先週挫折した庭にある椿の移植を再開。先週はあと少しで掘り起こせそうな所まで来て腕が吊ってしまった。
今日は気を取り直して移植まで完了するぞ!と意気込みよく作業に取りかかったのでした。
周囲は既に40センチほど掘り下げており、先日は底の部分を掘っていて挫折したのでその続きから始める。根っこを2本ほど切って幹を押すと、動いた!!前後左右に傾けて底の方にある根を枝切り鋏で切って行く。
無事掘り起こせました。作業開始から約30分。荒縄で鉢を巻き保護する。

ここで大きな誤算。鉢にロープを掛け、片側を石垣に乗せて天秤棒で持ち上げようとするが重くて持ち上がらない。徳島の造園家のSさんの指示では鉢は45センチほどで良いとのことだったのだが、念のため55センチほどにしたのが祟ったのか・・・?
急遽ご近所さんの隣町のKさんにSOSを出す。早々に駆けつけてくれたが二人でも上がらない。そこで・・・

先日ベレットのエンジン搭載の時に使ったKさんのエンジンクレーン出動!足場板を椿の両側に渡し、エンジンクレーンを乗せスリングを幹に掛けてあげると、上がった!さすが油圧です。一生のうちに何度も使わない(普通の人は絶対に使わない)エンジンクレーンの新たな使い方を発見!

台車の上に乗せて10メートルほど先の移植場所へ移動。

再びエンジンクレーンでつり上げて、あらかじめ掘っておいた穴に投入する。やったー!!

元の場所で掘った土を隙間に投入し、向きや傾きを調整しつつKさんが突き込んで行く。Kさんは何でも出来るんですね。

根元の周囲に土手を築き灌水する。

最後に乾燥を抑制するために樹全体に寒冷紗をかぶせる。寒冷紗は無かったので苗代用の網で代用。何とか無事に移植が完了しました。これからは頻繁に灌水してやるつもり。無事に復活しますように。
それにしても、樹木の移植がこんなに大変な作業とは思いませんでした。それなりの大きさになると、掘り起こせたとしても一人では運搬出来ないという事がわかりました。この度はSさんのアドバイスとKさんの協力なくしては完遂することは出来ませんでした。皆様有り難うございました。