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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

信仰について

 信仰とは?ウィキペディアによると、信仰(しんこう、英語 faith)とは、神や仏などを信じること。また、ある宗教を信じて、その教えをよりどころとすること。人やものごとを信用・信頼すること。証拠抜きで確信を持つこと。またそれらを信じることを正当化する要因。信仰のことを仏教においては「信心(しんじん)」と呼ぶことが一般的である。また比喩的な用法として、何らかの対象を絶対のものと信じて、疑わないことを指すこともある。と規定されている。要約すると①神や仏を信じること②人やものごとを信用・信頼すること。③証拠抜きで確信を持つこと。となる。

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南方熊楠生誕地

 昨日、和歌山の整備局出先機関へ挨拶に行った。
その途中で発見!
南方熊楠
かの有名な博物学、生物学の研究者、粘菌やキノコの新種発見とか、和歌山県白浜方面に住み、活躍していた方。
説明
実は和歌山市内が生誕地だったんですね。南海電車和歌山市駅から和歌山城方向へ歩いている途中にひっそりと立っていました。

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天神祭り

(これは7月25日の記事です)
天神祭りです。
神鉾
数日前から通勤ルートの老松通りも注連縄が張られ、幟が上がり、提灯が。
舟乗り場
船渡御を見物する船乗り場?そう言えば昔、毛馬の閘門で働いていた時、砂利採集船はこの日は砂を半分だけ積み、その上に桟敷を設けてお客さんを乗せるのだと聞いた事がある。一度は乗ってみたいと思っていたけど、今だその希望はかなっていない。
舟
退社時、たまたまなにわ橋の上で山車に出会った!これはラッキー!
山車
続いて小ぶりの御輿?
山車2
今晩は盛大に花火があがることでしょう。

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大阪

7月1日より再就職した。
駅前
職場は大阪、北浜。
阪神百貨店
大阪駅より徒歩約20分。
阪神の外周
日頃は地下鉄を乗り継いでいるのだが、先日試しに歩いてみた。
換気筒
駅南を出て、阪神阪神百貨店の外周を回り、お初天神を通り抜けて・・・
露天神の境内
梅田新道を東へ、途中から南へ下り老松通りへ。ここは画廊が多く、なかなかいい雰囲気の通りだ。
壁の絵
職場は”なにわ橋”北詰めにある。
なにわ橋
地下鉄の場合はこの橋を渡っている。
今はまだ物珍しいので、あっちの通り、こっちの通りと日々ルートを変えて通勤している。

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新しい道

近所に新しい道が出来つつある。
ピア
JR加古川線を越す橋の脚部が出来ている。
看板
加古川市道のようですね。
空間
この地域には東西を結ぶ広い道が無いからねー。

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ハンドガイド草刈機の修理

(これは7月15日の記事です)
以前、刈り払い機の修理をしたら、今度はハンドガイド草刈機の修理を依頼された。
草刈機ハンドガイド
4サイクルエンジンなので、燃料詰まりは少ないとは思うけど、基本的にエンジンは燃料がちゃんと行っているか?プラグに火花は飛んでいるか位が確認事項。農機具の場合は圧縮なんかが抜けているってことはほとんど無い。
と言うことで、早速プラグの確認。火花は問題なく飛んでいますね。
次に燃料系統の確認。タンクにガソリンを入れ、コック、ストレーナ、キャブまでのホースを確認。ストレーナの網と油貯めには結構なゴミが。ストレーナは清掃する。
キャブをばらすのにエアフィルターを外すと、スポンジと紙フィルターが目一杯詰まっている。エアで吹いて清掃する。
フィルター
フロート室の確認・清掃。スロットルバルブの確認・清掃、リコイルスタータの戻りが悪いのでばらして注油する。
キャブ
以上の整備で無事エンジンはかかった。
結局原因は燃料のゴミ混入か、エアフィルターの埃かだろう。草刈機はとにかくゴミだらけになる。エアフィルターは定期的に清掃した方がいいのだろう。

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Happy Wedding!

(これは7月20日の記事です)

喜ばしい事があった。
庭
長男が結婚する事になったのだ。
食事
本当に嬉しい。
長男の入籍
心から祝福したい!
鳥
おめでとう!!

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遍路に関するエッセイ集「日本の名随筆別巻21”巡礼”」(早坂暁編)

 4月初めより始めた四国歩き遍路はまだ半分しか進んでいないが、歩くなりに色々と思う事もあり、”区切り打ち”から帰宅する都度図書館で遍路に関する本や真言宗、般若心経に関する本を借りてきては読んでみたりしていた。少なくとも88箇所の遍路が終わるまでには”遍路とは何か?”が解るようになっていたいと思うのだが、果たしてどうなるのか?
 更にまた、この歳(還暦)になって何を今更と言われるかも知れないが、”信仰”とは何なのか?という疑問が改めて出てきたのだ。これについてもあわせて考えて行きたいと思っている。
 遍路に関する書籍は多い。
久百々の本1
 これは民宿くももにあった書籍であるが、遍路の発祥からその変遷、真言宗やその開祖である空海の事、更に旅行記やガイドブックにいたるまで各種の本が書かれている。我が市の図書館で見たものと同じ物が一つも無かったので、まだまだかなりの書籍が出ているのではないかと思う。
久百々の本2
 さて、以前に書いたかも知れないが、我が家(の先祖)は真言宗を信仰していた。(というより地元のお寺が真言宗だからご近所さん含めてすべからく真言宗なのである)だから、四国遍路に回るとき、その中で唱える”真言”や”般若心経”は初めて接したものではなかった。実は法事の時には何度も唱えていたのである。しかし年に2~3回の盆や彼岸や法事の折りはそれは単にそういうものだと認識して周囲の行動を真似ていたに過ぎないのだ。そんなものなのである。
 しかしこの度の歩き遍路は、自ら発念して回り始めたものであるから、なんぼ何でも、おこなっている行為についてその理由を認識しておかねばいけないと思ったのである。
八栗寺
 現在の遍路の各種緒元は江戸時代末期あたりに形作られたもののようで、箇所数88や、順番などはその頃形をなして来たようだ。昭和初期には本堂に加えて大師堂が造られ、1ヶ寺で2ヶ所を参拝する事になる。遍路の目的は人によって様々なのだが、下にあるように必ずしも重荷を背負っている場合ばかりではない。レクリェーション的な目的での遍路も昔からあったようである。

「生の重さ背負いて往くへんろ杖」(西岡寿美子)
「若くて身に憂いがないときに、人は怖れを知らない。怖れを知らない心は神仏からは遠い。幼児や少年が、自ら求めて神仏に近づくというのも異常だが、四十代、五十代にもなって、あまりに精神が健やかで、わずらいを知らないのも何か寒々しい。生の重さは、歳を重ねるにつれ身にしみるもののようである。」
 私は思うに生の重さは歳を重ねることで重きを感じるという場合ばかりではない。若くして逝った作家の多くも十分に生の重みを伝える書き物を残している。遍路というのは年齢には関係なく悩みや重荷、問題を解決する、もしくは解決の糸口を見つける一つの手段ととらえる事も出来るだろう。だが、遍路をして居る人は必ずしもそのような問題を持っている人ばかりでないことも事実である。
**************************************
衛門三郎

 また、遍路という行為は歩く側ばかりが主体では無い所があると思う。下記のエッセイはまさに遍路を迎え、送る側の立場での思いである。

「遍路幻想」(村上護)
「お大師さまは死んでいない。だから今も四国を回っているかも知れない。」
 伊予大洲の人、宇和島の北、八幡浜の東に住んでいた村上護るの祖母の思いである。回る側の者ではなくそれを迎え、また送る立場からの視点。
 昔の遍路は乞食が普通であった。装束も今のように決まっては居なかった。しかし、受け入れる側は村上の祖母の思いと同じ平等であった。
 それは、巡ってくる遍路の中にお大師様の化身が居られるかも知れないという思い(怖れ)であった。その背景には衛門三郎の逸話があるのだろう。(この逸話というか物語についてはまた別の場所で自分の思いを語りたいのだが・・・)そんなことを想像すると、四国の方々は何といい人ばかりだろうと思う。皮肉でもなんでもなくて本当にそのように思う。まさに“信心”そのものであろうと。
 (以上、出典:日本の名随筆別巻21早坂暁編)
(つづく)

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四国歩き遍路ステージ4の巻き戻し(歩いたルートを列車で戻る)

(これは6月26日(水)の記事です)
台風が来るということで急遽残りの行程を取りやめて帰る事にした。
土佐くろしお鉄道の宿毛駅からJR土讃線の高知駅まで列車で帰り、そこからは高速バスである。
 8宿毛駅
何と、キップは土佐くろしお鉄道とJRが通しで買えるのですね。宿毛駅の窓口でキップを買うときにおねえさんが、JR線の特急に乗るか?なんて聞くものだから、別の鉄道会社のことだからあなたには関係無いだろ・・・と思ったのだけど、キップが通しで買えるんなら最初にそう言ってくれればこちらもとまどう事は無かったのに。
9キップ
列車はすぐに4日前に四万十川観光をした中村に着きます。
Aなかむら駅
あれよあれよと言う間に時間はどんどん遡り、おお、あそこに見えている斜張橋は入り野松原の入り口や。とか・・・
B斜張橋
あの向こうの海辺の道からこの駅を見たよな。とか・・・
Cありいがわ近く
この下の道を歩いている時はどっかに休憩所がないかなーと思っていたな・・・とか。
Dとさしらはまあたり
下の海岸縁の道から高架を眺めて、一度はあの高架を走る列車に乗ってみたいな・・・なんて思っていたのがこんなにすぐに実現するとは・・・。
E高い所
土佐佐賀の鹿島が浦のあの島も見たなー。
Fとさかが
土佐清水市のPR列車と出会いました。地元自治体も鉄道の存続に協力して居るんでしょう。
G土佐清水列車
おおっ!ここは熊井隧道が通行止めで、致し方なく、国道に戻った所だ。
H通行止めの熊井隧道
休憩出来る場所はないかと駅まで登った”いよき駅”。5日前にはここから1メートルも離れていないホームの駅名表示の前に立って居たんだ。
Iいよき駅
荷稲のこの下の道確かにここを歩いた。休憩所が無く、高架下で休んだな。
Jこの下歩いた
列車は中村より2両編成になったが修学旅行と思わしき小学生や先生が降りてしまうと、私たちの他には2~3名の客しかいない。
K列車の中
37番岩本寺のある窪川駅で土佐くろしお鉄道はJRと接続している。乗り換え時間僅か2分の間にトイレへ行き、隣のホームへ移動する。乗務員が少々焦って急かされる、しかし、この田舎でこんな窮屈なダイヤを組む方が間違って居るんでないの?1時間に1本あるかないかの列車なのに。特急に乗ればおそらく十分余裕はあったんだろう。私たちは普通にしか乗らないので普通がふつうに接続してしまえば特急の価値がなくなるため、わざとギリギリの接続時間にしているのではないかと勘ぐってしまう。私たちより年輩者は恐らく乗り継ぎは出来ないだろう。
JR土讃線の普通列車は高知を目指して走る。影野駅を過ぎる。ここは5日前に簡易郵便局で旅費が少なくなってきたのでお金をおろした所だ。ATMが無く、窓口で暗証番号を押すシステムだが、局員さんは親切に対応してくれて、お遍路姿を見て、冷たいお茶でも入れましょうといってくれた。Sさんに外で待って貰っているので、ご辞退申し上げて出てきたのだが、本当に有りがたい事である。
Mかげの
おーここは大間近くの水門。この横を歩いたな。
雨が相当強くなってきた。
N水門
午後3時頃、高知駅に到着。ここでSさんと別れ、私は岡山へ、Sさんは徳島へそれぞれ高速バスで帰宅する。Sさんにはいつもおつき合いいただき本当に感謝している。
O高知駅
 現在までで1番から39番までの39ヶ寺、跳んで80番から87番までの8ヶ寺で47ヶ寺が終わった。まだ約半分残っている。7月1日より再就職する事になったので、次はいつ行けるかは全く見通しが立たないのだが、またおつき合いをお願いします。

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四国歩き遍路ステージ4の10日目END(不本意な中断)

(これは6月26日(水)の記事です)

昨夜から天気予報を気にしている。九州では結構長雨が続いている。
熱帯低気圧が台風になり、西日本を襲うという予報がでた。
台風の中を歩くというのもなかなか厳しい修行であり、ましてや残り4日はほとんど山道。台風が近畿にも来ることになれば、引き受けている樋門操作にも出動する必要がある。
今回の行程は29日までで、今日、愛媛県に入り、29日には43番明石寺にお参りしてJR予讃線うのまち駅より松山経由で帰る予定であった。特に、今日と明日、そして明後日の夕方までは全く鉄道の無いエリアを歩くことになる。
そんな事を考えながら、二人で相談した結果、今回は残念だけどここでうち切ろうということになった。とりあえずは宿毛の駅まで歩き、次回はそこからスタートする事としようと言うことになった。
1嶋屋の中
本日中に帰り着くために、朝は早めに出発。
2嶋屋出発
工事中の高知自動車道をくぐり・・・
3高知自動車道
国道56号を宿毛目指して歩く。
4雨に煙る集落
国道と並行して高知自動車道が出来つつある。昨日山中で見つけた単独のピアもこの道の一部かも知れない。
5高知自動車道
道路標識には宇和島の文字が・・・。あと少しで愛媛だったんだけどね。
6宇和島の文字が
土佐くろしお鉄道宿毛線にはアンパンマン列車が走っていた。
7あんぱんまん列車
2時間余りで宿毛駅に到着。ここは土佐くろしお鉄道宿毛線の終点駅だ。
8宿毛駅
これより、土佐くろしお鉄道、窪川でJR土讃線に乗り換えて高知まで行き、そこから高速バスで岡山、JR三陽線で姫路、加古川へと乗り継いで行く。歩き遍路の”区切り打ち”は何処で区切るかによって旅費が大きく変わってくる。なるべく遠いところでは区切らないというのが原則なのだろうけど、今回は奇しくも最遠端地での区切りとなってしまった。でもお天気の影響なら致し方ないと思っている。
(そう、この後帰宅の貯めに乗ったルートはここ数日歩いてきたルートを逆に辿るコースとなる。それまで歩いてきた道を今度は鉄道の高架の上から眺める事になり、これまた思い出深いのである。・・・そのあたりを後ほどアップしますね)

(2019年6月26日(水)10日目(END)の行程)
  6:50 民宿嶋屋出発
   徒歩(7.5Km 8時間30分)
  8:10 ローソンで休憩
  9:10 土佐くろしお鉄道 宿毛駅到着

    台風の予報があり、今回はこれで中止とする。
    高知駅経由で高速バスにより帰宅する。

       10日目全歩行距離 7.5Km

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四国歩き遍路ステージ4の9日目(宿毛市に入る)

(これは6月25日(火)の記事です)
 昨日の40キロ行程の疲労はまだ残っていて、本日の行程ももう少し短くすれば良かった・・・と少々反省。
ならば臨機応変にみじかくすればいいのに?と言われるかも知れないが、実はステージ4の行程の中の宿泊施設は全て、出る前に予約しているのでおいそれとは変更出来ない。”通し打ち”と言われる、ずっと連続で歩く方は当日か前日くらいにくらいに予約をするのだろうけど、宿がとれなかった場合は行程を変更せざるを得ないため、それがいやなのと、”区切り打ち”で各ステージで歩く日数が決まっているため、行程はフィックスして歩いているのである。
 ということで、今日も30キロを歩くことになる。幸い、お天気も良く、朝日に煌めく海が美しい。
1出発
 一昨日歩いてきた道を少し引き返す。ロッジカメリアから県道に入っていきます。
2ロッジカメリア
県道21号をひたすら東に向かいます。
3県道21号
歩道には雑草の花盛り。
4みちしるべ
とても美しい谷川の水!まるで宝石のよう。
5宝石のような水
県道は段々山道になってきます。鬱蒼と茂った樹木のトンネルや遙か下に谷川を見ながらの道です。
途中で休憩をしていると、対岸には少々古びた道路の橋脚らしきものが?あの山の麓に高速道路の計画でもあったのか??
6何?このピアは
山道は意外と長い。昨日の疲れも残っているのかなかなか目印となる河内神社が見えて来なかったけど、やっと発見。随分時間がかかっています。
7河内神社
山ばかりだと思っていたら突然広大な果樹園が・・・。柑橘系に見えましたがいったい何でしょうね?
8広大な果樹園
途中で個人のお宅の前に休憩所があったので休ませていただきました。
9休憩所
こちらにお住まいだった方は黒潮町に引っ越されてそこでも遍路のお接待をされているとのこと。
10張り紙
おー、昨日は会わなかったけど、一昨日に四万十大橋手前のローソンで会った若者2人が追い抜いて行きました。足摺を往復したのだろうけど、結構元気そうです。お参りや休憩でタイミングがずれるので、結構前になり、後になりで、顔を合わします。そのつど、一言、二言声を掛け合い、そのうちに友達になるのです。
11二人と出会った
美しい水田風景。もう初夏の雰囲気です。
12初夏
路傍には今や珍しい井戸ポンプがあります。冷たい井戸水を汲み上げて浴びてみたいけど、水が出るまでが大変なので諦めます。
13路傍の井戸ポンプ
村立小学校の分校跡です。昭和の初期から戦後まで、人々は山深くまで入り、農業や林業をしていたのでしょう。交通機関が発達していない中、人が集まって集落が出来ると、そこには役場や学校が。しかし、戦後の交通機関や産業の発達で人々は街へ出ていき、やがて小学校は廃校、場合によっては廃村なんてところが増えてきました。この現象が良いのか悪いのかはわかりませんが?
14分校跡
巨大なタブの木のところで昼食。地元の商店のおばちゃんが樹齢は500年・・・とか言っていました。
15タブの木
四国だけではないかも知れませんが、あちこちに言い伝えのある、岩や祠があります。読んでみると興味深いですね。
16姥滝権現看板
この巨大な岩がそのエピソードのある岩。猫のひっかき跡があるんだって。へー?
17猫の爪跡石
神社のトイレ横にあった小さなメリーゴーランド。何だか物寂しい。
18メリーゴーランド
なんの変哲もない普通の民家?実は看板には”土佐三原どぶろく共同組合”とある。特区申請でどぶろく製造をしているのかも?飲んでみたい。
19土佐三原どぶろく共同組合
いよいよ宿毛市です。
20宿毛市に入る
国土交通省の中筋川ダム発見!
21ダム
休憩所もありそうなんですが・・・。
22ダム看板
私だけ少しダムに寄って行く事にしました。
23ダム下流
管理所を尋ねた後は下り坂をダッシュ!10分後には追いつく事が出来ました。(というか道端でSさんは待っていてくれた)
24あと2キロ
39番延光寺到着。その手前で先ほどの若者二人はお参りを終え、タクシーで宿泊地まで?私たちは延光寺のすぐ下の宿です。
25延光寺
延光寺はちょうどバスが着いたのか結構な賑わいでした。バス遍路の皆さんは元気で楽しそうです。そりゃ、バスの中で寝ていられますものね。(私もビール飲んで寝て行きたい)
26賑わっています
中筋川ダムでもらったダムカード。これで四国のダムカードは2枚になりました。
27ダムカード
 40キロの翌日の30キロは結構疲れました。次回はもう少し距離のバランスを考えようと思いました。

(2019年6月25日(火)9日目の行程)
  6:00 久百々出発
   徒歩(30Km山道 11時間)
  6:50 ロッジカメリア通過
  8:00 道端で休憩
  9:00 河内神社通過三原村に入る
 10:20 芳井の遍路小屋(北條さん個人)で休憩
 11:50 下長谷公会堂で昼食(巨大なタブの木のところ)
 13:50 宿毛市にはいる
 14:00 梅の木公園入り口で休憩
 14:30 中筋川ダムでトイレ休憩
 16:10 39番 延光寺参拝
 16:45 39番 延光寺出発
    徒歩(すぐ)
 16:50 民宿嶋屋(宿泊)

 民宿嶋屋  TEL:0880-66-0835
            宿毛市平田町中山311
        宿泊(1泊2食¥6,600円)2名同室
                      9日目全歩行距離 30.0K

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四国歩き遍路ステージ4の8日目(足摺岬)

(これは6月24日(月)の記事です)

 いよいよ”その日”が来ました。足摺岬へ行く日です。片道20キロの往復、はたして完走出来るか?
お天気は良さそう。カッパは置いて行ける。
1まだくらい
5時半より朝食、”民宿くもも”の女将さんからお弁当のお接待をいただき、6時過ぎに出発する。
2日の出
朝日をうけながら歩く。
3影
そうか、足摺岬は国立公園なんだ。
4国立公園
延長1キロはある”大岐(おおき)の浜”
5大岐の浜
昨日と同じくサニーロードを歩く。
6サニーロード
大岐の浜も歩きます。
7浜への道
おー、観光バスが。
8観光バス
大阪の海遊館の関連施設らしい。
9海遊館
信じられない遍路道があった。これは道とは言えないねー。海辺の砂浜の背丈ほど草が茂っている中、漂流物の上を歩く。ホントにここがルートなの?と半信半疑で歩いてゆくと、小さな遍路道の看板がありました。
10海辺の遍路道?
そこからは山の中の険しい道、ロープを伝って行くところもありました。
11ロープ道
別の山の中の集落にはこんな碑も、昔役場があったんだとか。
12役場跡
午前10時、道端で休憩。民宿くももの女将さんからいただいたお弁当を半分いただく。おこげのおむすび2つ、バナナ、乳酸菌飲料、飴など豪華版です。本当に感謝です。
13お弁当
左手には美しい海
14海
この材木は?鰹節工場があり、生の鰹を燻すためのもの。
15材木
ホエール・ウオッチングの舟が出る所。
16ホエールウオッチング看板
まだまだ遠いですね。
17まだとおい
休憩場所も無いので道端で休憩
18休憩
一昨日に出会ったお遍路さん。歩きが同じペースだと何度も出会います。
19先日会った遍路
昼前にようやく岬近くまで来ました。
20あと少し
とりあえず到着か?ジョン・万次郎の銅像がありました。
21ジョン万
お寺参拝の前に足摺岬を見に行く。海と空の美しさに感動しました。初めて来た足摺岬にも感動。そして徳島から延々歩いてやっとここまでたどり着いたという事についても感動しました。
22灯台
海の水は澄み渡っていました。
23反対側
はるか向こうにはクジラの潮吹きが・・・見えるような気がします。
感激ひとしおです。
24海ばかり
早々にお参りして・・・
25金剛福寺
引き返します。
26帰り道
帰り道は遠かった。休憩をしつつ、宿に帰着したのは18:30頃でした。
28女性会ベンチ

(2019年6月24日(月)8日目の行程)
6:10 久百々出発
   徒歩(19.6Km 5時間)
6:50 大岐松原入り口でトイレ休憩
  7:50 大阪海遊館以布利センターでトイレ休憩
  8:00 とんでもない海岸べりのへんろ道に入る
  8:40 県道347以布利分岐の道端で休憩
 10:00 道端で休憩
 11:30 足摺岬ジョン万次郎銅像でトイレ休憩
      (昼食、足摺岬見学)
11:45 38番 金剛福寺参拝
12:30 38番 金剛福寺出発
    徒歩(19.6Km 5時間)
14:00 遍路休憩所で休憩
 15:30 以布利の女性会ベンチで休憩
 17:00頃 大岐の浜北端でトイレ休憩   
18:30 久百々到着(宿泊)

 久百々  TEL:0880-84-1664
             土佐清水市久百々120
        宿泊(1泊2食¥6,500円)2名同室

8日目全歩行距離 39.2Km

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四国歩き遍路ステージ4の7日目(土佐清水市へ)

(これは6月23日(日)の記事です)

昨日は四万十川の観光もでき、夜は”栗焼酎ダバダ火振り”を味わい、快適なコテージで良く眠れました。
実は今日も、明日の長距離歩行に備えて若干短めの歩きです。約18キロで久百々まで行きます。
1ひらののコテージ
今回お世話になったペンションひらのは流石にサーファーの宿という作りです。コテージ前にはサーフボードの手入れ用の台が置かれ、ウエットスーツを吊すバーも多数設置。仲間で楽しめるように屋根付きのBBQの炉も設置されていました。
ちなみに朝食のホットサンド、これが最高でしたね。とてもジューシーな具の入ったサンドは二つも食べるともう満腹でした。
お遍路される方にも超お勧めのお宿ですよ。
1ひらののBBQコンロ
さて、今日のコースは元々は四万十川最下流の”下田の渡し”を使うつもりでしたが、不定期ということもあり、距離もそれほど差違は無いため、山越えして四万十大橋を渡る事にしました。道が遍路地図には明確に載っていなかったけど、ひらののご主人から手書きの地図をいただいたので迷う事無く橋まで行く事が出来ました。
 四万十大橋手前にローソンがあり、そこで非常食などを買っていると、若い遍路3名が来ました。(彼らとはこの後2~3日、顔を合わす事になりました。)
2四万十大橋渡ります
これは四万十大橋から下流側を見た所ですが、本当に広大な河川です。
3広大な川
四万十川右岸の国道321号を下流へ進みます。大岩と言うところから国道は山の方へ入って行きます。少し行くと可愛らしい大文字山が見えてきます。京都と同じように旧盆の16日には送り火が焚かれるとのこと。
ちなみに中村の町は500年ほど前に一条教房により、京都の街を模して碁盤の目のように整備され、京都と同じ地名が多数あるとのことです。
4大文字山
国道321号、なるほどサニーロードですね♪
5なるほどサニーロード
さて、これが今までに歩いたトンネルの中で一番長い新伊豆田トンネル、1600メートルとのこと。
6新伊豆田トンネル
これはマスクをした方がいいですね。
7マスク
ライトも必要です。さすがSさん、準備が良い。
8ライトも
巨大な水車のあるドライブインの横にある遍路休憩所です。ドライブインの方はもう営業していないのかな?
9休憩所
道路際の庸壁のコケを削って書いてあります。地元の言葉なのかな?ニュアンスは伝わりますが。
10ざまにゆっくり土佐清水
珍しく、歩き遍路に追いついた。いつもは追い越される事が多いのに。(彼はこの後も何度かお会いします)
11お遍路さんが居た
安価で宿を提供されているというロッジカメリア。ご主人が道端でPRを兼ねてお煎餅のお接待をされていました。
12ロッジカメリア
”くまち”(地名)の海です。
13くまちの海
本日と明日の宿泊地”久百々”に着きました。
14くもも
今日はゆっくりして明日の片道20キロの往復に備えます。明日はいよいよ足摺岬です。楽しみでもあり不安でもあります。

(2019年6月23日(日)7日目の行程)
8:15 ペンションひらの出発
 徒歩(18.3Km 6時間)
  8:55 ローソンで休憩
  9:00 四万十大橋を渡る
 9:45 四万十題4号へんろ小屋で休憩
 10:05 大文字山通過
 10:50 新伊豆田トンネル(1.6Km)入る
 11:20 レストラン水車の横の遍路小屋で休憩
 12:50~13:40 ローソンで休憩
14:20 久百々到着(宿泊)
       (休憩の日)

久百々  TEL:0880-84-1664
             土佐清水市久百々120
        宿泊(1泊2食¥6,500円)2名同室

                         7日目全歩行距離 18.3Km

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四国歩き遍路ステージ4(番外編:四万十川観光)

(これは6月22日(土)の記事です)

 なんやかんやと理由を付けていますが、実はここ、行きたかったんです。今まで他にも行きたい所があって書くステージの初日や帰宅美などに、Sさんに無理言って連れて行ってもらっていました。でも、基本的には主たる目的である歩き遍路が最優先ではありますが。
 ということで、”ペンションひらの”の親切なオーナーご夫妻の協力により、舟に乗る事ができました。
タクシーで乗船場まで行きます。四万十川橋を渡り、右岸を遡っていきます。
A四万十大橋
約20分、四万十川河口より10キロほど上流にある入田というところで営業している松廣屋さんで帆掛け船に乗りました。
B松廣屋のりば
乗り場には舟が2艘、忙しい時はふたつとも出るのでしょうね。今回は私たち2人の他に新婚さんが1組みでした。
C乗り場
最後部には船頭さん。船首には説明をしてくれる方が乗って居られて、四万十川の自然や災害、特産物などの紹介をしてくれます。(大きなお世話かも知れませんが、出来れば作業服ではなく、昔の荷船の衣装でも着ていただければいいかな・・・と)
D説明付き
四万十川はとても静かな水面です。
E静かな川面
舟は船外機で少し遡った後、船頭さんは櫓でこぎ出しました。
F櫓でも
その後、帆も揚げて帆走しています。それほど大きな帆ではないのですが結構風を受け、舟は四万十川を遡っていきます。
G帆でも
途中の中州に降りて舟と共に記念撮影したり、石を投げたり。
H中州に降りて
遠くには四万十川で有名な沈下橋が見えています。
I遠くには沈下橋
中州の石に目をやると、スジがいっぱい付いているものが、鮎が水垢を食べた跡だとのこと。初めて見ましたよ。
J鮎のはみ跡
小一時間ほどの遊覧でしたが、のんびりとしていてよかったですよ。定員は30名ほどとのことでしたが、今回客は4人だけだったので、あちこち席を移動して写真を撮ったり好き放題していました。思い出に残るひとコマとなりました。

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四国歩き遍路ステージ4の6日目(今日は充電日)

(これは6月22日(土)の記事です)
 四国歩き遍路の行程を考えていると、そのクリチカルポイントというべき場所が見えてくる・・・・クリチカルポイントとは融通の利かない、こうしなければうまく行かないというポイントなのです。なんて偉そうな事を言いましたが、実は先達のSさんに、行程上はこれだけは配慮するようにと口を酸っぱくするくらいに言われたポイントなのですよ。たとえば、過日の行程の中にもそれがありました。
 徳島の12番焼山寺ですが、ここは”へんろころがし”と言われる厳しい山道が続く所で、これを越えないと宿泊施設も無いと言うところなのです。そのために、前日は必ず、取り付きの直前にある宿に泊まり、翌日は早朝から弁当持参で登山に挑む。午前中に焼山寺にお参りして、即刻その日に泊まる宿目指して出発する必要があるのです。・・・とすると、その前日の行程も粗方決まってしまい、そしてその前日も・・となるのですよ。
 実は翌々日にトライする足摺岬先端の38番金剛福寺もそのクリチカルポイントの一つなのです。ここは遍路ルートから孤立しているため、遍路ルートに近い所に宿をとり、そこから金剛福寺までお参り道具だけを持って往復し、泊まった宿に戻って二泊目を泊まるという事になるのです。今回の計画では片道20キロのコースを大福するので1日に40キロを歩く事になる。これはかなり厳しい距離である(そりゃマラソン選手は42.195キロを何時間だかで駆け抜けるのですが、私たちは還暦過ぎたクソジジイ二人ですから・・・)だから、その準備として前日、前々日くらいは力を温存しておく必要があるのです。
 と言うことで、今日はその前々日に当たるので、少々歩く距離を短く設定し、このクリチカルポイントを乗り切る事にしたのです。(決して楽して、観光しようなんて思ったわけではなく、そのような緻密な思慮がありそうなったもので、たまたま時間が空きそうなのでついでだから観光しようと言うことになったわけで・・・少々言い訳がましいですかね。)
と言うことで、今日は通常の半分くらいの距離で切り上げます。だから民宿を出たのも8時半、あー、昨日までに比べるとなんて楽なんでしょう♪
1民宿みやこ出発
民宿を出て暫く歩くと広大な砂浜がありました。
2広大な砂浜
うきぶち海岸というそうでサーファーがたくさん波間に浮かんでいました。
3うきぶち海岸
この辺りはサーフィンで有名なところらしくて、関西ナンバーのワゴン車が沢山来ていましたね。本日泊まるペンションひらのに電話した時にもサーファーですか?と聞かれたくらいですから。
4多くのサーファー
サーフィンするにはとても環境が良いようで、広大な公園、無料の駐車場、シャワーやトイレなどが完備されていましたね。
5道の駅と公園
おー、ワーゲンバスでもサーフィンしに来ていますね。おしゃれー!
6ワーゲンバス発見
うきぶち海岸に連なってこれまた長大な”入り野松原”があります。2キロ以上続いている松原です。
7入り野松原
こちらもサーファーが沢山いましたが、ウミガメも上がってくるようですね。
8ウミガメが来る浜
おー!クジラ発見!砂浜に打ち上げられて石になっていました。
9クジラ発見
南国情緒満天の休憩所もありました。
10南国情緒満天
はたまた続いて田野浦海岸。ユーミンじゃないけどサーフ天国ですねー。
11田野浦海岸
おお、本日泊まる”ペンションひらの”の看板がありました。”サーファーズペンション”と書いてある!だからサーファーかと聞かれたのですね。でも遍路地図の宿泊所一覧にも掲載されているのでお遍路さんでも泊まれますよ。
12ひらのの看板
いよいよ”ペンションひらの”のある”平野サーフビーチ”です
13平野サーフビーチ
12時50分、ペンションひらのに到着しました。こんな早い時間にチェックインなんて出来ないだろうと躊躇していたのですが、レストランの前まで行くと、とっても爽やかなオーナーご夫婦が出迎えてくれました。
14ペンションひらの
「たまたま時間があったので?」昼食をしてから四万十川の観光船に乗りたいと言った所、色々と情報をいただき、おまけにタクシーまで呼んでいただきました。お手数をおかけしてすみませんでした。
 これから後の四万十川観光は次の記事で書くことにして、とりあえずお遍路ステージ4の6日目はこれでおしまいです。

(2019年6月22日(土)6日目の行程)
8:30 民宿みやこ出発
 徒歩(13.0Km 3時間15分)
  9:40 土佐西南大規模公園内の休憩所で休憩
 12:40 平野サーフビーチ駐車場で休憩
 12:50 ペンション平野到着(宿泊)

      (ペンションひらので昼食後、四万十川観光)

 ペンション平野  TEL:0880-33-1839
              四万十市鍋島4097
        宿泊(1泊2食約¥6,000円)2名同室
              夕食・朝食は別料金
   ※サーファーズペンションですがバンガロー形式でとてもくつろげました。”下田の渡しへは一番近く、また、四万十大橋へ行     くのも山越えすればそれほど遠くないのでお勧めの宿ですよ。

6日目全歩行距離 13.0Km

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四国歩き遍路ステージ4の5日目(黒潮町の海と山を楽しむ(苦しむ))

(これは6月21日(金)の記事です)
37番岩本寺の次は当然だが38番。金剛福寺は何と80キロ先の足摺岬先端にある。徳島の23番薬王寺から室戸岬先端の24番最御崎寺までが75.4キロで3日かかりだったのだがそれより遠い!高知県のお寺巡りはほんに厳しいものです。今日は岩本寺を出発して約31キロ先にある民宿まで歩きます。今回の行程では平地を歩く時には1日約30キロのペースで、山道の場合はその半分から2/3くらいで計画したのだけど、1日30キロが続くとなかなか厳しい。ましてや昨日は厳しい峠越えを含めて29キロだったので今日は朝から疲れている。
 岩本寺宿坊を出ると、昨日道の駅で出あった遍路の方が居た。納経帳への朱印をもらうのに待っているとのこと。ちなみに、四国88箇所霊場のお寺の納経所は朝7時から夕方5時が営業?時間。明確に決められているのは良いことでもあるが、そうでない事もある。夕方、ゴールに間に合わなければ翌朝も早く出られないのだから。
1昨日会った遍路
窪川の町を抜け、国道56号を歩く。町中で見かけた機械。なにをするものだろう?
2何する機械?
国道を歩く時は距離票(キロポスト)を区切りとして歩いている。1キロあたり、12分から15分がペースなので、時速4キロくらいが私たちの平均時速かな。ならば今日は7時間半歩くことになる。実際には昼食や休憩もあるので約10時間か。
3距離票
片坂峠下の弘法大師の石像の所から国道をはなれ遍路道へ。
4大師の像
四万十町と黒潮町との行政界あたり。広大な水田が広がっている。
5水田
道はさらに細くなり山道に。
6山道への入り口
この道は何と国道トンネルの坑口の上を通っている。
7国道の上
そこから道は下りになり、やがて末川橋に出る。
8山道
末川橋にある西尾自動車の近くの遍路小屋で休憩していると、昨日から後先で歩いている先ほどの遍路が国道を歩いて行く。おそらくずっと国道を歩いてきたのだろう。あんまり時間が違わないので、国道を歩いた方が良かったのかも。
しかし、次の金剛福寺までまだ74.1キロもある。遠いね。
9遠いね
昨日、風自遊庵のご夫婦に教えていただいた遍路休憩所で休憩させていただく。ご年輩の男の方が運営されている。先ほどの彼も休憩しており、カップうどんをお接待していただいていた。私たちにも飲み物をお接待いただいたのだが、全部自前だろうから経済的負担も大きいだろう有りがたい事ではあるが、そっちを心配してしまう。
10接待所
土佐佐賀温泉こぶしのさとにも遍路小屋がある。ここにも歩き遍路が・・・と見えたのはお大師さんの石像が及摺を着ていたのでした。
11佐賀温泉
荷稲(かいな)駅近くからは国道を離れ、伊与木川対岸の道を歩く。これも風自遊庵で教えてもらったルート。
話は突然跳ぶが、昔、私が中学生だった頃、通っていた出来の良くない、ついでに柄も上品とは言い難い中学校に一人の若く美しい教育実習の女先生が来た。(臨時の教員だったかも?)その先生が四国から来た伊与木先生だったのだ。(名字が伊与木だからって、この伊与木川流域から来たかどうかはわからないが・・・)当時増せガキだった自分は密かに憧れていたのでした。そんなことをこの伊与木という名称を見てふと思い出しました。今はどうされているんでしょうね。
12荷稲駅近く
このコースは国道から離れた道なので歩きやすかったけどどこにも休憩する場所がないのが難点でした。くろしお鉄道沿いだったので、高架下で休憩しながら歩いたのでした。
13黒潮鉄道に沿って
ここには日本かわうそが居るのだろうか?(まだ絶滅せずに居るのかどうか?)
14いよき川
休憩するところが無いかと鉄道の駅まで上がってみるが何もありません。ただ、のどかな単線が延びているきりでした。
15いよきえき
いよき駅からは遍路道に入ったのですが、幸運にも列車にも出会いました。しかしその先で熊井隧道への道が通行止めであるとの看板があり、仕方なくまた国道へ引き返すこととなりました。
16電車
土佐佐賀駅を越えるとやがて海辺へ出ます。そう、再び土佐湾の沿岸の道になります。
黒潮町は”クジラにあえる町”とのことでした。何だか少し期待してしまいます。
17クジラにあえる町
”なぶら土佐佐賀”道の駅です。Sさんはかなりお疲れのようです。私も結構疲れています。ここで遅目の昼食。
ちなみに”なぶら”とは鰹の一本釣りをするときに小魚が海面に群れている所を言うそうです。
18道の駅で
道は再び海辺になりました。この先には広大な佐賀公園が広がっています。
19海
海辺を回る土佐くろしお鉄道です。数日後にはこれに自分が乗っていることなど想像出来ず、一度乗ってみたいものだと思っていました。(この文章を書いているのはステージ4から帰ってきた後です)
20海辺の鉄道
海を見ると遙か先に岬が霞んで見えています。足摺岬だろうか?そうであってもなかってもすくなくともあの先端へは行かねばならない。・・・てな事を思うと多少の脱力感が・・・。あー、遠そう。
21足摺は遙か向こう
ジオパークのエリアなのかどうか分かりませんがこちらにも興味深い地層が見えていますね。
22興味深い地層
土佐白浜の休憩所でしばし休憩。なかなか眺めの良い所なのですが、もうそんな景色を楽しむ余裕もなく・・・
23土佐白浜の小屋
土佐白浜の休憩所からの残り5キロは結構厳しく、実はもうヘロヘロでした。疲れてくると口数も少なくなり、ただ歩いているだけ。結局2時間余り掛かってようやく本日の宿泊場所、民宿みやこに到着しました。はー、お疲れさまでした。
24民宿みやこ


(2019年6月21日(金)5日目の行程)
7:00 37番 岩本寺宿坊出発
 徒歩(31Km 8時間)
8:50 四国電力資材置き場の先にて小休止
9:15 末川橋(西尾自動車)近くの遍路小屋で休憩
10:20 佐賀温泉横の遍路小屋でトイレ休憩
11:50 不破原近くのくろしお鉄道高架下で休憩
12:20 土佐くろしお鉄道伊与喜駅通過
13:20 なぶら土佐佐賀道の駅で昼食
15:10 土佐白浜へんろ小屋で休憩
17:20 民宿みやこ(宿泊)

 民宿みやこ  TEL:0880-44-1485
           播多郡黒潮町上川口1486-1
     宿泊(1泊2食¥6,000円+税)2名同室


5日目全歩行距離 31Km

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四国歩き遍路ステージ4の4日目(心あたたまる事ばかり)

(これは6月20日(木)の記事です)
 つくづく思う。四国の方は本当に篤いと、安和乃里の女将さんからお接待をいただいた。
女将さんの幸せもお祈りして回りますよ。
1おさいせん
ということで出発前に記念写真。
2女将さん
今日は37番岩本寺へ。宿泊は岩本寺の宿坊です。約29キロ、頑張ります。
3山道
国道56号を中土佐町の土佐久礼へ。
4中土佐町
土佐久礼は懐かしさを感じさせる田舎町。
5久礼
流れる小川の水は澄みきっています。
6綺麗な水
四国の道の案内板です。これから七子峠の道5.7キロの始まりです。
7案内板
道中にはこの地域の特産物、黒竹がありました。黒い色の細い竹です。古来から装飾品や笛の材料として珍重されたもの。
8黒竹
土佐久礼から七子峠までの道は実は2ルートあり、ひとつは土佐往還そえみず遍路道、もうひとつは今回歩いた大坂遍路道です。その2ルートの間には国道56号もあるのですが、今回は大坂遍路道を歩いたのですが、どれが楽かはよくわかりません。
上空には高知自動車道が通っています。
9高知自動車道
峠に近づくにつれ道は細くなり、やがて山道となります。
10山道
ようやく七子峠に到着。もう披露困憊。厳しかった!
11七子峠
七子峠からは国道56号を下る。途中にうどんやがあったのはとっても幸運!とても元気なお姉さんがてきぱきとトッピングの説明をしてくれる。お客さんも後から随分入ってきた。半分セルフの店だけど、こうばしいソバ茶をだしてくれたり、親切です。辺鄙な所にある店だけど、この道を良く通る人ならまた来ようと思うだろうお店でした。
12うどんや
今日は結構
気温が上がり道路にある温度表示は28度!そりゃバテますわな。
13暑い
影野あたりまで来ると道路沿いには広大な水田が広がっています。仁井米の産地とのこと。
14仁井田米
以前テレビで見た、ドローンで村おこしをしている四万十町のポスターがあった。
15ドローン飛行場
なかなか休憩所が無く、少々ばててきたので、駅舎ででも休もうかとSさんと話していた所、こんな看板が。
16ふじゆうあん看板
尋ねていくと、冷たいお茶や甘酒、そしてコーヒーまでご馳走になり、小一時間も話してしまった。ご夫婦で遍路にお接待をされており、この先の遍路道や休憩所の情報もいろいろといただく。元々は神奈川県にお住まいで、3月から11月までこちらで暮らしているとのことなので、ほとんどがこちらにおられるようです。本当にありがたい事です。
17風自遊庵
岩本寺まで後3キロの道の駅あぐり窪川で休憩。Sさんの大好物のソフトクリームを奢っていただく。暑い中、疲れている中、これは最高ですね。
18道の駅あぐり窪川
七子峠では相当へばりましたが、何とか岩本寺に到着。お参りをする。 
19岩本寺
今日はここの宿坊で宿泊です。夜はお勤め無し。明朝は朝6時よりお勤めです。


(2019年6月20日(木)4日目)

6:45 安和乃里出発
  徒歩(28.5Km山道 9時間)
 7:00 ローソンでトイレ休憩
 7:50 焼坂休憩所で休憩
 8:50 大坂谷かかりの遍路小屋で休憩
10:05 七子峠手前の休憩所で休憩
10:55 七子峠到着
11:30~12:10 うどん“なかむらや”で昼食
13:50~14:45 影野の風自遊庵で休憩
15:10 道の駅アグリ窪川で休憩
16:07 37番 岩本寺参拝
16:50 37番 岩本寺宿坊宿泊
    (その後、近隣で夕食 夜はお勤めなし。朝6時より)

岩本寺宿坊 
        TEL:088-22-0376
        宿泊(素泊まりのみ¥4,300円)2名同室
            春、秋等客が多い時は食事付きとなる。

4日目全歩行距離 28.5Km山道

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四国歩き遍路ステージ4の3日目(37番岩本寺は遠い)

(これは6月19日(水)の記事です)

 今日は移動のみの日。宇佐湾入り口にある三陽荘を出て、長大な宇佐大橋を再び渡り、奥の深い浦ノ内湾の内陸側を西へ向かう。実はこれとは別に浦ノ内湾の外海側にも横波スカイラインというルートがあるが、そちらは尾根道で延長も長いので楽な方を行く。その後、山越えし、須崎港を過ぎてJR土讃線安和駅前にある旅館「安和乃里」までの行程だ。
朝の宇佐湾べりはすがすがしい。背の高いワシントンヤシの道を行く。
1南国風景
宇佐大橋を再び渡り、浦ノ内湾べりを歩く。湾内はとてもおだやかで、水も綺麗だ。海洋高校の近くの船着き場。
2港風景
湾の縁にはたくさんのビニルハウスがあり、中には小石が敷かれた床があり、海水が引き込まれている。後でわかったのだが、ここは魚釣りのエサである「ゴカイ」が養殖されているとのこと。日本で有数のゴカイの産地とのことである。
3ビニルハウス
湾内は本当に静かだ。
4湾内
釣りをしている人がいたので身ながら歩いていると、タイミング良く、結構大きなチヌが連れていました。「やったー!」と声をかけると、なんだかとっても嬉しそうにしていましたよ。」
5チヌが連れた
浦ノ内トンネルを越えると立目、ポンカンが栽培されているようです。
6ポンカンの里
横波にあるヤマザキショップで昼食のお弁当を購入。近くに食事出来る場所はあるかとお店のおばさんに聞いた所、少し歩けば海辺に公園があると土佐弁で教えてくれました。あー、高知に来ている事を実感できます。
7大嶋海岸
で教えてもらったのが大嶋海岸、ここで本日の昼食。
その後、道は外海側の横波スカイラインと合流し、須崎に向かいます。道端にある手作りの案内には次の37番岩本寺まではまだ40キロもあるとのこと。結構遠いです。
8目的地は40キロ先
このあたりにもたくさんのビニルハウスが。屋根を突き抜けるほど背の高い植物が密生しています。何だろな?
9何つくってんのか
須崎の遍路小屋で休憩。
10遍路小屋
その後、休憩所併設のヤマザキショップがあったのでここでも休憩。午前中、元気なうちは2時間連続で歩行してもあんまり苦にはならないのだけど、午後になって疲れてくると、とにかく休憩したくなる。少なくとも1時間に1回は休憩したい。その時には短時間であっても靴を脱ぎ、できれば靴下も脱いで足を休めてやります。するとその後が若干楽にはなりますが、あんまり長い時間休憩すると、次に歩き出すのが辛くなる。なかなか加減が難しい。
11ヤマザキショップ
やがて須崎港、ここには巨大な大阪セメントのプラントがありました。
12大阪セメント
須崎の国道沿いには久しぶりに遍路道を示すグリーンラインがありました。
13グリーンライン
高知自動車道をくぐり・・・
14高知自動車道
道の駅かわうその里須崎でしばし休憩。おー、古そうな車がいました。
15旧車が
道の駅には歩き遍路が数名。彼らとはまた後日会う事になります。
16かわうその里
再び海が見えてきました。こちらは土佐湾です。
17海辺
山あいを走るJR土讃線の線路も見えています。
18JR土讃線
ようやく本日の宿泊地JR安和駅近くの「安和乃里」に到着。本日の歩行距離は約29キロでした。
19安和の里
旅館の女将さんが抹茶を入れてくれました。嬉しいです。写真に茶菓子が無いのは早々に食ってからあ、写真に撮るの忘れたと思い撮ったからですよ。自分ながらに浅ましいなと思います(恥ずかしい)
20抹茶
女将さんの心遣いに感謝です。

(2019年6月19日(水)3日目の行程)
  7:25 三陽荘出発
     徒歩(29Km 9時間)
  9:30 道端で休憩
11:00 ヤマザキで昼食購入(トイレ休憩)
11:20~12:00 横波の砂浜で昼食
 13:00~13:20 須崎17号遍路小屋で休憩
 14:00 須崎押岡ヤマザキショップで小休止
 14:20 大阪セメント前通過
15:20 道の駅かわうその里で休憩
16:30 安和乃里到着(宿泊)

 安和乃里  須崎市安和919-2
          TEL:0889-42-8613
        宿泊(1泊2食¥6,500-)2名同室

                    3日目全歩行距離29Km

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四国歩き遍路ステージ4の2日目(土佐市4ヶ寺)

(これは6月18日(火)の記事です)
7月1日より再就職したため、心の余裕がなく、なかなか紀行がすすみません。
この日は33番雪けい寺から36番の青龍寺4ヶ寺を回ります。
33番の魔性m、園にある高知屋さんを出発。女将さんはとてもいい方でゆっくりとくつろがせていただきました。
1高知屋出発
33番雪けい寺で納経帳に記載してもらい、早々に次のお寺へ向かう。今日は少々距離が長い。
2せっけいじ
さすが高知ですね。スクールバスもクジラ型。
3スクールバス
稲かと思ったがよく見るとい草?
4い草
こちらはミョウガ?それともショウガ?
5ミョウガ
季節柄あじさいが花盛りです。
6あじさい
34番種間寺到着。
7種間寺
昨日より前後して歩いているカップルに会いました。(といっても道中で何度も抜きつ抜かれつ)お二人はスペインから来ているとのことで、ほとんどを野宿で歩いている。男性の方は四国遍路は2回目だとのこと。
8スペインのカップル
広大に水田が広がります。
9水田
おーまた魅力的な分かれ道が・・・、”どっち行けばいいのだろう”と二人で話していると、後から来た地元のお嬢さんが、どっちいっても同じところへ行くよ・・・と、なんだつまらない。
10分かれ道
でも、途中でこんなメガネ橋がありました。明治時代のものだそうです。
11眼鏡橋
国道56号に出て、仁淀川大橋を渡ります。ここからは土佐市です。
12仁淀川渡り土佐市へ
仁淀川大橋を渡り、右岸側を遡っていきます道しるべがあります。途中また国道に戻り、その後は田圃道へ、高知自動車道の下をくぐって山道に。
13みちしるべ
ここにも魅力的な切り通しがある。
14切り通し
長い石段の上に35番清瀧寺がありました。
15清瀧寺
結構高いところにあり国道を歩いているときからずっと山の中腹に見えていました。お寺です。上からの眺めもなかなか素晴らしい。遠くに見えているのが先ほど渡ってきた仁淀川大橋ですね。あそこからここまで約4キロなのですが、随分遠くにみえますね。
16仁淀川の橋
さて、2か寺をまわってお昼になりました。清瀧寺手前にあったうどんやに入って昼食です。前にも書いたかも知れませんが、遍路歩きをしていると、なかなかお昼のタイミングでお店に出会わない。そもそもお店自体があまりない所を歩いているんでしょうね。だから昼食にありつけない場合が多いです。そのために、コンビニがあると、非常食やパンなどを買って行きます。今回はうどんやがありとてもラッキーでした。
17うどんや
先ほどの仁淀川橋手前まで戻り、今度は南に進みます。かつての旧道を歩いていったのですが、優雅な道しるべがありました。
18道しるべ優雅
そしてまた、町中には優雅な水路も。
19優雅な水路
道端の無人販売でプチトマトを買って食べながら行く。喉が乾いているので結構美味しい。
20プチトマト
道は県道39号、宇佐湾へ出る途中の峠にある塚地休憩所。
21塚地休憩所
しばらく休憩してから宇佐漁港へ向かいます。宇佐湾入り口にある宇佐大橋を渡る。36番青龍寺と本日の宿、三陽荘はこの向こうにある。
22宇佐大橋を渡る
海岸縁の道を延々と歩く。三陽荘を一旦通り過ぎて約800メートルに青龍寺がある。
23青龍時
いつも思うんだけど、お寺の手前まで必死に歩いて、やっと着いたと思ったらそこからさらに石段が延々続いている。お寺参りは精神的にも鍛えられます。
24長い石段
青龍寺参拝が終わり、もうヘロヘロ。境内で暫く休憩してから宿に向かう。ようやくゆっくりできます。本日の歩行距離は約31キロでした。
25三陽荘

(2019年6月18日(火)2日目の行程)
6:40 高知屋出発
6:45 33番 雪けい寺参拝
7:05 33番 雪けい寺出発
     徒歩(6.3Km 1時間40分)
8:30 34番 種間寺参拝
8:55 34番 種間寺出発
     徒歩(9.8Km 2時間30分)
  9:50 仁淀川を渡る
 11:00 ローソンで休憩
11:40 35番 清瀧寺参拝
12:20 35番 清瀧寺出発
     徒歩(14.0Km山道 7時間)
 13:10 うどん屋“きよたき”で昼食
 14:30~50 塚地休憩所で休憩
 15:30 宇佐大橋を渡る
 16:20 36番 青龍寺参拝
16:50 36番 青龍寺出発
     徒歩(1Km 20分)披露困憊
 17:15 三陽荘(宿泊)

  三陽荘  土佐市宇佐町竜504-1
         TEL:088-856-0001
         宿泊(1泊2食¥9,870-!)2名同室
         温泉、足湯あり。遍路宿ではなく普通の旅館
(きれいで快適)
            19時までに宿に入って欲しい。

              2日目全歩行距離 31.1Km 

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