今朝、通勤途中に我が家の水田を見ると、大きな立ち枯れエリアが二つもできていた!

先日、農会の役員会の時に話していた”ウンカ”という昆虫の害のようだ。

ほんの二日前に見た時は本当にたいしたことはなかったのだが・・・
これ農会長のKさんに電話して見に来てもらう。

水田に入り、枯れている部分の稲をみてみると、根っこには夥しい数の小さな虫が・・・

よく見ると周辺の葉っぱにも黒い点々が・・・・これらがすべて虫!

農会長さんにも手伝ってもらい大急ぎで刈り取る。今日は仕事には行けない旨、職場にメールする。

直径3mほどのミステリーサークルが二つ出来てしまった。昔の人はこのウンカが枯らしたサークルを”土俵場”と呼んでいたとのこと。発見すればあっというまに(本当に一日前後で)こんなになってしまうのだ。そしてこの円はさらに広がってゆく。また、近隣の水田にも移っていく。

JA経済センターに電話して薬剤の在庫があるか尋ねると、既に売り切れたとのことで、今別の店に取りにいっているとのこと。
という事はほかのエリアでも発生しているのだろう。

我が家には粉末農薬を散布する機械が無い。昔はあったのだが、使わなくて久しくなり、いつの時か廃棄してしまったのだ。こちらの方も農会長さんが、探してくれて、一緒に樋門操作員をしているSさんより借りることが出来た。

ウンカが飛散するのを避けるため早々に薬剤を散布する。
立ち枯れたエリアの周辺を広めに散布する。本当は水田全部散布すればいいと言われたがとてもやりきれない。ここまで成長した稲の中を歩くのはかなり大変なのだ。

刈り取った立ち枯れの稲は軽トラの荷台にほぼ一杯。

よく実っていたのにとても残念。さてこれはどうすればいいのだろう?
父親が亡くなってから自分が主体的に米作りをするようになり、今年で5年目、”ウンカ”の害は実はずいぶん長い間発生しなかった。そりゃ散布機を処分するくらいだからね。
ほんの1ミリにも満たない小さな昆虫が一昼夜でこれだけの稲を枯らすなんて、本当に驚きであり、そしてまたなぜ、うちの水田がそうなったのか?訳が分からないのである。
唯一JA経済センターのカウンターのお姉さんから「頑張ってね!」と激励されたのは嬉しかったけど。