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紀伊半島大水害の被災地へ

(これは11月26日の記事です)
平成23年(2011年)8月25日、台風12号の影響でここ紀伊半島に大災害が発生した。
奈良県上北山村では72時間雨量が1600ミリを超える未曾有の大雨となった。
奈良県、和歌山県の産地では多くの土砂崩落(深層崩壊)が発生し、堰き止め湖が複数出現した。
当時、災害対策関連の部署にいたため、八最後はその対応を延々と行った。堰き止め湖対策
 今回、仕事の関係で和歌山県南部を回っており、若干時間があったので那智勝浦町の被災現場へ少しだけ立ち寄った。
堰堤1
那智勝浦町は”那智の滝”や青岸渡寺で有名な観光地であるが、この谷も大きな被害があった。
堰堤2
青岸渡寺の直下、那智川に合流する8つの谷から土石流が流れ込み、井関地区や市野々地区に大きな被害をもたらした。
市野々地区
発災の後、二次災害防止のためのウェブカメラ設置個所の調査のために被災地を訪れた。市野々地区の中は多くの家屋がなぎ倒されていた。町長のご家族をはじめ、多くの方が亡くなられた。
土砂災害啓発センター
現地には巨大な砂防堰堤が造られ、那智川の改修も進んでいた。
和歌山県の”土砂災害啓発センター”というのもできていた。
センター建物
かつては想像もできなかった1000ミリ超えの降雨、深層崩壊による大規模な山腹の崩落、これからの気象状況はかつて経験ししたことのない事象の発生が増々増えるのではないかと危惧する。
十分な備えと、早期の避難、そしてかつての災害の伝承がとても重要であると思いました。
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