2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

砂の城(遠藤周作)

加古川市立図書館で借りた本を紛失してしまった。西加奈子さんの比較的最近の小説だ。小説を読むのは基本的には通勤電車の中なのでJRの忘れ物センターに二度も電話で問い合わせ、登録もした。先日、図書館に行って紛失届けも出してきた。即刻弁償かな?と思っていたら探されるのであれば猶予はありますよとのありがたいお言葉だったので2週間猶予をもらい、それでも出てこなかったら同じ本を購入して持っていこうと思っていた。そう、現物での弁償なんですね。代金を支払ったらいいと思っていた。しかし、古い本で既に廃版になっていたらどうしたらいいのかわからないけど。
で、とりあえず出てくるのを待とうとしたら、本日図書館から電話があり、図書館の近くで見つかったとのこと。”近くで”というのはどんなシチュエイションだかよくわからないが、紛失したのは電車の中であることは確実なので、誰か親切な人が図書館(近く?)まで届けてくれたのだろう。有り難い事です。どなたかは知りませんがありがとうございました。
砂の城

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「無人島に生きる十六人」(須川邦彦)

漂流譚である。大正時代、日本の漁民は動力を持たない木造帆船で大平洋に乗り出していた。漁業調査に出た龍睡丸はハワイ諸島からミッドウエー諸島に向かう途中、厳しい波浪のために岩礁に打ち付けられ難破した。乗組員16名は唯一残った伝馬船1槽で無人島に上陸し、助けが来るまでそこで暮らすことになった。
無人島に生きる十六人

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プリズムの夏(関口 尚)


何だか自分は歳をとってしまったな、と感じさせられてしまう小説だった。
若いときの煌めく日々、その中で真剣に人の事を思うことが出来る世代の描写だと思う。映画館の彼女に出会うまでの高校生らしい描写、気になる年上の異性に抱く思い、その女性が抱えている重い苦悩を知ってからの親友との心のすれ違い。実は親友も重いものを背負っていた事に気づいた時の主人公の思い。
プリズムの夏

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書評「漁港の肉子ちゃん」(西加奈子)

自意識とありのままの姿との拮抗、それがこの小説のキモであると、日野淳さんが巻末の解説に書いていた。

漁港の肉子ちゃん

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書評「円卓」西加奈子

西加奈子の短編小説、主人公の”こっこ”こと渦原琴子は小学校の3年生、とても個性的な少女である。友人のぽっさんも老人くさいところがあるが個性的であり二人はとてもとても魅力的なのだ。何が魅力的かというと、すでに自分達大人が通りすぎ、忘れ去ろうとしている日常がここにはリアルに現れており、そして、確かに自分のその時代にごく普通にいた友だちがこっこでありぽっさんであるのだ。自分が忘れかけている懐かしくてかけがえがなくて、もういちどそこへ戻りたいとおもう世界がここにある。
円卓

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