5月末、「いすゞ117クーペオーナーズクラブ」のミーティングで石川県は能登半島の真ん中当たりにある和倉温泉に行って来ました。宿泊地にほど近い所に「昭和博物館」というのを見つけたのでちょっと寄ってきました。

昭和の時代が今や博物館に展示される内容になるなんて・・・・。と、昭和の真ん中当たりに生まれた私としては感慨深い?ものがありました。しかし、63年もの年月をひとくくりにするのはやはり無理もあり、1世紀の半分くらいの歴史の歩みをたまたま、日本特有の年の数え方を引用して博物館のネーミングとした・・・と考えるべきだと思いますね。
上の2枚目の写真は「昭和のチャノマ」というシチュエィションですが、拡大してじっと見てみてください。若干違和感のある情景でしょ?

さて、うんつくさんほどではないのですが、かつて”ロクタル管的挫折少年”であった私が引き留められたホロー看板。単なる1電子部品の宣伝にホーロー看板を製作していた時代があったんですね!驚きでした。

次に目をひいたのはこれ!ここに並んでいるカメラの名前を全部言えれば、あなたはりっぱな”カメラヲタク”です。さすがに私は二眼レフは解りませんでした。coupeisuzuさん、わかりますか?
ひとつショックだったのは、私が現役で使っているカメラがこの中にあったことです。

左端の写真は”立ち飲み屋”私はこのころは子供でしたので立ち飲みしていた訳ではないのですが、駄菓子を買ってもらうのを目的に仕事帰りの祖父を、最寄りの国鉄の駅の近くにあった立ち飲み屋まで迎えに行ったものでした。古い記憶をたどると確かにこんな風景でしたよ。
真ん中の写真は”駄菓子屋”です。以前の”ちびまる子ちゃん”に出てくるシーンですね。これは昔馴染みのある風景ですね。駄菓子やオモチャがたくさんあります。ご同輩の皆様、これも拡大して眺めてみてください。懐かしいオモチャがありますよ。

ずいぶん年は下って私が学生時代に流行ったこれ!毎日喫茶店でコーヒー代の2倍はつぎ込んで没頭していたゲーム機です。当時はホントにバカでした。

この辺りの映画の看板や女優さんは、私の世代より少し上ですね。右の写真のような”プロマイド”という写真の束が売られていたんですね。モノクロ写真でしかもセピア色に変色しているところなんかなかなか雰囲気があります。袋の中身を見てみたいものです。
この吉永小百合さん、少し前にシャープのCMに出ていましたが、ずっと後になって「キューポラのある街」というモノクロ映画を見ました。若い頃は楚々としてとってもかわいらしい人でした。(今も美しいですが)
前後しますが、真ん中のドリス・ディさんは、私、古いジャズのファンでして、今でもときたま彼女の歌声を聞いています。
これは私の世代ですね!でも、アラレちゃんが博物館にあるなんて・・・・自分も歳とったんでしょうね。
63年プラスアルファという長い期間を対象とした収蔵物であり、多分に蒐集癖的雰囲気もありますが、この時代に生きていた自分記憶の底に多少残っている思い出の品々、そんな物をあらためて見ることが出来るという点ではなかなか興味深い所でした。
お近くへ行かれた際には寄ってみるのも面白いかも。(JAF割引で¥600-です)