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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

カルマンレストア事始め(その22)シャーシ分離の準備

 なかなか分解作業が思うように進まない。手強いものが二つ。一つ目は、ドア。ヒンジ部のビスが外れない!プラスの皿ビスなのだが、とにかく堅い!インパクトレンチでは歯が立たず。ハンマードライバーもだめ。大きなドライバーにモンキーをかけ、やっと3本は外れたが、他は舐める寸前で諦めた。なにかよい方法はないものでしょうか?
 もう一つはシート。こちらは、完全にさび付いているのかレバーが全く動かない。昨日、防錆潤滑剤を十分吹き付けておいたのに・・・(涙)
 というわけで、問題は先送りしてシャーシ分離のための作業を行う。一つは、ステアリングの切り離し。
1.ステアリング取り外し
36ミリのソケットをインパクトに付け、バリバリやると、ナットが外れた。ステアリングを引き抜き、ついでにウインカーレバーもビスを外し抜く。
3.ウインカーレバー
次にフロントフード内で、シャフトの切り離し。タイヤを手で動かし、ボルトを外す。ゴムカップリングで接合されていた。
4.シャフト分離
次はブレーキのリザーバータンクの取り外し。
5/ブレーキリザーブタンク取り外し
リザーバータンクはボディ側にとりついているのです。

そして次回、シャーシとボディを分離するための下準備として、接合されているボルトに防錆潤滑剤をふりかけておく。
6.接合ボルト1
これはリヤサス近くのボルト。泥にうもれていました。次にジャッキアップして・・・・
9.ジャッキアップ
ボディ底にある20本のボルトにも・・・・。
7.ボディ下のボルト
かなり錆びていますね。それにしてもカルマンギアの底は全面床板におおわれているのでフラットですねー。
8.ふらっとな底
そして、またまた発見してしまいました♪
2.鉛筆
 ゴルフ場の鉛筆です。以前のオーナーはゴルフ好きだったんでしょうね。このほかに木製ティーのかけらやプラスチック製のマーカーもおちていました。
 さて、次週の作業は、シフトノブの取り外し、サイドブレーキワイヤーの取り外し、その後ようやくシャーシとボディの分離となります。はたして”たま”は復活できるのでしょうか?

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カルマンレストア事始め(その21)燃料タンク取り外し

 今日は”たま”の燃料タンクを外した。場当たり的にレストアをやっているわけではないのだけど、なにかに行き詰まると、すぐに方向転換する。そして懸案は溜まる一方・・・・という状態に。結果的に場当たり的なのかも知れない。でも、仕事じゃないんだし、それなりに進んでいればいいんじゃないかと・・・・。
 とりあえずここで、あるか無いか茫とした”たま”レストア計画?を述べるとすると、まず、現況での劣化状況、不足部品の調査(先週実施)。次にバラし。これは、ボディとシャーシを分離し、ボディ、シャーシのどちらか、もしくはどちらもが果たしてレストアできそうなのかどうかを見極める必要があるからだ。
 実は当面の計画はそこまでしかない。この見極めによって、自分の手に余る技術や労力が求められる状況であれば、Y本さんのところにあるもう一台の方とニコイチになる。修復できそうであれば修復する。
 ということで、ボディとシャーシの分離を急いでいるのである。
 話は戻って、燃料タンクの撤去であるが、タンクはフロントフード内に止め金具で固定されている。給油はフードを開けてするタイプである。
1燃料タンク取り外し前
 四隅の13mmのボルトをゆるめ、止め金具を取り外す。そして、燃料ゲージのワイヤーも取り外す。(この年式の燃料ゲージはワイヤーにて直接メーターを動かすタイプのようである)
2.レベルゲージ
直接ワイヤーで、燃料計の針を引っ張るなんて、結構な浮力のあるフロートなんでしょうね。
3.ワイヤー方式
 燃料計用のワイヤーを取り外し、燃料タンクを浮かせると・・・・。燃料ホースが見えるのでこれをはずす。
4.燃料ホース
そして、燃料タンクを取り外す。
5.取り外し途中
これが取り外した燃料タンクです。リターン無し、エア抜き無し、あんまり燃料入りそうにないですね(30リットルくらいか?)
7.シンプルなタンク
タンクを撤去した後には、フロントのショックやステアリング機構、ブレーキ等が見えています。ステアリングにはダンパーがつけてあります。ブレーキはシングルシリンダーでした。本当にシンプルな構造の車です。さて、これでまた明日、どこからバラスか?じっくり検討しよう。
9.撤去した後は


 

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カルマンレストア事始め(その20)腐食のひどい場所

長年(22年)放置され続けた”たま”、あちこちが錆だらけ。
㊨フェンダーの上
これは右側フェンダーの上です。塗装は結構分厚く県子なのですが、剥がれ出したらペリペリとめくれるようにとれてきます。そして、露出した鉄板は・・・。
左フェンダーの上
同じく左フェンダーの上。
フロントフード内左ダクト部
以前の記事でフロントフードの右側の大穴を掲載しましたが、左側のダクト部分もかなり錆びています。
エンジンルーム左
エンジンルーム左、かつてバッテリーがおいてあった所です。結構さびていますが、鉄板はまだ残っています。
どうです?やりがいがありそうでしょう・・・・(涙)

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カルマンレストア事始め(その19)車内にあった部品

 昨日やったこととして、車体の劣化状態を調べた事は昨日アップしました。そのとき車内の清掃と同時に車内に収蔵されていた取り外し部品がかなりの点数ありましたので、今日は特にあって嬉しかった部品を紹介します。見つけたお宝は1セント硬貨だけではありません。まず・・・・
A.ダッシュパネルのモール
これはなんでしょう?カルマン・ギアには唯一、インパネにモールが付いていたモデルがありました。それが1966年式なのです。最初見た時には取り外されており、実物も見たことが無いしどんなものかな・・・と思っていました。しかし、それがあったのです。本当は全部で6ピースあったと思うのですが、残念ながら一番おおきいのがありませんでした。しかし、残りの5ピースは、あり、形状もわかったので、再生できる見込みが出てきました。
B。ハザードスイッチ
お次はハザードスイッチ。1966年式よりハザードスイッチが内照式になったということで、こちらも入手が難しいときいていましたので出てきてほんとうに嬉しい!
C.ラジオのつまみ
これはカーラジオのつまみです。ドイツ製?(国産でない)のカーラジオが付いているのですが、恐らく機能復帰は難しいでしょう。でも、つまみがあればインテリアとして存続できるので、これも嬉しい発見物です。
D.フロントグラスのモール
これはフロントグラスのモールです。希少のようです。
E.ホイールリング
アルミのホイールリング、2枚ありました。センターキャップで押さえるタイプです。装着してみると意外とカッコイイ!嬉しい!後2枚欲しい~!
F.ホーン
最後はホーン。BMWのマークが付いていました。なければ117クーペのを取り付けようとおもっていたのですが、あってよかった。しかし、これは純正ではないですよね。

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カルマンレストア事始め(その18)清掃と劣化状態

 今日は朝から”たま”の清掃及び車内に搭載してあった部品の整理及び劣化状態の調査を行いました。まずは”たま”のかわいいスタイル?をお披露目します。
1.正面からのたま 2.ローアングルからのたま
ローアングルからの姿はなかなかかわいいでしょ?でもカルマンギアの特徴的なエアインテークがないのですね、たぶん埋められてしまったようです。
3.運転席側 4.インパネ
インパネです。左は速度計、マイル表示です。右は大きな時計、真ん中が燃料計です。この時代の代表的な構成なのでしょうね。
5.リヤから 6.リヤ三角窓
リヤの三角窓は後ろがポップアップで少し開きます。117クーペと同じです。
さて次は、劣化状態です。
7.フロントフード内
積載されていた部品を取り除くと大きなアナが・・・(涙)
8.ミッション
エンジンはレストアのため取り外しています。見えているのはミッションです。
9.サイドシルの大穴 10.左側も大穴
サイドシル部分は両側とも大きな穴が・・・。全滅のようですね。
11.運転席後ろの床は抜けている
後部座席の足下は左右ともフロアパンが腐って抜けてしまいました。フロアパンは新品が出るので張り替えになりそうです。”たま”は本当にやりがいのあるタマですよ!
最後に・・・・運転席の足下を掃除していたらこんなのを発見しました・・・・
12.1セント
米国の1セント硬貨です。たぶん、前のオーナーが落としたのでしょう。
”たま”はカリフォルニアから来たんだな・・・・と実感できましたよ。

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カルマンレストア事始め(その17)”たま”が来た♪

 あー嬉しい♪
今日、ス○ード・ウ○ルのY本さんのところへカルマン・ギア、愛称「たま」をいただきに行った。積車の運転はあまり自信がないので「いすゞ117クーペオーナーズクラブでお世話になっているY田さんにお願いした。たまはY本さんがすでに積車に乗せて置いてくれた。
積車上のカルマン
 11時半頃、Y本さんのショールームを出発、途中昼食を取り、1時半頃自宅に到着。積車から降ろし、ウィザードの定位置であった、ピットの上に置いた。(ウィザード”たぬき”号は雨ざらしとなります・・・ちょっとかわいそうですが・・・)
自宅に到着
 うーんこのグラマラスなスタイル!たまりません。フードを開けたり、前や後ろから角度を変えて”たま”を眺めては一人でニヤニヤ、周りから見ると変人でしょうね。ボディや床部分の劣化は激しくてレストははかなり大変そうだけど・・・あー本当に嬉しい!!
 Y本さんありがとうございました。それから、Y田さん運転ありがとうございました。
 明日は朝から現況の写真を撮るのと、車内にある、部品の確認及び劣化状態の確認をします。状況は順次ブログに掲載していきますので見てやって下さいませ。

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イーコンのテスト終了

 昨年8月16日から実施していた燃費向上、パワーアップグッズ、「イーコン」のテストを終了しました。
燃費はリッター9.3キロ、通常は8.9キロほどなので、若干はのびたのかな・・・?
「イーコン」とは、点火コイルの1次側電圧を上げ、プラグの火花を大きくし、エンジンの出力アップ、強いては燃費低減に資する器具とのこと。発売はいすゞ117クーペオーナーズクラブのオリジナルマフラー製作でお世話になっている東大阪の「5ZIGEN」さん。
 点火コイル1次側電圧は安定した16Vを供給、電圧的には約30%の向上だ。これがどう影響するか?
 一つ不具合。タコメーターの針がピョンピョンと動くのは、今回取り外しまで変わらず。気になります。

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カルマンレストア事始め(その16)オルタ化粧直し

 拙ブログを読んでいただいている皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。  さて、長年の転勤、転居生活も7年前にとりあえずは終止符を打ち、自宅(親の家)でゆっくりと正月を迎えております。就職してから延々と毎年年末の帰省、年明けのUターンと、結構な苦痛を味わってきたのですが、それがなくなっただけでもありがたいことだと思う正月です(ただし、次に転勤があれば単身赴任間違いなしですが・・・)  さて、そんな、時間を持て余し気味の年末から年始にかけ、励んでおりました。

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