ぶりの開催とのことである。
今回の参加は副理事長以下、理事、監事、委員など総勢22名であった。
視察場所は大阪府柏原市にある築留(つきどめ)土地改良区である。
ここは新大和川が新たに開削され、旧の河道が閉塞された所である。
元々大和川は淀川流域であり、ここ築留より北上し淀川に合流していたものを、度重なる水害に対処するため真西に新たに付け替えたもの。
それが1704年だというからすごいな-!と思います。その時に尽力されたのが、後程出てくる銅像の中甚兵衛さんとのこと。

視察のバスは大和川の河川敷へ。

向こうに見えるのは石川との合流点です。かつて大和川は水質が全国でワースト1という不名誉な時もありましたが、この石川は流域の中で一番水質のいい河川でした。

こちらは大和川から取水している「二番樋」という樋門。
大和川の付け替え後、旧河川流域は水田や畑の開発が進み多くの新田が出来たとのこと。(鴻池新田もそのひとつ)
そして、灌漑用水路として旧河川に沿って長瀬川、そしてもう一つ玉串川という灌漑用水路が作られたとのことでした。

こちらは「三番樋」、大和川からの取水は「一番樋」から「三番樋」の三つの樋門で行われ、堤内へ導水後合流します。(現在は「一番樋」はもう使用されていないとのことでした)現在の取水量は0.5t/s、夏場の灌漑期には2.5t/sとのことで、五ヶ井堰とほぼ同じという事になります。

河川内の取水樋門の説明を受けた後、築留の所にある治水公園へ行きます。

ここには、たくさんの大和川の改修記念碑と共に中甚兵衛さんの銅像がありました。

これが堤内(民家)側の「二番樋」の吐出口。レンガ造りの優雅な姿です。

その横に「築留土地改良区」の事務所がありました。
こちらの方で所長さんより大和川のこと、長瀬川、玉串川の維持管理などについてご説明をいただきました。
特に特徴的な所としては、長瀬川、玉串川の流れる流域(柏原市、八尾市、東大阪市)には233.03haの農地があり、1035人の組合員がいること、かつては4000haもの農地に灌漑していた事。
慣行水利権で取水していること。
用水路の管理はすべて直営で、築留土地改良区が実施されていること。
予算はすべて、流域の3市(柏原市、八尾市、東大阪市)より出ていること。
大阪府下の小学校4年生の教科書にあり、毎年非常に多くの見学者が来られるとのことでした。(視察当日もバスが1台来ていました)パンフレットも作成されており、ホームページも公開されており、素晴らしいと思いました。
この度の視察(見学)では築留土地改良区は五ヶ井土地改良区と多くの異なった面(特に予算確保)があり興味深く、また参考になりました。歴史的に価値のある施設であることや、流域の農地減少などで用水路の役割も変化してきていることなどもとても興味深かった。五ヶ井土地改良区の今後を考える上でとても参考になる視察であったと思う。

帰路のバスからはもう30年近く前に3年間勤めていた大和川河川事務所が見えました。(建物は新しくなっていますが・・・)
(かつて大和川の事務所にいながら築留土地改良区や、灌漑用水の事をあまり知らなかったのは少々恥ずかしいです💦)

懐かしい大和川の風景です。(河内橋より下流側)
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