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2台のクーペと”四方山果無(よもやまはてなし)”World

カルマンギアのエンジン調整

カルマンギアのエンジン調整もいよいよ大詰め。
今日は30分ほど回した。
その間、アイドリング調整、点火タイミング確認、調整、発電電圧の確認などを実施。
発電電圧
発電電圧は理想的です。
タコメーターが合っているのかどうかわからないのだが、回転数は1000~1200rpm、ちょっと高い。
いずれ排ガスのための調整も必要な事だからこのぐらいで置いておく。
適当です。

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エンジンが止まらない!

今まで、連続稼働しないので悩んできたのに今度はエンジンが止まらない・・・と前回書いたのだがその結末です。
何でやねん!と色々考えてみた結果、これまで四半世紀放置されていたエンジンがその怨念で回り続けていたわけではなくて、単にオルターネーター(発電機)からの逆潮流が発生していただけであった。
オルタの電源
これはオルターネーターの励磁用電圧をかける端子。エンジン稼働中にここに一瞬12Vを掛けてやるとオルターネーターが発電しだす。
発電しだすと右隣に写っているねじ式端子に発電電圧が出るのだけど、実はこの端子にも今度は逆に電圧が発生するのだ。
エンジンテストベンチの仮設配線では、イグニッションコイルへの電源ラインはイグニッションコイルとキャブレターのカットオフバルブ、オートチョーク、そしてこの励磁電圧を一括で供給し、その根元にイグニッションスイッチを設けていた。
エンジンがかかり、連続稼働しているときにエンジンをとめようとしてイグニッションスイッチを切ってもオルターネーターの励磁端子に電圧が発生しているのでこの電圧がイグニッションコイルに掛かりエンジンは止まらなかったのだ。
お粗末様でした。(でも切れるはずだと思っているエンジンが切れない時にはこの先燃料が空になっても、何をしてもエンジンは止まらないのではないか・・・とほんの少しだけど恐怖を感じましたね💦)

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連続稼働試験

(昨日の記事です)
 先日来、連続稼働試験をしようと何度かエンジンをかけたのだが1~2分で止まってしまう。その原因はいったいなんなのか?延々と考え、資料をしらべていたのだ。シュラウド装着前には安定的に稼働していたのに。
 あまり参考にはならないかも知れないけど、思考の流れは・・・エンジンはかかるから燃料は行っている。火花は飛んでいる。短時間で止まるのは燃料がうまく供給されていない。キャブからキャブクリーナーを吹きいれると止まりかけたエンジンは一時復活することからもそれは言える。燃料ポンプの吐出も燃料フィルターを見ていると問題なさそう。
 ということで、キャブレターのいずれかのポート(恐らくスロー関係)の通りが悪いため、燃料が必要量供給されていないのだろうと判断し、再度のオーバーホールをすべくキャブレターを外そうとしたところであった・・・・。
何かが無い
問題は突然解決した。バルブが抜け落ちてるやん!
先日、シュラウドを組むためにばらしたヒートエクスチェンジャー、こいつを振るとカラカラ音がするので、降っているとコロリと出てきたものがある。それがこのバルブ。
バルブ
 まさか今触っている車のキャブから落ちたものだとはゆめゆめ思うことなく、はるかかなたのカリフォルニア時代にラフな整備士が整備中に落としたものが運悪く外していた冷却風ダクトの穴から中に落ち込んでしまったのだろうと想像したのである。(そもそもその思考形態自体が”変”と言われても仕方がないのだけれど・・・)
 まあ普通は、その部品が付いていそうな場所(キャブレターしか無い!)を確認し、外れていないかを見るやろ!と言われるあなたはまともな人です。
 嗜好が、いや思考が変な私はそんなカリフォルニアの暑い日差しに思いを巡らしてしまい、大きな見落としをしていたのでした。
 あ、もっと言えばそもそも自分がキャブをオーバーホールして疎通を確認した後、きっちりと締め付けていなかったことが原因であったことが、そのあと、隣接するスロージェットを増し締めしようとしたとき、”ん?何これ、締まってないやん。”と思ったのでした。お粗末。
 レストレーションは注意深くやね。
ということで、バルブを元に戻し、エンジンを稼働させると、とても順調に動きます。そして止まろうと言う気配は全くありません。
この日は連続15分の稼働をしました。その間に点火時期やアイドリングや冷却風の温度確認などをやっていましたがとても良好でした。
 ただひとつ、また次の課題が発生しました。今度はエンジンが止まらないのです。イグニッションを切っても、バッテリーを外しても、更にはオルターネーターの発電端子を外してもエンジンは稼働しつづけるのです。それはまるで何かの怨念が・・・カリフォルニアでひどい仕打ちをされたカルマンギアの怨念が取り付いたようでした。
 どこから電気が回っているかわからないので、後日調べることにして、この日は燃料カットオフバルブのコネクタを引き抜いてエンジンを止めたのでした。
 次々と楽しませてくれるエンジンです。

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機械式ポンプ復活

まったく牛歩の歩みである。
今日は先日オーバーホールした機械式燃料ポンプを組み付け動作確認をした。
機械式ポンプ
稼働も良好でした。これでひとつ理想に近づきました。
フィルター交換
ついでに新しい燃料フィルターも購入していたので交換。燃料の状況が良く見えます。
クラッチ切り機構
以前より稼働試験の時はミッションをニュートラルにしてかけていましたが、寸切りボルトでクラッチを切りました。まあどってことはないのですが。
フラップ作動レバー
エンジンを車両に搭載することを念頭に周辺の機構の確認も進めていますが、ひとつ疑問が発生。
室内を暖房するためのヒートエクスチェンジャーという補機がワーゲンのエンジンにはあります。エンジンの排気ガスの熱を熱交換器に入れ、冷却ファンが発生させる冷却風を温めて室内に入れる機構です。
旧ピボットピン
その温風をオン・オフするためのフラップの作動レバーがヒートエクスチェンジャーについているのですが、その取り付けが出来ないことがわかりました。もともと、この車についていたヒートエクスチェンジャーにはこのフラップを開け閉めするレバーの軸にレバー脱落を防止するためのサークリップの溝がありました。
サークリップ
このクリップでレバーの軸を外れないようにするのですが、もともとのヒートエクスチェンジャーは腐植して使い物にならないため、ヤフオクで9年前に同じようなものを購入していたのですが、そちらの方にはその溝が無かったのです。
溝なし
一体どうしてとりつければいいのでしょうね?
また一つ解決せねばならない問題が増えました💦

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セルモーター復活!

夕食後、倉庫へ行き何気なくカルマンギアのエンジンを見ていると・・・・あれ?
あれ?
先日空回りしだしたセルモーターのソレノイドの上にナットとワッシャーが乗っている。
リングギヤ
よく見ると乗っているのではなくて、本来あるべきボルトが抜け落ちていたのだ。
そういえば、先日どこから出てきたのか、所在不明のボルトが1本エンジンの下に落ちていた。
こいつが外れたからセルモーターが空回りしていたのかも・・・・
修復ついでにセルモーターを外してみる。
リングギヤに劣化は見当たらない。
ピニオンギヤ
セルモーター側のソレノイドで飛び出すピニオンギアもそれなりの摩耗はあるが、まだまだいけそうである。
修復
ならば、この抜け落ちたボルトがセルモーターが空回りした原因なのか?
まあ、素人の修復ですのであまり細かいところには踏み込みませんが、何とか無事にセルモータは稼働したのでした。(お粗末)

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