
以前、姫路のM武氏が実施された燃料タンクのレストアを紹介させていただいた。私の車のタンクもレストアをしないか?とM武氏からのお誘いがあったので軽い気持ちで(簡単だろうと高をくくって・・・)タンクを外してM武秘密基地へ運び込んだ。レストア手順は・・・
1, タンクを切り開く
2,小部屋を切り開く
3,内部のフィルターを撤去する
4,蓋をするための枠を溶接する
5,内部を完璧に清掃し、金属の地肌を出す
6,燃料吸い上げパイプを底まで延長する
7,錆止めコーティングをする
8,別の鉄板で蓋を作りビス止めする
9,完成
ではこれから写真を交えて作業の経過をご説明します。まず今回外したタンクです。これにあらかじめ製作しておいた蓋固定用の枠をあてがい、切り開く部分のケガキをします。そしてサンダーで切り開きます。

このタンクは東京のY中さんから以前ゆずっていただいたもので、その後、かの「タンク踊り」家元H口さんの教えに基づき「漬け置きサビアウト」処理、さらに高圧洗浄を施したものである。しかし・・・切り開いてみると・・・・・

結構なサビである。これは処理した後に発生したのか?それとも、もともとこの程度しかとれなかったのかはよく分からない。でも、剥離したサビは結構おおかったので、処理後使用している中で、残っていた浮きサビが剥離したものと思われる。 次ぎに内部にある小部屋の上の部分を切り開く。

小部屋の中も剥離したサビが結構多かった。しかし、以外と燃料フィルターはきれいであり、タール状のものも全く付いていなかった。Y中さんのタンクの保管状況がきわめて良かったことが伺える。 さて、お次は枠の溶接である。シャコ万で枠をタンクに固定し、TIG溶接で溶接棒を使わず、溶接していく。私はTIG溶接は初めての経験なのだが、交流アーク溶接に比べ、フラックスの煙もなく非常に視界良好で使いやすい。ただ、枠の鋼材自体を溶かしながら溶接していくので時間がかかる。

燃料タンクの天井部分は波板になっており、2つの辺はまっすぐなので、溶接は容易なのだが残る2つの辺は波があり、そのままでは溶接出来ない。多少の歪みは出るが、波の部分をシャコ万で挟んで潰し、枠とピッタリ重なるようにして溶接する。

タンクの板厚は0.8mmくらいしかないので、TIGで溶接していると、板が融けてしまうことがある。その時には上記の交流100V半自動アーク溶接機を使った。細い溶棒が自動で繰り出され、使いやすい。M武氏に手直しをして貰っているところです。
ここまでの作業で、ほぼ1日かかってしまいました。続きは翌日となりました。
1, タンクを切り開く
2,小部屋を切り開く
3,内部のフィルターを撤去する
4,蓋をするための枠を溶接する
5,内部を完璧に清掃し、金属の地肌を出す
6,燃料吸い上げパイプを底まで延長する
7,錆止めコーティングをする
8,別の鉄板で蓋を作りビス止めする
9,完成
ではこれから写真を交えて作業の経過をご説明します。まず今回外したタンクです。これにあらかじめ製作しておいた蓋固定用の枠をあてがい、切り開く部分のケガキをします。そしてサンダーで切り開きます。



このタンクは東京のY中さんから以前ゆずっていただいたもので、その後、かの「タンク踊り」家元H口さんの教えに基づき「漬け置きサビアウト」処理、さらに高圧洗浄を施したものである。しかし・・・切り開いてみると・・・・・



結構なサビである。これは処理した後に発生したのか?それとも、もともとこの程度しかとれなかったのかはよく分からない。でも、剥離したサビは結構おおかったので、処理後使用している中で、残っていた浮きサビが剥離したものと思われる。 次ぎに内部にある小部屋の上の部分を切り開く。


小部屋の中も剥離したサビが結構多かった。しかし、以外と燃料フィルターはきれいであり、タール状のものも全く付いていなかった。Y中さんのタンクの保管状況がきわめて良かったことが伺える。 さて、お次は枠の溶接である。シャコ万で枠をタンクに固定し、TIG溶接で溶接棒を使わず、溶接していく。私はTIG溶接は初めての経験なのだが、交流アーク溶接に比べ、フラックスの煙もなく非常に視界良好で使いやすい。ただ、枠の鋼材自体を溶かしながら溶接していくので時間がかかる。




燃料タンクの天井部分は波板になっており、2つの辺はまっすぐなので、溶接は容易なのだが残る2つの辺は波があり、そのままでは溶接出来ない。多少の歪みは出るが、波の部分をシャコ万で挟んで潰し、枠とピッタリ重なるようにして溶接する。




タンクの板厚は0.8mmくらいしかないので、TIGで溶接していると、板が融けてしまうことがある。その時には上記の交流100V半自動アーク溶接機を使った。細い溶棒が自動で繰り出され、使いやすい。M武氏に手直しをして貰っているところです。
ここまでの作業で、ほぼ1日かかってしまいました。続きは翌日となりました。
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