2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

書評「リアルワールド」桐野夏生

 8章構成のすべてが登場人物の語りで構成されている小説。女子高生の複雑な心の内を描いている。高校時代からすでに30数年経過しており、昔の自分の世代ではともかく、昨今の高校生の心の中は全く解らない自分がここにあった。彼女達の思いや行動はあるところでは共感も持てるし、心の中を理解出来る部分もあるが、しかし、その大半は驚きであった。今の高校生が読めばここに書かれている気持ちの大半は理解できるのだろうなと思うと自分はずいぶん遠いところまで来てしまったんだなと少々寂しい気持ちになる。

つづきを表示

スポンサーサイト

PageTop