1月4日高校時代の友人達と神戸元町で会った。集合時間の少し前に元町に着いたので近所をぶらぶらした時に見つけたものがあったのだ。以前から気になっていた金網で出来た大きな魚。近くまで行くとそこは、かつての”メリケン波止場”であったようで、阪神淡路大震災の時に被災した護岸がそのまま保存されている所だった。

かのポートタワーも間近に見え、モザイクの観覧車も見えていた。被災護岸が記念として永久保存されるという話はずっと前だけど、新聞で読んで知っていたが、現物はまだ見てなかったのだ。

破壊された護岸のあとは周囲が鋼矢板で仕切られ保護されていた。当時の傾いた街灯、崩れたコンクリート護岸がその矢板の間に横たわっていた。

実は、私の祖父は朝鮮戦争から帰ってきた後、神戸市港湾局に勤め、沖仲仕を仕切る現場監督をやっていたという話を聞いていた。このあたりの護岸ももしかして、祖父のたずさわった現場かも知れない。

破壊された跡を見ると、人間の仕事なんてはかないものだなと感じてしまう。堅固だと思われる鉄筋コンクリートもこんなものである。

このメリケンパークの入り口の前にはこんな防潮堤があった。来ると予想されている”南海トラフ巨大地震”のためのものなのだろうか?次々と来る災害に対しては休む暇無く対策を講じる必要がある。明日からお仕事です。昨年に引き続き災害対策の業務頑張らねば。