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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

カルマンレストア事始め(その26)なかなかうまくいかない・・・・

 今日はお天気もよく、朝から”たま”の相手をする。先週運転席側の敷物を剥がし、錆やゴミだらけになっていたシャーシやたたきを清掃する。今日の目標はシート外しとペダル周辺の発掘。ペダル周辺は”たま”がこちらに来る前から、一番やっかいそうな場所だなと思っていた所だ。アクセル、ブレーキ、クラッチの三つのペダルは完全に固着しビクともしない。以前より防錆潤滑油をことあるごとに振りかけていたのだが、あんまり効果が無い。今日はマイナスドライバーやスクレーパーを駆使し、更にハンマーまで出動させての意気込みでした。・・・・しかし、
1.ペダル現況 2.よく固着してます
ほじくっても、ほじくっても錆の山!ようやく発見した15ミリボルトの頭にスパナをかけ、まわそうとするけどびくともしない。鉄パイプ出動でも、今度はスパナが開きそう・・・。今度はブレーキを外そうとマスターシリンダーの固定ボルト周辺を叩いていると・・・。嗚呼・・・(涙)
3.マスターシリンダ周辺の大穴
大穴が開いちゃいました。ま、いちいちショックを受けていてもやってられないので、そそくさと次の作業にかかります。
4.助手席敷物 5.剥がすとこんな状態 7.リヤも剥がす 8.あー穴が
助手席側のシートを外す前に、まず床の防音断熱?材を撤去。まーこちらの床もよく錆びています。
6.シートのロック
シートのロックは非常によく錆びていて、こちらも全く動きません。ここはもう何度も防錆スプレーをかけているんですが、シートをスライドさせるレバーをハンマーで叩くと、動くどころか曲がっちゃいました、はは。と言うことでここも問題先送り・・・っと。(ああ、何時になったらシートはずせるんだろ・・・)
9.また発見
・・・そして、またまた発見してしまいました。昔よく使われていた”ダイモテープライター”ピンクスリップに記載された、以前のオーナーのお名前が打たれていました。
 今日は、予定していたふたつの目標のどちらも実現出来なかったので、もう少し頑張ることにした。
10.フロントアクスル泥落とし 11.泥だらけ
次のステップで取り外しを予定しているフロントアクスルの泥落としを行った。スクレーパーとナイロンブラシと、ワイヤーブラシを使い、泥やオイル分を落としてゆく。これがまた相当な厚さなんですね。長年の垢といったところでしょうかね。しかし、泥を落としてゆくと、アクスル部分はかなり程度がよく、錆もそれほどありません。ちなみにリヤ側も健全です。ずいぶん安心しました。
ところで、以前ボディとシャーシを分離するために緩めようとしたボルトが折れてのこっています。これってどのようにして撤去すればいいんでしょうかね。どなたか良い方法をご存じの方がいらっしゃいましたら教えてくださいませ。
12.リヤのボルト

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カルマンレストア事始め(その25)シャーシとボディの分離

どうしようもないドアのビス。ショックハンマードライバーを借りて、ハンマーでガンガンたたいてもびくともしなかった。とうとう、姫路在住のショックハンマードライバーを貸してくれたGやんさんに応援を求める。Gやんさんはこんな秘密兵器をもってきてくれた。
巨大ハンマー
 そうです、巨大ハンマーです。そうか、これが、以前ike117さんが仰っていた”ボンコシ”って言う物なのか。最初は手持ちで、二人がかりで叩いていたが、どうも、力が入らない、だから緩まない。次にボディの中に材木を積み上げ、その上にハンマードライバーをのせて、Gやんさんが巨大ハンマーで思いっきり叩く。ようやく外すことが出来た。こんなに思いっきりやって、ボディやハンマーが壊れないのか心配だったが、そんな躊躇があるからビスがはずせないんですね。今回はたいへん良い学習になりました。
さて、左側のドアははずれたのですが、右側は建物があるため、ドアが半分しか開きません。そこで、先にボディを降ろそうということになりました。 ボンネットフードやトランクリッドを外し、少し軽くしたのですが、二人ではとっても持ち上がりません。受験生の2人の息子を呼んできて、(受験生を使うか?)4人で持ち上げる。おっと、スピードメータのケーブルが・・・、セルモーターのコードが、スピードメータのケーブルは左ハブを分解して外す。セルのコードは切断した。これらを処理して・・・。
トランクりっど取り外し ボンネットフード取り外し 左前ハブ
ようやく4人で懇親の力をこめて、外れました。(シートがさび付いて外れなかったので、シートバックの上まで持ち上げなければならなかったので、よけいに辛かった。
無事外れたので記念撮影 シャーシ ボディ ミッション
無事外れたのを記念して、みんなで集合写真。その後、無事右側のドアも外れ、本日の作業は終了。
 そしてまたまた発見しました。古びた燃料フィルターとカリフォルニア?のピーナッツの殻。前のオーナーはあんまりきれい好きでは無かったようですね。
燃料フィルター ピーナッツの皮
Gやんさん、今日は本当にありがとうございました。

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117クーペワイパーユニット修理

 「いすゞ117クーペオーナーズクラブ」のメンバーである鳥取のMさんより、ハンドメイドのワイパーユニットの修理を承った。間欠ワイパーが利かないのと、ワイパーがすぐに止まらないとのこと。とりあえずカバーを外して見ると・・・プリントパターンのパターン切れが見つかった。オイルなのか何らかの液体で銅箔が腐食されている。
パターン破断(右下) バイパスコード
コードでバイパスしておく。
次に、電解コンデンサが3本つかわれていたので、これを新品に交換。コンデンサは同じくクラブ員の東京のHさんよりいただいたもの。
コンデンサ交換前 コンデンサ交換後 交換コンデンサ
技術の進歩か、同じ容量の電解コンデンサでもずいぶん小さくなったものだ。
コネクタがずいぶんよごれていたので、これもばらして清掃する。新しいコネクタがあったら交換した方がよいとは思うが、あいにく手持ちが無い。
コネクタ清掃前 ラベル付け コネクタばらし
コネクタ清掃後 コネクタ組立
3個あるリレーの接点も磨く。一番大きなリレーの接点にはずいぶんカーボンが付着していた。
リレー接点磨き
 さて、これで装着して機能が復活すればいいのだけどね。

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カルマンレストア事始め(その24)ボディ分離準備

 昨日に引き続いて”たま”のボディとシャーシを接合しているボルトを緩めて行く。片側11本、室内に4本、合計26本の13ミリボルトと、フロント4本リア4本の15ミリボルトにて、カルマンギアのボディは、シャーシに接合されている。防錆潤滑オイルの効果なのか、ボルトはみんなすんなりと緩む。しかし、その後インパクトをかけても、ちっともボルトが外れてこない。しかたがないので、ラチェットで1本素津緩めて行くが、大半のボルトは名時山が摩滅するか、あるいは折れてしまった。中には接合先が錆びて、溶接ボルトが周囲の鉄板もろとも、錆によりちぎれてしまい、ぬけなかったのもある。
ボディ接合ボルト
 残す所後6本を外すと、ボディ分離は出来るはずなのだが、今日は時間切れとなってしまった。
 本日カーラジオも取り外せた。ラジオはアメリカ製であった。カリフォルニアにて12ボルト化にした時にとりつけられたのだろう。内部を覗くと、μ同調コイルが押しボタンスイッチ分入っていた。果たして修理できるだろうか?
ラジオ取り外し
 来週は、なんとかボディを分離して、シャーシの劣化具合を調べ、再起が可能かどうか判断したいと思っている。

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カルマンレストア事始め(No.23)メーター取り外し他

 ここんとこ仕事が滞ってしまって今日は出勤となってしまいました。なかなか”たま”をかまってやれない。でも、早めに帰ってきて少しだけ解体作業を行った。
 まず、配線に接続先を書いた荷札を取り付ける。ボディは部品を全部外して錆穴をふさぎ塗装する。その後配線を元に戻した時、接続先が明確になるようにだ。
ラベル付け

 次にシャーシとボディを結合しているボルト(全部で20数本ある)の周囲をきれいに清掃して、防錆潤滑スプレーをふりかける。先日ike117さんから教えてもらったものだ。
ラスペネ

 車体の下側のボルトはアンダーコートやシャーシブラック、そして泥に埋まっていて掘り返すのが少々大変。特に地面にねっころがって金属のヘラで、ボルト周りの塗料や泥を落とす。埃が頭や顔にかかる。寒風吹きすさぶカーポートに寝ころんでいるだけでも健康によろしくないと思うのだが、さらに、積年の埃を吸い込む・・・。レストアって身体に悪い趣味ですね。
接続ボルト

 さて、お次は、インパネのメーター外し。これは簡単、メーターにつながっている先ほど荷札を付けたコードを全て外し、ボンネット側から、ビスを2本外せば時計は取れる。スピードメーターはワイヤーを外してこれもビス2本はずしてっと。おーこのビスはアルミ製ですね。
メーター取り外し

 時計はどうも6ボルト仕様のようだ。1966年式の”たま”は元々電装品は6ボルトなのだが、12ボルトに変更されていた。ならば時計は動いていたのだろうか?とりあえずは清掃して、試しに乾電池ででも動かしてみるか。
 午後4時から2時間ほど、ぼちぼち周辺が暗く鳴ってきた。本日の作業はここまで。しかし寒い一日でしたよ。
 

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