(これも11月21日の記事です)
午後もどうせ手持ちぶさただから、今度は東の方へ行く。

京都府美山町にある大野ダム。その昔、京都市内から丹後半島まで通っていた頃、何度も横は通ったのだが、今まで一度も訪れた事がなかった。

こちらも、紅葉が美しいと聞いていたのだが、やはり少し遅かったか?

管理所対岸まで行くとこんなカンバンが。クマがいるんですね。そう言えば、午前中に行った長安寺も裏山に出るといっていた。

かつての洪水の時の水位表示がダム湖にあった。つい2年前のものがある。

大野ダムで出会ったカップルに”茅葺きの里”への道を聞かれたので、説明したが、時間もあったので、自分も行ってみた。(1時間では帰れないかも知れないけど。)

実はここも思い出深い所で、今から17~8年前に一度来ているのだ。

その時はもう夕暮れ時だったので写真を撮って早々に帰ってしまったのだが、今回は集落の中を散策してみる。

17年前には会ったのかどうか?なのだが、カフェや美術館、民宿などのカンバンがある。

おお!!こちらにも巨木がありましたね、これは”トチ”トチの実はアクを抜いて食用になるため、救荒食として植えられたのではないかと・・・。

折角来たのだからと”美山民俗資料館”を見る。茅葺き家屋の内部や、昔の道具や什器類、古文書などが展示されている。屋根裏には広大な空間があり、茅葺き屋根の内部がよくわかる。屋根裏には保存食として江戸時代からの粟が置いてあった。これは今でも食べられるとのこと。

おお!古い道しるべが・・・・!

ここは20軒以上の茅葺きの建築物が残っている所だ。茅葺き屋根の厚みは50~60センチはあり、葺き替えには相当な量の茅が必要だと思うし、これだけの数を維持しようとすると労力も必要でとても大変だと思うが、この景観は大事にして欲しいと思った。
17年前には無かったが、府道沿いに土産物屋や駐車場が出来、中国からのお客さんも大勢観光バスで来られていた。