
(これは4月10日(水)の記事です。ホントは毎日の行程が終わった後、宿で書こうとおもっていたのですが、とても疲れてそれどころではありませんでした。と言うことで、第一ステージを昨日終了し帰宅しましたので今、書いている所です)
今日は今回の行程である徳島県内のコースのうち一番厳しい日である。遍路ころがしと言われる12番焼山寺へ行く。昨日の天気予報では降雨確率100%!であった。11番藤井寺の近くにある吉野旅館で泊まっていた遍路達と明日どうしようかと話をしていたのであるが、行程上ここを飛ばすと繋がりが悪いので無理してでも行くことにした。話をしていた若いトレランをしているという人はスリッパで行くと言っていたがどう考えてもそれは無謀だと言っておいた。

果たして夜半は結構な風と雨であったが、朝起きて見るとこやみになっていた。宿におにぎりを頼んでいたのを受け取り7時過ぎに出発する。

昨日お参りした藤井寺の境内を通り、山道に取り付く。

焼山寺までは約10キロ、その中で登り下りが3回ある。歩いていると神奈川から来た背の高い人、昨夜話していたトレランの兄ちゃん、女の子が抜いて行く。

私達はペースが遅いのかもしれない。

途中庵が三ケ所ほどあり、ここはその最初の所。つかの間小休止しながらオニギリを食べたりトイレ休憩をしつつ進む。

雨にけむる檜林の小道を進んでゆく。

そしてここが二つ目の庵。幸い霧雨のような雨なので幸いではある。

3つ目の庵、ここには巨大な杉の木がある。

13時半頃ようやく焼山寺に到着。昨日会った大阪の人は11時半には着いていたという。韓国人のおばちゃんも居た。小型スポーツタイプの自転車遍路の一人もいた。大雨にならずに済んだから来たのであろう。しかしそれにしてもカッパを着ての歩きは大変だ。

早々にお参りを済ませ、しばし休憩。休憩所では小さな幟があった。お遍路を世界遺産に登録すべく頑張っている。
14時過ぎに焼山寺出発。本日の宿である植村旅館に向かう。距離は約10キロ、下りばかりだろうとたかをくくっていたら・・・・

杖杉庵、ここにも巨大な杉の木が・・・

鍋岩あたりまでは順調な下りだった。しかし、ここ玉ヶ峠の入り口からは・・・・

焼山寺への行程と同じように結構厳しい登山があった。焼山寺への行程ではいわゆる遍路ころがしは6箇所あったのだが、もう7箇所目はいいと思った。お遍路で遭難なんてしたらシャレにならないので必死に登る。沿い分時間が懸かったが何とか峠まで来れた。

峠まで来て植村旅館に電話すると、まだここから1時間半はかかると言っていた。車で迎えに行こうかと言ってくれたが、折角ここまできたので歩くことにした。結構登っただけに、下り道はなかなか眺めがよい。しかし、足が痛い。

途中、美しく芝桜を咲かせているお宅があったので声をかけると休んで行けという。お煎餅をお接待いただきしばし歓談。同行のS司さんの奥さんは地元なのと、S司さんもその昔、こちら方面で働いていたとのことでこの地での知人は多いようである。

ようやく旅館のある阿野の集落が見えてきた。暗くなる前に到着出来て良かった。

集落では案山子が沢山で出迎えてくれた。山村の集落、若者は仕事がないので出ていき、残っているのは老人ばかり。せめてもの賑わしのための案山子かと思うと、複雑な気持ちになる。

夕方6時にようやく植村旅館に到着。他のお客さんは既に食事は終わっていた。もう足は痛くてまともには歩けない。

風呂に入り、食事をして早々に寝ることにする。この日の歩行は約20キロの山道。歩行時間は11時間となった。ちなみに焼山寺までで3回のアップダウン、そしてその後も峠越え1箇所。確かに厳しい日だった。
2019年4月10日(水)3日目
6:50 旅館吉野出発
徒歩(14Km 6時間25分)・・・へんろころがし6箇所
(7:04 藤井寺横の焼山寺道)
(8:40 長戸庵)
(10:00 柳水庵)
(11:08 浄蓮庵)
13:15 12番焼山寺参拝
14:00 12番焼山寺出発
徒歩(10Km 4時間)・・・へんろころがし1箇所
(14:38 杖杉庵)
(15:15 鍋岩)
(15:27 玉ヶ峠道の入り口)
(16:14 玉ヶ峠)
18:00 植村旅館着
(植村旅館宿泊)
〒771-3310 徳島県名西郡神山町阿野字本名12-1
TEL 088-678-0859
今日は今回の行程である徳島県内のコースのうち一番厳しい日である。遍路ころがしと言われる12番焼山寺へ行く。昨日の天気予報では降雨確率100%!であった。11番藤井寺の近くにある吉野旅館で泊まっていた遍路達と明日どうしようかと話をしていたのであるが、行程上ここを飛ばすと繋がりが悪いので無理してでも行くことにした。話をしていた若いトレランをしているという人はスリッパで行くと言っていたがどう考えてもそれは無謀だと言っておいた。

果たして夜半は結構な風と雨であったが、朝起きて見るとこやみになっていた。宿におにぎりを頼んでいたのを受け取り7時過ぎに出発する。

昨日お参りした藤井寺の境内を通り、山道に取り付く。

焼山寺までは約10キロ、その中で登り下りが3回ある。歩いていると神奈川から来た背の高い人、昨夜話していたトレランの兄ちゃん、女の子が抜いて行く。

私達はペースが遅いのかもしれない。

途中庵が三ケ所ほどあり、ここはその最初の所。つかの間小休止しながらオニギリを食べたりトイレ休憩をしつつ進む。

雨にけむる檜林の小道を進んでゆく。

そしてここが二つ目の庵。幸い霧雨のような雨なので幸いではある。

3つ目の庵、ここには巨大な杉の木がある。

13時半頃ようやく焼山寺に到着。昨日会った大阪の人は11時半には着いていたという。韓国人のおばちゃんも居た。小型スポーツタイプの自転車遍路の一人もいた。大雨にならずに済んだから来たのであろう。しかしそれにしてもカッパを着ての歩きは大変だ。

早々にお参りを済ませ、しばし休憩。休憩所では小さな幟があった。お遍路を世界遺産に登録すべく頑張っている。
14時過ぎに焼山寺出発。本日の宿である植村旅館に向かう。距離は約10キロ、下りばかりだろうとたかをくくっていたら・・・・

杖杉庵、ここにも巨大な杉の木が・・・

鍋岩あたりまでは順調な下りだった。しかし、ここ玉ヶ峠の入り口からは・・・・

焼山寺への行程と同じように結構厳しい登山があった。焼山寺への行程ではいわゆる遍路ころがしは6箇所あったのだが、もう7箇所目はいいと思った。お遍路で遭難なんてしたらシャレにならないので必死に登る。沿い分時間が懸かったが何とか峠まで来れた。

峠まで来て植村旅館に電話すると、まだここから1時間半はかかると言っていた。車で迎えに行こうかと言ってくれたが、折角ここまできたので歩くことにした。結構登っただけに、下り道はなかなか眺めがよい。しかし、足が痛い。

途中、美しく芝桜を咲かせているお宅があったので声をかけると休んで行けという。お煎餅をお接待いただきしばし歓談。同行のS司さんの奥さんは地元なのと、S司さんもその昔、こちら方面で働いていたとのことでこの地での知人は多いようである。

ようやく旅館のある阿野の集落が見えてきた。暗くなる前に到着出来て良かった。

集落では案山子が沢山で出迎えてくれた。山村の集落、若者は仕事がないので出ていき、残っているのは老人ばかり。せめてもの賑わしのための案山子かと思うと、複雑な気持ちになる。

夕方6時にようやく植村旅館に到着。他のお客さんは既に食事は終わっていた。もう足は痛くてまともには歩けない。

風呂に入り、食事をして早々に寝ることにする。この日の歩行は約20キロの山道。歩行時間は11時間となった。ちなみに焼山寺までで3回のアップダウン、そしてその後も峠越え1箇所。確かに厳しい日だった。
2019年4月10日(水)3日目
6:50 旅館吉野出発
徒歩(14Km 6時間25分)・・・へんろころがし6箇所
(7:04 藤井寺横の焼山寺道)
(8:40 長戸庵)
(10:00 柳水庵)
(11:08 浄蓮庵)
13:15 12番焼山寺参拝
14:00 12番焼山寺出発
徒歩(10Km 4時間)・・・へんろころがし1箇所
(14:38 杖杉庵)
(15:15 鍋岩)
(15:27 玉ヶ峠道の入り口)
(16:14 玉ヶ峠)
18:00 植村旅館着
(植村旅館宿泊)
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