苗代の整地完了!
昨日は水田の二度目の耕うんを実施、今年は緑肥としてレンゲを蒔いていたので、先週の1回目に続き、二度目の耕うんをした。毎年この時期にはアヅミン(活性腐植酸)を投入して、昨秋コンバインで細断した藁や切株を腐らすのだが、聞くところによると、レンゲを鋤き込んだ年はアヅミンを入れると窒素過多となり、稲が倒れるとのこと。しかし、今まではレンゲを蒔いても蒔かなくても投入していたのだ。(倒れたこと無かったけど)
ということで今年はレンゲを蒔かなかった年の半分の量を投入することにする。
あと、今年は従前やったことのなかったことを試してみた。耕うんする位置を少しずらしてみたのだ。
父親が心臓疾患で倒れたのが10年余り前、その頃より自分が主体的に農業をやりだしたのだが、実は田圃の耕うんは常に同じやり方でやって来た。年間5回ほど耕うんするのであるが、すべてスタート地点は同じ、エンドも同じ、回り方も同じであった。
去年の畝は今年も同じ、10年前も同じなのだった。
では、なぜ、今年に限って耕うんする畝を半分ずらしたのか。それは、畝と畝の間に鋤きこまれなかったレンゲが結構残っていたからなのだ。
少々冗長になるが(鬱陶しければとばしてください)水田の耕うんの仕方を説明すると、まず、基本は幸運した場所を踏まないこと、同じ場所を何度も耕うんしないこと、耕うん漏れの無いように、きっちりと全面を耕うんすることである。
具体的なやり方としては水田は一般的に長方形であるため、長辺に沿って耕うんする。端まで耕うんするとターンするので、端部(短辺)は多少長さが異なる時がある。そのために往復での耕うんが終わった後、最終的に2~3ターン外周を回るのである。何故2~3ターンなのかというと、トラクタの長さがあるため、往復耕うんのターン時にはいくら頑張って畔端に撮らs九田を近づけても2畝分が耕うんされないのである。
特に私のようなアバウトな人間はそのバラツキが酷いため、1周分余分に回らざるを得ないのである。
ま、それはさておいて、上記の原則に従って耕うんすると、一番合理的な方法を毎回繰り返すことになるのだ。今回はそれを畝半分ずらしたのである。まあ、私とすれば大きな改革であったと思う。
それで、効果はと聞かれたら?まあ、残ったレンゲはすべて鋤きこまれましたが、随分ムダな耕うんをしたように思いました。
ま、今回は10数年来の慣習を打ち破ったということで自分としては良かったのではないかとおもっているところです。
随分余談が長くなってしまいましたが、今日の本題は、苗代準備です。
幸いお天気が続いたので、作業が早く終わったため、苗代準備をすることにしました。

自宅前の水田の一部を区切り、8mほどの広畝を3本作る。トラクタの耕うん幅を3本使うのだ。
”畦シート”というもので水田の一部を囲い、そこに苗箱を並べて水を湛えるため、水田の短辺に沿って畝を作る事になる。
そのため、トラクタを二度ほど往復させる必要があるのだ。そのために乱れたり、車輪で踏んだところを人力で平坦にしていくのである。
実施前の写真を撮り忘れたのだが、尽力した甲斐もあり、結構きれいに出来ました。

来週は昨年の稲の切株や、鋤き込んだ草の露出部分を取り除き、更に平坦にします。