ボーズのスピーカーが来た。
ヤフオクで落札した中古なんだけど以前から欲しかったモノ。

中身は10.5センチのフルレンジひとつのバスレフ方式?

自室が5畳ほどの小部屋であり、少々物置状態になってきたので大きなスピーカーを追い出して空間をひろげようと天井吊りにする。
そんなつもりで購入した。これは聞き比べしているとこ。
老朽化した耳にはどれだけその違いがわかる?と言われれば何とも言えないのだが、一定自分が了解したらそれでいいと思っている。

取り付け用の金具はなかなか秀逸で、二分割になり、天井取り付け部分とスピーカー取り付け部とに分割出来、落下防止のワイヤーもついているのだ。当然の事ながらスピーカーはパン・チルトが可能。

まあ、そんなことはどうでもいいのだが、このスピーカーには思い出がある。
その昔、神戸元町に勤めていた時、よく行っていたお店があった。静かでとても寛げるカウンターのお店。
とてもフレンドリーな女将さんのファンでもあった。
普段は一人では飲みには行かないのだが、ここだけは特別で一人もしくは特に親しい人と行くお店と決めていた。
残念ながら閉店になってしまい、女将さんは今は淡路島の洲本で同じ名前でお店をされている。
前置きが長くなってしまったが、そんな親しいお店でジャズやクラシック、ポップスがこのスピーカーから流れていた。
いつも座る窓辺の定位置がベストなリスニングポイントになっており、おかみさんの選曲した同年代の曲に浸っていたのだ。

取り付け完了!なんともごちゃごちゃした部屋ではあるが、居場所がここか農業倉庫しかないので致し方ない。
で、取り付け完了後最初に聴いたのがビル・エバンス。このスピーカーは結構低音が得意みたい。

これまで使っていたサンスイのスピーカーも思い出深いやつで、就職したての頃、月割りで購入し、延々と使ってきたもの。
とりあえずはいったん物置へ引っ越しです。
この歳になると、機器の性能や価値よりもその中にある”思い出”の方が大切に思えてくるのです。