(これは12月30日の記事です)
”餅つき”と言うには語弊がある、”餅作り”をした。
そう、こんな機械でやるのだ。丸い円錐状の器を外しその下にお湯を入れる。そして器を装着しプロペラを付け洗った餅米を投入。”蒸す”ボタンを押すと電熱器でお湯が水蒸気になり餅米が蒸される。
蒸し上がるとブザーが鳴る。蓋を取って今度は”搗く”ボタンを押すと、蒸し上がった餅米の中でプロペラが回りだし餅米を捏ねる。
適当にツンツンしてやっていると段々綺麗な餅に変化してくる。
ただし、放置しぱなっしだと餅が高速回転をしはじめ、器の外へ放り出されて危険なのでしゃもじで適当に制動をかける。実はこれが一連の作業の中で一番大変な作業なのだ。一度勢い付いた回転体に制動をかけるのはなかなか力がいる。よく回転するのは”干しエビ”を投入した場合。回転体と円錐容器の間のフリクションがエビ投入により減少するためだと考えられる。これを”シュリンプ効果”と名付けよう。逆に砂糖を入れた場合は粘度向上効果があって回転は緩やかとなる。こちらは”シュガーの定理”とでも言おうか。まあそんなくだらない事を考えているうちに餅は完成となる。
こうして出来たお餅は次なる機械”まる餅くん”のホッパに投入されハンドルを回す事により筒先から押し出される。噴出口についている”餅カッター”で適当な大きさにカットして手で形を整えて完成となる。この機械の弱点はテーブルに固定するための吸盤が弱い事!ハンドルを回して餅を押し出しホッパが空になるまでには4~5回吸盤を締め直す必要がある。
できあがったのがこちら。今年は鏡餅や餡入りを含む白餅を2升、エビ入りを1升、さとう餅を1升製作した。
最初は邪魔くさいので今年はもういいか・・・と思っていたのだが、餅の無い正月も少々寂しいなと思い直し少しだけだが作成するに至ったわけ。親が元気な時は相当多く作っていたものなのですがね。
高砂のKさん宅のように臼と杵で作るなんて事は今時は幼稚園のイベントの中くらいでしか見れないものかも知れません。