本日、ジェミニヘッド換装のためにガスケット類をいすゞに注文した。不足のジェミニヘッドのエクゾーストバルブも注文したのだが欠品でした。どなたかG180WAエンジンのエクゾーストバルブお持ちの方ゆずっていただけませんか?
スポンサーサイト
バルブの一般的な構造です。バルブシート、バルブガイド、バルブオイルシールあたりが交換必要部品か?出典は「乗用車用ガソリンエンジン入門」林義正著、グランプリ出版1995年です。この本はイラストも多く分かり易い記述と詳しい説明がありオススメです!
先日ヘッドの観察をして、必要な部品を抽出した。
まず、換装時に必要なガスケット類
シリンダヘッドガスケット 5-11141-054-0 1枚
シリンダヘッドギヤガスケット 9-11312-605-0 1枚
ウオーターマニホールド・ヒータガスケット 9-13712-015-0 2枚
インレットマニホールド・パッキン 5-14115-015-0 2枚
エキゾーストマニホールド・ガスケット 9-14146-084-0
そして不足部品
エキゾーストバルブ (G180WA用) 1本 (部品番号不明)
プラグ(PT1/4) 5-09605-006-0 1個
カムシャフトキャップ・ダウエル 9-11119-010-0 10個
あと、交換した方がよいと思われる部品として
インテークバルブシート (部品番号不明) 4個
エクゾーストバルブシート (部品番号不明) 4個
インテークバルブガイド (部品番号不明) 4個
エクゾーストバルブガイド (部品番号不明) 4個
インテークバルブオイルシール (部品番号不明) 4個
エクゾーストバルブオイルシール (部品番号不明) 4個
ガスケット・パッキン類は必須。不足部品のプラグとダウエルは今使っているG200WEから移植が可能かも知れない。バルブ回りのシートやガイドは分解してみて劣化状態を確認しないと判断出来ないが、シート打ち替えが必要な場合は”焼き填め”のためちょっとやっかい。
ジェミニヘッド換装(その8)具体的作業内容について
ヘッドを換装して何を求めるかは少し前に書きましたが、”求めるもの”は燃費向上です。性能向上による反射的利益としての燃費向上を求めているわけですが、「HKS流エンジンチューニング法」(長谷川浩之著)によると、性能向上のための三大要素として、
①吸入空気量の増大
②燃焼圧力の増大
③フリクションロスの低減・・・・※
が挙げられています。こんな基礎的なことはすでにご存じの方も多いと思いますが、このうちヘッド換装により向上が期待できるものとして、①吸入空気量の増大においては、ポート研磨、段付き修正により吸排気系の抵抗が低減すること。②燃焼圧力の増大においては、排気量の小さいエンジンヘッドへの換装による圧縮比の増大、面研による圧縮比の増大、バルブ摺り合わせによる気密度の向上。③フリクションロスの低減においては、バルブステム研磨、バルブリフターのカム当たり面の研磨くらいか?
以上の作業を行い、求める効果が発揮出来るかどうかを確認してみたい。次の検討はいかに性能向上(もしくは低下)を定量的に測定するか・・・です。
※フリクションロスとは
エンジンが回転するときに、自分で失う摩擦抵抗の損失。これが大きいとそれだけパワーが無駄になるわけで、省燃費エンジンの設計ではこの内部損失を減らしている。
さて、作業工程が出来たので、それぞれの工程で必要な特殊工具・材料及び測定器を抽出し、確保計画を立てる。
1,ヘッド観察(冷却水通路確認、ヘッド容量測定)
2,入手したヘッドのバルブ、スタッドボルト等取り外し
バルブスプリングコンプレッサー
部品整理箱(バルブ用)
3,ヘッド及びその他の部品洗浄
洗浄のための容器・・・・左官屋のフネを代用
スクレーパー、カーボン落とし・・・・燃焼室・バルブ用
4,部品の点検、不足部品の抽出及び注文(ガスケット含む)
なし
5,ヘッドの計測及び面研発注・・・・これが外注となりそう。
定板
ダイヤルゲージ
6,ヘッド及びマニホールドの段付き確認及び修正
光明丹
リューターカッター又は電ドリ用フレキシブルシャフト
先端工具
耐水ペーパー、バフ、研磨材等
7,ポート研磨
リューターカッター又は電ドリ用フレキシブルシャフト
先端工具
耐水ペーパー、バフ、研磨材等
8,バルブ摺り合わせ
タコ棒
バルブコンパウンド
9,ヘッド組立、気密検査(ヘッド容量測定)
バルブスプリングコンプレッサー
トルクレンチ
G200WEのコンプレッションを計測するためのコンプレッションゲージ。
以上が私の想定した物です。
冷却水の通路の確認を実施する必要もあり、また外注の作業の見極めもあるところから、大まかな作業のスケジュールを考えてみた。基本的にはK曳さんの流れを参考にする。
1,ヘッド観察(冷却水通路確認、ヘッド容量測定)
2,入手したヘッドのバルブ、スタッドボルト等取り外し
3,ヘッド及びその他の部品洗浄
4,部品の点検、不足部品の抽出及び注文(ガスケット含む)
5,ヘッドの計測及び面研発注・・・・これが外注となりそう。
6,ヘッド及びマニホールドの段付き確認及び修正
7,ポート研磨
8,バルブ摺り合わせ
9,ヘッド組立、気密検査(ヘッド容量測定)
10,ヘッド載せ替え・・・以下は別工程
これらの作業の前に現在搭載されているG200WEのコンプレッションを計測しておく。(圧縮比の変化を見るため。)
ざっと以上の流れになりそうです。(なにか忘れている作業があればご指摘ください)次回は必要な工具、測定器等を検討します。
昨日の記事にある、”期待出来る圧縮比”は引き続き調査することとして、本日のコメントの中に、工場長さんより冷却水の通路が合わないのではないかというご指摘がありました。G200WEとG180WAとの冷却水路を比較してみようと思っているのですがG200WEのヘッドがありません。(あるのですが稼働中です)どなたかG200WEのヘッドの写真(シリンダ側から見たところ)をお持ちでしたら提供していただきたくお願い致します。同じ角度、そして同じ大きさにG180WAのヘッドの写真を調整し、確認しようと思っています。


ヘッド換装の計画を立てる。手順としては情報収集。まず、期待出来る効果の調査、どんな作業をすればいいのか?自分で出来るのはどこまでか?リスク及びリカバリーの方法。必要な工具、材料、部品の調査。そして費用の算出。作業の計画として何を何時までにやるのかということ(単位作業にかかる時間の想定)です。
でも、今までは結構”場当たり的”にやってきたので今回も適当に軌道修正しながらやりましょう。趣味だもんね。
期待できる効果!「117オーナーズクラブ会報”樹路逢鷺”第48号 平成8年2月24日発行」の中にK曳さんが書かれている記事”ヘッドオーバーホール”を全面的?に参考にさせていただくことにする。
K曳さんの場合は経年劣化によるパワーダウンを復活させるため、圧縮比アップをめざす・・・とある。そこで117クーペのエンジンの緒元とジェミニのそれを比較してみる。
K曳さんに記事ではジェミニのエンジン(G180WA)と117クーペのエンジン(G200WE)とは燃焼室容量が12cc前者が少ないとのこと。ゆえに換装することにより圧縮比が上がりパワーアップするということになる。
ではまず、私の117クーペのエンジン(G200WE)について、燃焼室容量を計算してみる。G200WEエンジンの諸元は、ボア・ストローク87×82、シリンダ容量1949cc(1シリンダ当たり487.25cc)、標準の圧縮比9.0
(487.25+X)/X=9.0 X=487.25/(9-1) X=60.91 ここでXは燃焼室容量
次に、ジェミニのエンジン(G180WA)は、ボア・ストローク84×82、シリンダ容量1817cc(1シリンダ当たり454.25cc)、標準の圧縮比9.0
(454.25+X)/X=9.0 X=454.25/(9-1) X=56.78 ここでXは燃焼室容量
上記の計算上の比較は4.13ccの減少でしかなく、圧縮比は・・・
(487.25+56.78)/56.78=9.58
となり、0.58しか向上しないこととなる。ならば逆に圧縮比を例えば11.0まで上げるとすればシリンダヘッドをいくら削ればいいのか?
(487.25+Y)/Y=11.0 Y=487.25/(11-1)=48.7 56.78-48.7=8.08 8.08/(4.35×4.35×3.141) =0.1359・・・・約1.4mm削ることにより圧縮比は11.0となる。
ここでYは燃焼室容量
以上はカタログ等にて知り得る資料から試算してみたものであり、現実にはピストンヘッドの構造や、プラグホールやバルブの形状もあり正確な数値を計算で出すのは難しい。シリンダヘッドの燃焼室容量は最終的には実測する必要がある。
以上、机上計算をしてみましたが、なんか認識違い等がありましたら教えてくださいませ。よろしくです。

さて、そもそも何でヘッドを換装しようとしているのか?を押さえて置く必要があります。”目的”ですね。それは燃費向上です。私の117クーペは2年前、レストアが慨成し公道復帰を果たした後、”117Coupe Comfortable Car Project”として快適性を向上すべく努力?してきました。その中の一つの目標として燃費向上も求めていたのです。
しか~し、1年目9.1Km/リットル、2年目8.5Km/リットルと現実的には燃費は悪くなって来ています。そんな中、先日三田市にあるチューニングショップ「アクエリアス」でながさきさんに逢った時、「リッター13キロは伸びる・・・・」という甘い言葉?にそそのかされ、ならばヘッド換装してみようと言うことになったのです。
現在のところエンジンの調子はすこぶるよくって高速道路において3速で踏み続けると7000回転以上スムーズに回り、速度もうやむやキロは十分に出るのです。(そんなことしているから燃費が悪いというご指摘もあります)マフラー交換、燃料フィルター交換及び追加、点火時期・バルブクリアランス調整、プラグ及びコードの交換等が相まって今の状況になったのだと思います。この調子の良いエンジンのフィーリングは確保しつつ、ヘッド換装を行い燃費向上に繋げるというのが望ましい方向なのだと思っています。
ジェミニヘッド換装(その2)外注?それとも自分でやる?
ドアミラーを取り付けました。
かっこよくなりました♪
残る課題はミラのドアミラーを付けていた時の窓のサッシュに開けた穴の処理です。
①パテ埋めしてシルバーの塗料を塗る。
②アルミリベットをたたき込み、平坦に削る。
③シリコンシーラントで埋める。
どれもあんまり良い方法ではないような・・・。
何か良い方法をご存じのかた、教えてくださいませ。
F川さん、U光さんありがとうございました。
家族車のウィザードたぬき号、先週末にエンジンをかけようとしたが、セルが回らない。今年4月に転勤があり、車通勤から電車通勤に替わり、最近は土日しか車に乗る機会がない。更にウィザードの他に117クーペきつね号もあり、交互に乗るためますます走行距離は伸びない。そんな状況でバッテリーも上がったのだろうと思い、丸1日充電した。土曜日の朝、無事エンジンはかかったのだが、昨日の日曜日また、同じ状態になる。再び充電するが、半日充電してもセルが回るには至らなかった。ホムセンで同型のバッテリーを購入し取り替えることとなった。
ウィザードたぬき号は7年目の車検を終えたところでバッテリーの交換は今回で2度目。前回は2年少しでダウン。今回は5年持ったのでまあよいほうかも知れない。しかしいつも突然バッテリーはダメになってしまうので焦る。予兆でもあればいいのに。
交換したバッテリーは24ヶ月又は4万キロ保障が付いている。大きいだけに高価(¥14,700-)でした。