(これは1月13日の記事です)
中学校の修学旅行で初めて訪れた上野の公園にある「国立科学博物館」へ再び行ってきた。以前に行った時もとても興味深く、限られた時間の中ではとてもまわりきれずに出なければならなくて残念だった所である。

久しぶりにおとずれた上野公園、少々寒かったがお天気はとても良かった。

45年前に訪れた「国立科学博物館」と同じ建物なのか、建て変わったのかは分からない。何せ昔の記憶だから。

このパンフレットが無いと、何が何処にあるのか?

まず日本館。巨大でレトロな天体望遠鏡が。

そして初期の電子顕微鏡。確かこの頃の物は、見ようとする物を金メッキしなければ見えない物だったような?

そして、地下1Fには360度のパノラマビジョンが10分に1回上映している。これはなかなか素晴らしい臨場感が味わえる。

そう、日本館の見学が終わり、地球館へ行く途中、屋外に昔のラムダロケット用のランチャーがあった。かつてのここには多くのペンシルロケットやもう少し大きなものも展示されており、その変遷がわかったのだが、今はこのラムダ形と、ペンシルロケットが1つのみになっていた。きっと収蔵庫などにしまわれているのだろう。

各展示室はその見せ方に工夫がされており、かつての中学時代に見学した時の配置や見せ方からは隔世の感がある。

自分が特に興味を持ったのはやはり、なんと言っても電子機器の発展過程である。これは真空管を使った電子計算機!

衛星「イトカワ」まで行って塵を取って帰ってきたかの「ハヤブサ」もその実物大レプリカが展示されていた。近くで見ると意外と大きい。

そして、初めて日本が打ち上げた人工衛星「おおすみ」も。

第二次世界大戦の時に製造された「ゼロ戦」もあった。

自分の興味としてはこのエンジンの精密さがすごい。科学技術も平和な産業に使われれば良いが、戦争に使われるのは情けなく、愚かな事である。

最後にワンボードコンピュータ黎明期のTK-80。これが現在のパーソナルコンピュータのルーツになる。1980年頃のもの。
ここにいれば、1日はあっというまに過ぎてゆく。人間の膨大な知識と知恵の集大成、その歩みに触れる事ができて例えこの歳であっても、また新たな事に挑戦したいという意欲が湧いてくる場所なのである。