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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

書評「わたしのなつかしい一冊」(2021年毎日新聞出版)

私の懐かしい1冊
 書評の書評を書くというのも何だか変な気がするが、これは、昨今の有名な作家や映画監督、評論家、漫画家などが一人一話、ご自身の懐かしい本を紹介している本なのである。
元々は毎日新聞の土曜日発行分に「今週の本棚」という書評欄があり、その中のコラム「なつかしい一冊」を集めたものとのこと。
編者は池澤夏樹さんである。私の好きな作家のひとりだ。ご自身の文章も載せておられる。
池澤さんは前書きの中でこう述べられている。「本当によい読書の記憶は「昔」の中にある。若い時に読んだものほど心の深層に定位していて、折に触れて浮上してくる。」と
本書はまさに多くの作家たちの深層に定位しているものを汲み上げたものだと思った。
著者一覧
著者の皆さんが紹介されている書籍には私にも馴染みのあるものが沢山ある。
少しだけ挙げてみると・・・「トニオ・クレーゲル ベニスに死す」「赤頭巾ちゃん気をつけて」「どくとるマンボウ青春記」「時をかける少女」「「ヘンリ・ライクロフトの私記」「共同幻想論」「ボッコちゃん」・・・・
年代もジャンルもバラバラであるが、確かに自分で読んで何か残るものがあると思ったものが多かった。
実は寝る前の少しの楽しみに・・・・と思って図書館で借りてきた本だったんだけど、読んでいる内に、自分も読んでみたい、もしくはもう一度読み返したいと思うものが多く、再び起き出して、書架を探しているのである。
 本書の中で小島慶子さんは・・・もしも死後の世界に一冊だけ本を持って行けるなら迷いなく『女神記』を持参します・・・と書かれている、書籍が何であるかは別として、長くも無い人生の中で何度も読み返したい、あの世まで持って行きたいと思う書籍に出会いたいものである。


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書評「長く高い壁(The Great Wall)」(浅田次郎)2018年2月角川書店

 1938年、日中戦争の時に発生した奇妙な事件、匪賊の襲撃でやられたという結論にしておけば誰も疑うことが無いこの事件に、その当時名高い探偵小説作家が派遣され、その謎を解こうとした。派遣を指示した者の思いはいったいどこにあったのか。
 事件の概要は万里の長城の麓にある「張飛嶺」そこに駐屯していた大隊1000名が武漢に向かって行軍を開始した後、そこには30名だけが残された、この残された兵士たちが実はとんでもない者達であり、犯罪者ややくざ、兵士としては役に立たない者たちばかりであった。10人を1班とし、3交代で「張飛嶺」の防衛にあたっていたそのうちの1班が銃撃も無い中で全員死亡していたのである。
長く高い壁

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自著発見!

(これも昨日の話です)
大阪市内のあいさつ回り、お昼は堂島アバンザの地下で。
昼食後30分ほど時間があったので、そこの2階にあるジュンク堂書店へ行く。
今年4月に発刊した自著がないかと探してみる。(世の中捨てたもんじゃないよ)
発刊して既に8か月。まあ、特に著名でもないこのような書籍は長くて1か月ほど書店に置かれ、返品されるのが普通の流れです。
日々あふれかえるほど出版される書籍。書店とて商売なので、売れ筋の物(新刊とか著名な著者のもの)を置いておく必要があり、そのために少し古くなると返本となるのである。
ところがここにはまだ置いてありました!
アバンザのジュンク堂
養老孟子さんや森村誠一さん、弘兼憲史さん、佐藤愛子さんの著書の中に紛れてね。
まあ何と光栄な事でしょうか。
知名度なんて全くない私の本をこれほど長く書架に置いて頂けるジュンク堂さんの懐の広さに感謝です。
皆さま買ってくださいませ。

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ちょっと気になった本

(これは9月8日の記事です)
なかなか魅力的なタイトルです。
歴史を変えた100冊の本
いったいどんな本が歴史を変えたのだろう?
掲載されているのは・・・・
「イーリアスとオデッセイアー」(ホーメロス)、「論語」、「国家」(プラトン)、「コーラン」、「アラビアンナイト」、「神曲」(ダンテ)、「君主論」(マキャベリ)、「国富論」(アダム・スミス)、「資本論」(マルクス)、「罪と罰」(ドストエフスキー)・・・・等等。
おー、なるほどとうなずけるものが多い。
見開き
馴染みのものとしては「アラビアンナイト」、「ドン・キホーテ」(セルバンテス)、「失楽園」(ミルトン)、「ガリバー旅行記」(スウィフト)、「白鯨」(メルビル)、「ウォールデン」(ソロー)、「種の起源」(ダ―ウイン)、「アンネの日記」(アンネ・フランク)、「沈黙の春」(レイチェル・カーソン)。
新しいものとしては、「ホーキング、宇宙を語る」(ホ-キング)、「悪魔の詩」(サルマン・ラシュディ)「ハリーポッターと賢者の石」(ローリング)なんかも紹介されている。
唯一日本人の手になる作品は「源氏物語」(紫式部)のみでした💦
著者は”スコット・クリスチャンソン”と”コリン・ソルター”という方(すみませんよく知りません)
解説文を読んでいるだけで読んだことのない本には興味が湧いてきます。
2019年発行の比較的新しい本です。
「人間の権利」(トマス・ペイン)この本の解説に触発されて買っちゃいました💦
感化されやすいタイプなのです。

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本屋で発見!

(これは昨日4月29日のことです)
ようやく本屋で自分の著書を発見しました!
あった!
どこにあるかわからないって?
あった!拡大
ここですよ!宣伝に費用をかけてない(かけられない)ので、見えるのは背表紙のみです。それも、一番隅っこなんですよ。
ま、三冊あるのでまだいい方なのかもね。
スーパーの食料品の棚の争奪戦もあるように、いかに見やすく、目を引きやすく、ポップなどにキャッチコピーを書いて・・・なんていう努力をすることにより、商品が売れていくのです。書籍についてもその例に漏れることは無く、特に売れっ子作家でない限り、まさに”埋もれて”しまうのでしょうね。
でも、あって良かった(笑)

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