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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

映画「雨あがる」

映画「雨あがる」  黒沢明監督の映画である。黒澤監督はこの映画の製作途中で亡くなったそうだ。 主人公は寺尾聡、と宮崎美子。一風変わった時代劇である。すごい腕を持った剣豪であるにもかかわらず、どこの殿様にも仕えることができない寺尾聡扮する浪人とその妻が旅の途中大雨で川が渡れず足止めをくう。

同宿の宿屋の客の、しけた、そして殺伐としてくる雰囲気をすこしでも和らげようと浪人はお金をかけて試合を行う。そしてそれでかせいだお金でたべものや酒を買い宿の客に振る舞うのである。貧乏な客達は、こんな楽しい思いをしたの初めてだと喜び、雨があがると浪人やその妻に礼を述べて旅立っていく。娼婦や説教踊りの爺さんも最後は心開いて、旅立つ二人に、薬として役に立つたばこの灰を渡したりする。 浪人は、そのぬきんでた腕を見込まれ、その城下の武道の指南役に採用されそうになったが、殿様をうち負かしてしまったので、殿様は怒ってしまう。 この映画の見所の一つは、浪人が賭試合をやったので指南役としては雇えない。と言いに行った家老に、浪人の妻が言った言葉「何をしたのか・・・ではなく、なぜそうしたか」が大切である。 それを説明してわからないあんたらは「でくのぼう」だ!と言う場面。その話を家老は城に持ち帰り殿様に伝える。殿様は妻の言った言葉を理解し、指南役にするため浪人を探すよう命じる。 なかなかおもしろいストーリーである。後で聞いたがこのユニークな殿様役は三船敏郎の息子三船史郎とのこと。

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コメントコメント


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新しいジャンルシリーズですね。最近映画を見る心のゆとりないなあ。

戸川流 | URL | 2007年02月16日(Fri)07:32 [EDIT]


戸川流さんコメントありがとうございます。実は私も見る機会が少ないのです。でも昔録り貯めたビデオや、テレビ放送での映画はよくみていますよ。特に少し古めの邦画がすきですねー。

四方山果無 | URL | 2007年02月16日(Fri)21:51 [EDIT]


いいのちみじかあしこいせよおとめ

私は黒澤明監督の光と影の使い方が好きです。生きるの志村が勤めていたのは足立区か荒川区の区役所だったか・・、機会があったらもう一回観てみたいです。

戸川流 | URL | 2007年02月18日(Sun)07:27 [EDIT]


生きる

「生きる」も昔見ました。良かったですね。死が見えた時、初めて本当に「生きた」人生が送れるなんて皮肉でもあり、現実でもある。人は皆「死」を忘れているだけで、芥川竜之介の「蜘蛛の糸」の中のストーリーだったか、実は自分の命は今にも消えそうな蝋燭の灯火のようなものかも知れないのですね。悔いの無い(少ない)人生を送りたいものだと思います。

四方山果無 | URL | 2007年02月18日(Sun)09:59 [EDIT]