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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

壇場山古墳

(これも7月26日の記事です。)
26日、最後に訪れたのは播磨国分寺跡にほど近い壇場山(だんじょうやま)古墳。
1石碑
5世紀後半というとまさに古墳時代。
2看板
墳墓は北側に矩形、南側に円形が向いており、回りには濠(周濠という)が巡らされた前方後円墳、墳丘の長さは南北に143mと兵庫県下では2番目に大きいものとのこと。おそらく一番は須磨の五色塚か。
3全体の形
案内板にある形を見ると、前方と後円の間に出っ張りがあるので恐らく古墳時代中期のものか?
4天端
古墳の上部は樹木が無くて容易に歩ける。
5石棺
そして後円部の中央には石棺の蓋が露出している。石棺は東西向きに配置されている。石棺の蓋の端部には二つの突起部分が刻まれており、おそらくここに縄をかけて運んだものと思われる。
6周濠1
周濠には水は無く湿地状になっており草が繁茂している。
7周濠2
そしてその回りには多くの民家が建ち並んでいる。
8隣接地から
この古墳の存在は随分前から知っていたのだけど、なかなか来る機会が無く、この度(ついでだったが)ようやく見に来る事が出来たのだ。ここは、埋葬者のこじつけ(○○天皇陵とか・・・)や、某省の管理も無いので一般人も立ち入る事が出来る所である。
これだけの墳丘を作るのには随分労力が必要であったことだろうし、濠の土砂と墳墓の土砂のボリウムは拮抗しているのだろうかとか、よほど力のある豪族の墳墓なのだと想像したり、墳丘のうえに立つと色々と想像が出来て興味深いのである。

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播磨国分寺跡

(これも7月26日の記事です。)
以前、加古川から姫路まで電車で通勤していたとき、電車の窓から広大は広場と築地塀がありいつも気になっていた場所である。
県立博物館の帰りに寄ってみた。
1かんばん
741年、聖武天皇の時代に国ごとに設置された国分寺と国分尼寺、国の安寧を祈念するための施設。
2広大
広大な敷地にはおおくの伽藍が配置されていたようである。
3石碑
現在は北側半分は同じく国分寺というお寺がある。
4塔の礎石

コチラは塔の礎石。規模的にみて7重の塔であったらしい。
5築地塀
築地塀は発掘された位置に再現されたもの。
6兎に角広い
それにしても広大である。
7金堂跡
こちらは中央の金堂跡。
ようやく見ることが出来てよかった。

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兵庫県立歴史博物館

(これは7月26日の記事です。)
年に1回の人間ドック、毎年受診している姫路の病院へ行く。以前はバリウムを飲んでいたので午後からは休暇をとり自宅で療養?していたのだが、3年前より胃内視鏡にしたので、終わった後は以前のようにケアはいらない。といっても有り余っている休暇なので休んでご近所の散策をすることにした。
1博物館
姫路城の北側にこれがある。
2かんばん
近隣で自分の興味をみたしてくれる場所・・・
3県域図
ということで最近は出張の帰り際とかに博物館や美術館へたまに寄っている。ここも近くである割には初めて来た。
4マッチ
1階部分の常設展は無料であり兵庫県の成り立ちや寺院、海運関係、など、あまりこれといったテーマもなく展示がされていた。展示物もとりあえずあるものという感じであり、立派な建物に比して内容は少々残念。恐らく特別展の方がメインなのだろうけど。
5仏像
なぜ、重要文化財がここにあるのか??
姫路城後ろ姿
姫路城を裏から見る事はなかなか無い。姫路城の裏側には広大な公園がある。昔「シロトピア」とかいう博覧会が開催された跡地とのこと。

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中部縦貫自動車道荒島第一トンネル

福井県と岐阜県をつなぐ中部縦貫自動車道(国道158号大野油坂道路)の荒島第一トンネルに行ってきた。
現在事業中の箇所。発破掘削、NATM工法で施工が進められている。
1トンネル内
今回は建設機械及びICT・IoT関連の取り組みを見てきた。
2集塵機
これはトンネル内の集塵機。坑内作業の快適性を確保するためのもの。
3吹きつけ機2
壁面や切羽にコンクリートを吹き付ける機械。
4削岩機
削岩機(削孔機)。
5変電車
これは変電車とでも言うのか?受変電設備と分電盤の搭載された車輌。
6切羽
此処が掘削している最先端。
7測量器
 そしてトンネル内に設置されたトータルステーション。この機器でドリルジャンボの正確な位置出し、トンネル中心の保持をしている。
 ドリルジャンボには掘進速度を検出する機能があり、岩質を掘進速度で判定させ、現場事務所のパソコンで図化。次の掘進の参考としている。切羽のどこにダイナマイトを装填するかは従来は熟練した技能工がいたが今は減ってしまったので、それを機械に置き換えようとしているとのこと。
 技能やノウハウの蓄積は大切なことだと思うけど、それらを含めた技術全般を伝える相手、つまり次世代の土木技術の担い手が少ないのが辛いところ。こんなに素晴らしくやりがいのある仕事なのに・・・、と土木の傍で仕事をしている自分は思うのだが、今の若者には受け入れられないのだろうか?

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足羽川ダム見学

北陸での会議の際、足羽川ダムの建設現場を見学させてもらった。
福井市街は九頭竜川、足羽川、日野川に囲まれている。これらの河川は洪水時においては水位が市街地より高くなり堤防が決壊すると大きな被害が発生する。実際に平成16年7月には足羽川の堤防が決壊し、福井市内が浸水した。このような背景のもと、洪水調節専用の足羽川ダムが建設されている。
ダムの高さは96m、重力式コンクリートダム。ダムの一番底の部分に穴があり、通常は水を溜めずそこから川の水を流し、洪水時には一時的に水を溜めて洪水の後、安全な量だけ水を下流に流すという機能のダムである。
9全体図
ダムは当初足羽川本川に計画されていたが、水没家屋が多いため、支川の部子川に変更された。そのため、上流の支川の水を集める導水路を2本掘削する。現在は水海川(みずうみがわ)からの導水路を施工中。
1水海川取水点
こちらが水海川の分水工予定地。現在は砂防堰堤がある。
8予定地
そしてこちらがダム本体の予定地。
4ダムのイメージ
ダムのイメージは上流から見るとこんな感じ。上の写真の看板は写真のほぼ中央にある。
2付け替え県道と工事用道路
付け替え県道と工事用道路の工事が進んでいる。右側の鋼材が組んであるのは県道7号橋のピアの工事足場。その手前にピアが建つ。
3管理所予定地
工事用の仮橋の向こうに見えている山は全て削られてそこに県道が通り、ダムの管理所が出来る予定。
5導水トンネル
そしてこちらが水海川導水路のダム湖側の出口。導水路の長さは約5キロあり、現在500メートル余りまで掘削され、トンネル入り口部にはセントルと呼ばれるトンネル壁面のコンクリート打設をする枠が見えている。
6図面
水海川導水路は直径8.5m、結構大きい。二期工事で予定されている足羽川導水路は直径13m長さ11キロとさらに大きく長い導水路となる。
 一期工事の完成は8年後の2026年、我々電気通信の仕事は再来年くらいからだと思うが、もうすでに自分は定年退職後となる。携われないのがとても残念だ。人生は短く成し得ることは少ない・・・そんな事を感じてしまうのである。
7美しい水

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稲の成育状況

7月豪雨で水没しましたが、流される事無く成育は順調です。
稲の成育7月

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草刈をした(先週だけど)

(これは7月14日の記事です)
7月21日から31日は毎年「中干し」という時期で用水路の水が減る時期なのです。それは、分けつも終わった稲の苗の根の張りを強くするために水を一時切り、その強化を促す為と言われている。
農家の皆様はその間に田植え前に実施して以来伸びてきた畦草刈りを水が切れたその時期にされるのであるが、私は何だかタイミングが狂っていて、その前の週となる14日~15日に実施した。
田への乗り入れ部分もそれほど伸びているわけでもないが・・・。
64草刈前
あぜ道もまだ少ないのだが・・・。
63草刈前3
まあ、それなりにスッキリしました。
64草刈後
あぜ道もスッキリです。
63草刈後
これから先、稲刈りまでに何回草刈をしなければならないのか?と思う反面、仕上がり状態が目に見えるので気に入っている作業ではあるのです。

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IR?被災地と被災者を放置してまで出席すべき大切な委員会だったの?

 なぜ、このような事を発案し決めた者に支持が集まるのかはよくわからない。

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水が引いた。

(これは7月8日頃の記事です。)
昨日の出水もようやく引いた。
水田は大丈夫だ。
1水が引いた水田
加古川大堰はまだ全開中。
2加古川大堰は全開
この出水は岡山や愛媛に甚大な被害を与えたが、近畿地方各地にも少なからず影響があった。今夏は大阪府北部地震から台風、そして今回の豪雨。なかなか厳しいですね。我が職場は延々と非常態勢が続いておりましたが、一昨日にようやく注意体制に更新されました。6月18日から7月19日までの間で非常態勢が緩和されたのがわずか2日だけでした。

(これ以降は7月14日の写真です)
3かぼちゃ
これは7月14日頃の写真ですが、水没した畑の作物は水没部分の野菜は全て切り落としたもののその後も順調に生育しています。しかし、カボチャとスイカはもうダメですね。
4ゴヤ
とても元気なのはゴーヤ!立派に実をつけてくれています。

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岡山へ

(少し前の記事ですが・・・)
所用で岡山へ行く機会があった。
0岡山
岡山駅から津山線に乗った。
0津山線
なかなかレトロな列車です。
0津山線の中
帰りの時刻を見ておこうと思ったら、なんと本数が少ないことか?(加古川線よりも少ない)
0津山線時刻表
で、目的地はここ。
1岡山大学
打ち合わせが終わり少し雑談していた時、広大なキャンパスの事を話すと、実はここはその昔、軍隊が居た所だったとかで、その名残も残っていると。待ち時間が十分すぎるほどあるので少し覗いていく。
2岡山大学守衛詰め所
一つ目はここ、衛兵の詰め所。
3これも看板
なかなかレトロな板張りの建物。
3守衛詰め所の看板
看板もあります。
4当時の建物
そしてこれも当時の建物。綺麗にリフォームされ有効に利用されています。
5階段1
特にこの階段が建築様式的に価値があるものとか?(私にはわかりませんが)
6階段2
でもなかなか優雅な手すりです。
7当時の姿
当時の写真も展示してあります。
8レトロな照明
照明灯もなかなか優雅!
9当時の姿
旧陸軍17師団司令部の建物とのこと。

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7月7日の出水

 延々と近畿上空に居座る雨域、5日から雨が降り続き近畿のみならず九州、中国、四国、中部でも多くの出水があった。ほとんどのダム・堰が洪水調整に入ったようだ。5日夜に災害対応のため徹夜をして昨日6日昼頃、帰宅しようと職場を出たのだが公共交通機関は大半が運行見合わせ。特に神戸から明石間については新幹線も含み通っていなかった。
 結局帰宅は諦めまた職場(大阪)に戻ったのだが、夜10時半頃JRがようやく動き出した。この時間に出て、途中で止まってしまうとどうしょうもないのだがどうしても帰らねばならない事があったため再度帰宅を試みた。
 結局乗った電車はおそらくは数少ない(1~2本?)快速で御着行きであった。途中の西明石で全ての普通からの乗り換え街をしたため、約1時間止まりっぱなしだった。自宅に帰り着いたのは今日の午前2時前であった。
 朝起きて自宅前の水田を見ると、一面泥水状態。隣接する畑も水没していた。
水田水没
出水があると加古川大堰からの取水は止める事になっているのであるが、用水路は満水である。
用水路は満水
下流への速やかな排水のため途中にあるゲートも全て全開してある。
ゲートは全開
しかし、水は水路を越えて畑や道路の低い所を流れている。
畑も水没
加古川線の線路まではあと30センチくらいか?
加古川線に迫る水
加古川の本川も水は高水敷を上回り川幅一杯に流れている。河川公園にある四阿の屋根だけが見えている。
加古川出水
加古川大堰は既に全開しており、下流にある県の排水機場も稼動しているようであった。
全開
 我が家の前を流れる用水路は上流からの雨水の排水も兼ねている。加古川大堰よりの取水を止めたとしても内水を集めている曇川の水位は高いままであり、加古川本川も大堰全開で水位が高く、途中にある樋門からは排水出来ない。2~3年前にポンプが増強されたポンプ場からの排水もいまいち少ないのではないか?
 午後より雨足が若干弱まり加古川本川の水位が少し下がってきたようで良かったのだが、この度はエリアメールが2回鳴り地元に避難勧告も出た。これ以上降ったらもう床下浸水くらいにはなっていたかも知れない。

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バッテリーキルスイッチの弱点

少々マニアックな話になるが・・・
16バッテリーキルスイッチ
旧車乗りの方ならこんな部品をご存じではないかと思う。そう、乗らない時にはバッテリーを切り離しておくスイッチなのだ。実は自分はこのスイッチを”117クーペ”だけではなく農業用のトラクタにも付けていた。
先日、田植え前の代掻きの時、セルモーターが回らなくなってしまったので、バッテリーが古いからと思い新品に交換したのだが、新品でもセルモーターが動かなかったので初めてこのスイッチが原因ではないかと思いバラしてみたのだ。
17ネジ部
構造はきわめてプリミティブでネジ側の導体と台座側の導体がネジをねじ込む事により接触するというものなのである。このネジ部を良く見ると、ネジの根元の樹脂が溶けているでしょう?
19リーク痕
 そしてこちらは台座部。接触不良が原因で火花が飛んだ後(黒ずんでいる所)が見えます。
 想像するに、このネジの締め付け不良がまずあり、トラクタのディーゼルエンジンの始動時前に行うグロープラグの加熱時に大電流が流れネジの樹脂を溶かす。その溶けた樹脂がさらに接触不良を促進する。その後、セルモーターを回した時に電極間でリークし絶縁不良になったのではないかと想像する。
 まあ、そもそもの原因は締め付け不良なのですからヒューマンエラーです。同じスイッチを使われている場合は十分に締め付けてからセルを回すようにしてくださいね。

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ファンの交換など・・・

「浮き苗」の後、久しぶりに117クーペをさわった。
まず・・・
1冷却ファン
冷却ファンの交換。以前より懸案だったのだが、我が117クーペのファンは羽根の1枚が何かに当たったのか、曲がっている。以前、鳥取のM氏よりいただいていたものがあったのでそれと交換した。
2新旧ファン
新旧比較するとどちらもそれなりにくたびれてはいるが・・・
3旧ファンメタル
取り外したファンは真ん中にある金属(バイメタル?)がかなり錆びて表面が剥がれてきていました。
4新ファンメタル
この部分はシリコンオイルを使用したカップリングになっており、エンジンが冷えているうちはファンを空回りさせてあまりエンジンを冷やさないような機能がある。
5緩み止めナット
高速で回転する部分なので、固定には緩み止めナットが使われていました。
そして次は・・・
6旧ウエザードリップ
ボンネットのウエザーストリップの交換です。
7ボロボロ
先日、ボンネットの蓋の部分を交換し、今回は前縁の物を交換した。
8新旧比較
元々付いていたモノは硬化して取り外すとボロボロと崩れてくるのでした。
9新の断面
新しいものはとても柔らかく、十分機能は発揮出来そうです。
10取り付け完了
と言うことでこれが取り替え完了後。
11キャリパー
そしてもう一つ、リヤブレーキのパッドの上下入れ替え。
12外した所
我が”きつね号”は以前からリヤホイール付近よりキキキキという擦れ音が出ていた。先日も友人に見てもらったのだが、改善せず。日頃お世話になっている「PAネット」の皆さんにそんな経験があるかと聞いたところ、数名からコメントをいただいたので、早速実行してみようと思ったのだ。
13まだ使える
”117クーペ”のブレーキのパッドには摩耗するとブレーキを踏むと音を発して注意を促す機構がある。このセンサ部分が今、下になるよう組み付けているのだが、それを上側にする・・・という方法である。
14上下入れ替え
上下入れ替えて組み付け、タイヤを戻して早速試験走行。
何だか音は出なくなったみたいだ??果たして完治なのかどうかは暫く様子を見なければわからないのだが。
15へこみ
タイヤを外していていやなモノを発見してしまった。コスミックホイルのセンターキャップがへこんでいる!!折角新品を買ったのに・・・涙。
車庫入れの時に自分で何かに当てたのだろう。トホホ・・・。

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「浮き苗を廻る」

 田植えが終わり、1~2週間のうちに機械(田植え機)の不調や苗箱の苗が出てきていない部分の存在により、水田にちゃんと田植えが出来ていない部分が出来る。田植えの後、残った苗を取っておいてそこへ植えることを播州地方では「浮き苗を廻る」と言う。
 そもそもは、田植えが手植えで行われていた頃、しっかりと土中に差し込めていない苗が浮いてきて風や水流などにより流されてしまった所を補填する。そのような行為をそう呼んでいたのでその名残なのだろう。
 昨今は米も安くにしか売れないし、泥田の中を歩き回るのもしんどいのでやっていないという人が多くなってきた。「そんなしんどい仕事をしてどれだけ収量に差が出るねん。」と言う口の悪いやつもいるのだが、自分は毎年せっせと廻っているのである。たとえ茶碗一杯でも多く採れた方が嬉しいやんか!・・・・という吝嗇な性格なのだからであろう。
苗
ということで今日、その「浮き苗」を廻ってきた。
水田
一人で作業していたので作業中の写真は無いが、小さなカゴを腰に付け、その中に田植えで余った苗を入れて泥田の中を歩き回るのは結構骨が折れる、水田に生えて来ている草や稗も引っこ抜きながら植えながらである。中には、水田の一部で育てているレンコンの地下茎がここまで伸びて来て沢山葉っぱを出していたのでこの葉は悉くちぎっておかないとそのうち水田が全て”レンコン池”となってしまうのだ。
蓮
畑ではカボチャが超元気だ。
カボチャ

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